アニメアニメ感想

ヴィンランド・サガ #10 「ラグナロク」 感想

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10話のあらすじ

西暦1013年10月、スヴェン王からロンドン橋攻略を任された第二王子のクヌートだったが、誰とも口を利かず命令を出すこともせず、兵士たちの間には苛立ちが募り始めていた。睨みあうイングランド軍側のトルケルもまた、一向に攻撃してこないデンマーク軍に苛立ちを抱いていたが……。

10話の感想

幸せな夢を見ていたトルフィン。故郷アイスランドとは違う穏やかで自然豊かな土地の中、家族と幸せな暮らしをする夢。しかし幸せだった夢は次第に現実へと近づいていき、父・トールズから「復讐なんてもうやめろ」と言われてしまいます。もしかしたらトルフィン自身、心の底では復讐に生きる自分に対して思うところがあるのかもしれないですね。

さてアシェラッド兵団はデンマーク軍本隊とは別行動で、ロンドンから100㎞以上離れた農村を襲撃。またもや村が一個消えた……。
口喧嘩から始まった決闘で死者が出るというヴァキング恐ろしや。
そんな彼らの喧騒にうんざりのトルフィン、まだ日も昇らないうちにヴァイキングたちから離れた小高い丘の上で偶然にも1人黄昏れていたアシェラッドと二人きりに。
アシェラッドはトルフィンに、このイングランドの地にはかつてローマ人が築いたブリタニアという国があったこと、それをサクソン人(今のイングランド人)が滅ぼしたことを語って聞かせます。人が老いて死んでいくように、国も、そして世界もまた老いていくのだと。
世界は少しずつ終焉に向かい、最終戦争(ラグナロク)が近づいていると語るアシェラッド。

このラグナロクというのは北欧神話における最後の日、もしくは終末戦争のこと。現代の感覚で言ったら核戦争が起こって人類が滅びる感じですかね(わりと笑えない)。
アシェラッドは近いうちにこのラグナロクが起こるのではと考えているようです。それは自分が戦いの中で負けることを意味しているのか、それとも戦争が激化することで巻き込まれた国が滅びていくことを意味しているのか。
アシェラッドは第一印象からは遠く離れた、いろいろと考えている人なんでしょうねやっぱり。これまでだったら怒りでキレていたトルフィンも何も言わずにじっと耳を傾けていたところを見ると、何かしら伝わるものがあったのかも。
またどんな強者でもいつかは滅びていくという話は、戦鬼(トロル)と呼ばれたトールズがアシェラッドに破れ、そのアシェラッドもまた次の誰かの手(トルフィン?)によって滅ぼされていく、という因縁の流れのようなものにも感じられました。アシェラッドはたぶんこれからもトルフィンにとって敵わない相手であり続けると同時に、彼自身は常に死を身近に感じていそう。
にしてもアシェラッドは好きなんですが、デンマークの兵士をいきなり打ち首にした時はリアルに呼吸が止まりました。びっくりするから突然はやめてよ……。

というわけで重要キャラっぽいクヌート王子と、アシェラッド兵団との間にいよいよ繋がりが生まれました。クヌート奪還のために強敵トルケルと再び相まみえることになりそうなアシェラッド兵団。果たしてどう戦うのか。
ところでクヌートのお付きのラグナルを演じる浦山迅さん、神父のヴィリバルドを演じる日野聡さん、しかし肝心のクヌート王子がまだ喋らない! 一体いつ喋るんだろうとドキドキワクワクです。

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