12話のあらすじ
フランス戦第3試合、リョーマの相手は以前馬上テニスで戦ったシャルダール。高貴な血筋を持つ彼は「王子」と呼ばれ、奇しくも同い年の「王子様」対決となる。
日本代表復帰戦となったリョーマは以前よりもパワーの増したサーブを繰り出すが、シャルダールはそれをリターンエースで決める。馬上テニスで鍛えられた上半身と体幹から繰り出されるスピードボールによって、リョーマはなすすべなく追い詰められてしまう。
12話の感想
ついに我らが王子様のリョーマくんが試合に登場、しかも相手は同い年のリアル「王子様」であり、馬上テニスでの因縁もあるシャルダール。盛り上がる確率100%の組み合わせです。
前回登場した時は馬上テニスという中々にインパクトの強いプレイスタイルで驚かせてくれたシャルダールくんですが、馬に乗ってなくても楽しいことこの上なしなイイキャラしてました。
尊大で金持ちのボンボンというと跡部様とキャラ被りしそうなところを、リアル王子様であること、そしてこれまでありそうでなかったリョーマくんの恋(?)のライバルというポジションが上手い。何気に恋愛絡めてくるのめちゃくちゃ珍しいですよね、テニプリ。(リョーマくんにとっての桜乃ちゃんに対する感情は公式で明言されてないはずなので、恋愛絡んでるとも三角関係とも言えないですけども)
そんなシャルダールくん、どんな球でも、どんな態勢からでも一球で決められることから「エースの王子様」と呼ばれているそう。馬上テニスを長年していたゆえに上半身と体幹が異常に鍛えられているという説明にめちゃくちゃ納得してしまいました。
初めて見た時は「馬上テニスてwww」って笑ってたけど、冷静に考えると馬にまたがったままテニスできるのすごいよね。そりゃあいろいろ鍛えられそう。
一方のリョーマくんはサーブを全て一球で決められてしまい、一点も取れないまま1セットあっという間に落としてしまいます。リョーマくんがここまで手も足も出ない試合かなり珍しいのでは……。
しかし当然それで終わるはずもなく、平等院さんの助言(?)によって「光る球」を繰り出しシャルダールくんのラケットを突き破り一気に追いつくことに。(この時の平等院さんとリョーマくんの距離が近くて、ちょっとドキドキした)
平等院さんのは「光る球(デストラクション)」、リョーマくんのは「光る球(ホープ)」。対になってるのたまらないですね~。
そんな光る球に苦戦しつつもあっという間に打ち返すまでになったシャルダールくん、しかしそれも読んでいたリョーマくん。このまま勝てる……!? と思っていたらまさかの光る球がリョーマくんの腹に直撃。あの壁にめり込んでたやつがお腹に……ヒェエ。次回予告めっちゃ入院してたし……どうなっちゃうの。
あとさりげなく次で最終回。U17W杯編の続編をアニメ化するのかはまだ分かりませんが、このリョーマVSシャルダール戦をクライマックスにしたいがためにいろいろとすっ飛ばしてきたんですねたぶん。
今回は前回と打って変わって作画のクオリティが一気に下がってしまいましたが、それを補って余りある声優さん方の熱演素晴らしかったです。
特にシャルダール役の花江夏樹さん。某鬼狩りの主人公の影響もあって花江くんというと優しくて穏やかなキャラのイメージが強いですが、個人的にはこういった自信に溢れた俺様(?)系のキャラもとても好きです。特にシャルダールくんは演技が振り切ってて聞いてるだけでめちゃくちゃ楽しめました。
あとリョーマくんが光る球で自滅した時に、シャルダールくんがまっさきに「ルシャボウ!(リョーマくんのこと)」と呼んでて普通にめっちゃいい子やん! と惚れました。
光る球返せなくて大量のラケットに穴開けながらも、諦めることもなく苛立つこともなくキレることもなく、ただ真摯に光る球を打ち返そうとするところもかっこよかったです。いいキャラだなあ。
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コメント
まぁ、テニプリならこれまでOVAシリーズで続けてきたので、
他のアニメよりは時間が経てば続編に期待が出来ると言うのは強みですね。
他の深夜アニメなら円盤の売り上げや配信人気など最重要となってきてますが、
長寿アニメだからこそ、ルパン三世みたいな時間が経ったら
続きをやってくれると言う信頼があります。
僕的には花江夏樹さんは斉木楠雄に出てきた鳥塚の印象が強いですね。
お調子者でスケベ心隠さず、基本的に清々しいレベルのクズキャラが印象に残っているので、
爽やか系だったり聞くと?になっちゃったりします。
次回で最終回ですけど、そう考えると割りを食うのはシングルス2の試合ですね。
TVアニメは越前を主人公として見せる事をメインにしている以上、
最終回で活躍させる事は避けては通れない以上、
必然的にその後に控えているシングルス2の試合のダイジェスト化は避けられなくなりますから。
かと言ってTVアニメ最終回を越前以外の日本代表のキャラを活躍させて終わるって言うのも、
それはそれでどうなんだ?と思うところもあるので難しいところです。
個人的には続編をやる時が来たら、OVA形式に戻って欲しいとは思います。
フランスに勝てば、次はドイツ戦となりますけど、
ドイツ戦及び前日談は、TVアニメよりOVAの方が向いている内容なんです。
まず、今回の活躍が終われば越前の活躍はしばらくありません。
1話から主人公が試合で活躍できないと言うのは致命的な弱点となります。
次にフランスは曲者揃いの強豪でしたけど、ドイツ代表の本気はそれ以上、
TVアニメシリーズの作画でどうにか出来るレベルの試合じゃないんです。
最強格のボルクの本気、ドイツに行った事で成長した手塚が本格的に描かれる事、
QPの実力も解禁されますし、本戦から合流して背景キャラとして加わった追加選手のプロもいます。
それにTVアニメ故に声的な出番がカットされた問題も、
視聴する為には買ったりレンタルする前提のOVAならTVアニメ以上のキャストの増加も可能です。
ドイツ戦だけなら、TVアニメより短くても最低限の尺はOVAシリーズで撮れるのも強みです。
最低でも6話あれば多少のカットや改変の可能性はあれども、描き切る事は可能ですから。
いつもコメントありがとうございます!
続編がOVAというのはかなり可能性高そうですよね。
やはりファンとしては丁寧に描いてほしいですし。
テニプリはもはや全員が主人公レベルの人気があるので、
リョーマくんだけを特別扱いせず原作通りにアニメ化(TVアニメ、OVA問わず)してもらえたら嬉しいですね。