3話のあらすじ
死闘を続けるイオのフルアーマー・ガンダムとダリルのサイコ・ザク。ついにダリルを追い詰めたかに見えたイオだったが戦いは相打ちで終わる。ジオン軍の捕虜となったイオはそこで初めてダリルと対面するが……。
3話の感想
この第3話はだいぶ駆け足だったような気がしますね……。初見だと正直イマイチ話についていけませんでしたが、それでもこのアニメの根本的なテーマはビシバシと伝わってきました。
とにかく全編通して戦争に対する狂気がこれでもかと描かれていて、特に印象的なのはこの第3話で死にゆく兵士が放った「連邦もジオンも滅んじまえ!」というセリフ。別の兵士の「こんな作戦考えた野郎は死んじまえ!」も強烈。
最前線で戦う兵士たちにとっては勝ち負けや正義なんかの以前にみんなこんな気持ちなんでしょうね……。
特に「連邦もジオンも~」というセリフは、相手陣営を憎むキャラが多い印象だったガンダムでは結構珍しいように感じられました。正直こういう描き方の方が好みです。戦争なんてやるもんじゃないよ……。
あとなんと言っても一番ショッキングだったのが自爆しようとしていた連邦のカーラたちが、モビルスーツのビームサーベルに直接焼かれて体も残らないシーン。ショッキングすぎて言葉を失いました。まだこんな残酷な殺し方あったんだ……知りたくなかった……。
命は助かったものの目の前でその光景を見てしまったカーラは精神崩壊。ダリルと再会した頃にはまるで赤ちゃんのようにただ笑いをこぼすのみ。狂気しかない。
とにかく戦争の狂気・狂気・狂気でよくぞ今回これを夕方に放送したなといろんな意味で感動しました。自分がこどもの頃にうっかりこんなもの見てしまったらトラウマどころの騒ぎではなかったかもしれませんが、ただ過激なだけでなく伝えたいメッセージがはっきりとしている名作でした。
作画に関してはもちろん超クオリティですし、声優も豪華。過激な内容に反して作中で使用される音楽がどれもこれもオシャレなのも頭がおかしくなりそうで最高でした。
ただこのTVエディションに関してはさすがに内容が駆け足だったのがちょっと残念ですが、続きもいつか放送してほしいです。
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