1話のあらすじ
風の町・風都でハードボイルドを気取る私立探偵・左翔太郎(CV.細谷佳正)。夜の埠頭で謎の美女と出会うが彼女は忽然と海に消えてしまう。事務所に戻った翔太郎は「T字路の魔女」と呼ばれる女性に金の入ったバッグを盗られたという男・坪崎忠太(CV.新垣樽助)から依頼を受ける。その魔女が埠頭で出会った美女だと確信した翔太郎は相棒の力は借りずに一人で魔女探しを始めるが……。
1話の感想
・ストーリー
「仮面ライダーW」の続編ということで仮面ライダーシリーズを見たことのない自分でも楽しめるのか少し不安でしたが、第1話のクオリティが非常に高く純粋にアニメ作品として楽しめました。
物語としてはどうやら仮面ライダーに変身できるらしい主人公・翔太郎が私立探偵をやっているという基本情報だけ押さえていればとりあえず理解できました。
魔女を自称する不思議な美女・ときめが人間離れした高速移動をしたり空を飛ぶようなアクションをしたりさらには他人をワープさせるような謎の能力を使ったり、世界観的に魔法が存在するのかまだちょっと理解が追い付いていません。が、喫茶店のお姉さんが「この町では珍しいことじゃない」と言っていたのでそういうことなんでしょう(語彙力)。
個人的に面白かったのは主人公・翔太郎のキャラクター。ハードボイルドを気取ってはいるけれど、探偵事務所所長の亜樹子にはハーフボイルドとからかわれてしまうくらいにはちょっと頼りなさげ。そんな翔太郎を支えるのが相棒のフィリップのようですが、この2人のバディ関係に期待。
・作画
キャラデザがとにかくスタイリッシュで美麗なんですが、それを見事にアニメーションに落とし込んでいて感動しました。作画が綺麗! 特にどのキャラも髪のツヤが非常に丁寧に描かれていて、特にときめさんは美女なのがしっかり伝わってくる麗しさ。丁寧に作られているのが感じられました。
冒頭で描かれた翔太郎の回想らしき過去の映像では仮面ライダーの戦いぶりが描かれ、しっかり手描きで迫力のあるアクションシーンが見られたのも満足。これは今後のアクションにも期待できそう。実写作品をアニメにしているわけですし、実写ではできないアニメならではの表現にも期待したいですね。
ところでクレジット見てたら「仮面ライダー作画監督」の下に「パトカー作画監督」ってあったんですけどパトカー作画監督ってなに?????
・声優
豪華キャストの中でも、細谷佳正さん演じる翔太郎のキャスティングがまず素晴らしかった。細谷さんと言えば最近はドスの利いたお芝居が多いですがご本人はそれとは真逆のちょっと天然入ったお方なので、気取ってはいるけどなんかしまりのない翔太郎がぴったりだなと感じました。
そんな翔太郎の相棒で内山昂輝さん演じるフィリップは今回はまだ出番が少なかったものの、共演も多いこのお二人のかけあいがとても楽しみ。なんでも2人で一つの仮面ライダーに変身するらしいので、その時は声がどうなるのかも気になりますね。声重ねるのかな。
あとはときめさんを演じる関根明良さんのお声がとても美しくて可憐で心奪われたのでこちらも今後の活躍が楽しみです。
・総評
夏アニメとしては通常の約一か月遅れでようやく始まった「風都探偵」。原作がどうやら人気らしく本作の期待値も高い中、原作未見としては十分に楽しめる第1話でした。作画の美しさと豪華な声優陣というだけで見ごたえがありますし、あとは探偵という要素にも期待したいところ。仮面ライダー要素にはまだあまり興味はないんですが、本作からその部分の魅力にも気づけたらいいなと思っております。
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