7話のあらすじ
トルフィンがアシェラッドの船に乗るようになってからおよそ10年、デンマークのスヴェン王がイングランドへ送っていた軍を夏まで休ませることにしたことで、雇われていたアシェラッド兵団は稼ぎ場を失ってしまう。冬を越すための資金集めにフランク王国へと足を運んだアシェラッドはそこで、フランク族同士の小競り合いを発見。アシェラッドはトルフィンを軍使として向かわせようとするが……。
7話の感想
第6話からおよそ10年、西暦1012年。イングランドへ襲撃を続けていたデンマークはしかし、冬の行軍はリスクが大きすぎるという理由で派兵した軍を一度休ませる命令を出します。
これによってデンマーク軍に雇われていたアシェラッド兵団は冬の間無職(?)になってしまうことに。
そこで目をつけたのがフランス(フランク王国)。フランク族同士の小競り合いを発見し、砦を守る側(土豪)ではなく包囲しているものの攻撃に失敗した側(ジャパザ)に協力を申し出ることに。
そのジャパザ軍に軍使として送られることになったトルフィン、なんと16歳にまで成長。その顔つきはもはや幼い頃の面影もなくすっかり冷たい瞳のヴァイキングに……。
そんな16歳のトルフィンを石上静香さんに代わって演じるのは上村祐翔くん。第一声が想像よりも低くてびっくりしました。これまで演じてきた中でもトップクラスの低さな気がします。しかし何度聞いても影のある少年役が恐ろしいくらい似合う。絶妙な幼さと暗さと可愛さが共存してるお声なんですよね。今回はそこから可愛さを消してる感じ。
戦場で手柄を上げれば決闘を受け入れると約束したアシェラッド、しかし10年経った今もその約束は果たされていないようでトルフィンもついに堪忍袋の緒が切れた様子。兜首を取ってこいと言われたトルフィンが砦に乗り込んで土豪軍の隊長の首を刎ねたものの川に落としてしまって焦る姿が怖いシーンなのにちょっと笑ってしまった。わずかに残っていたトルフィンの年相応のかわいらしさというか(やってることは微塵も可愛くない)。
今回は他にも珍しくちょっとコミカルなシーンが多かったですね。砦を攻める側の指揮官ジャパザを演じるのが山口勝平さんだったこともあって、特にジャパザ関連は笑えるシーンが多かったです。典型的な使えない指揮官。アシェラッドの方が間違いなく悪党なのに、報酬の半分と言いつつ財宝を全部搔っ攫ってった姿にはなぜかスカッとしてしまったw。
ところでアシェラッドの取った作戦、夜のうちに船を担いで峠を越えるってあれすごくないですか?? 船ってそんなに軽いのか、それともヴァイキングたちが全員とんでもない馬鹿力なのか。船を担いで山を登るのもとんでもないし、おそらくそのまま休みなしで戦に突っ込むのも体力底なし過ぎて恐怖ですね。あんなとんでもない作戦に対して特に不満も出てなかったところを見ると、船員たちはみんなアシェラッドのことをものすごく信頼して命を託しているんでしょうね。トルフィンにとっては父の仇でも、どうにも嫌いになれない……。
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