アニメアニメ感想

ヴィンランド・サガ #14 「暁光」 感想

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14話のあらすじ

ウェールズからデンマーク軍本隊のいるゲインズバラへと向かうため、マーシア伯領を横断していたアシェラッド兵団。しかしその道中、吹雪に見舞われ慣れない悪天候に一行は苦戦する。野営はできないと判断したアシェラッドは、近くの小さな村に目をつける。そこには敬虔なキリスト教徒の一家と、天真爛漫な少女がいた。

14話の感想

宗教も本作のテーマのひとつなのでしょうか。特にキリスト教については深く描かれることが増えてきました。
神父のヴィリヴァルドに「愛」とは何なのかを問いかけるトルグリムとアトリ。この2人は兄弟だったんですね。戦場で唯一お互いに背中を預けられる相手だと語る兄弟はそれが「愛」なのかと問いますが、ヴィリヴァルドはそれを肯定せず。
彼にとっての「愛」とはいわゆる博愛的なものなんでしょうか。この時代には中々理解が難しかったであろう考え方ですよね、きっと。だからこそ、キリスト教は爆発的に広まったのでしょうか。時代が地獄だったから。

小さな村に住む少女アンとその家族のキリスト教との繋がりも印象的でした。
食事の前にお祈りすること、悪いことをしてはいけないこと、それらは全て天に召された時天国へと行くため。悪いことをすれば地獄に行くと信じていた少女は、お金がないのにも関わらず市場へ赴いて、そこで指輪をひとつ盗んでしまったことからひとり苦悩することに。盗みという悪い行いをしてしまった自分は家族とは違い地獄へ行くのかもしれない、でも美しい指輪を手放すこともできない、そんな少女が最終的に辿った結末に衝撃を受けました。
アシェラッドたちの襲撃を逃れただ一人生き残った彼女は、神の鉄槌もおそれずに悪行を働く彼らを見て「ドキドキしている」と表現していました。指輪を盗んだ時のようなドキドキ。それは一体どういう意味での「ドキドキ」だったんでしょうか。

今回本当に恐ろしくて正直見たくないなあと思いながら見てたんですが、演出は素晴らしかったです。作画もものすごいハイクオリティで、映像美が見応えありました。
シンプルにあの一家が正義で、アシェラッドたちを悪とも表現できたと思いますが、あくまでも公平な視点から描かれているようにも感じました。あの時代に、本当にこういった事件が起こっていたとしても、1000年後を生きてる我々がその行為を悪だと決めつけることはできないと思うので。
とは言っても……この時代に生まれなくてよかったなあ。

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