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【アニメ感想】ツルネ―つながりの一射― 第十二話 「繋がりの一射」

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12話のあらすじ

全国大会準々決勝、風舞と桐先は再び同じ舞台に立つ。ほどよい緊張感の中、2校は試合前に言葉を交わし合う。
静寂の中始まった試合は意外にも風舞が一歩リードして進んでいくが……。

12話の感想

開始1秒であまりの美しさに言葉を失いました。
母の服の上で静かに横たわる幼き日の湊。事故で負った腹の傷が痛むのか手で押さえる仕草はあれど、泣くこともなくただじっとどこか一点を見つめるその瞳が本当に美しい。

出典:「ツルネ―つながりの一射―」公式サイトより

母の死後、湊は母と同じ弓道をやるために桐先へ行くことを決めました。湊が弓を始めるきっかけになったのは「美しい弦音を響かせたい」からでしたが、もしかしたらこの時は弓道をやることで母と繋がっていたいと思ったのかもしれませんね。
第2期のタイトルでありこの第12話のサブタイトルにもなっている「繋がりの一射」という言葉。第2期の大きなテーマである「息合い」にかけて、風舞5人の繋がりをイメージしているのかと思っていましたが、湊にとって弓を引くことで母や愁、風舞のみんなと繋がれるという思いもあるのかもしれません。

この第12話では準々決勝の風舞対桐先の試合とともに、主に湊と愁の回想が挟まれる形で描かれます。
幼き日の湊と愁の出会いは湊にとってだけでなく、愁にとっても大きな影響を与えていたことが伝わってきました。愁にとって湊は初めての友達であり、ライバルであり、そして親友でもあった。
そして県大会決勝に続き、この全国大会準々決勝でも2人は大舞台で再び戦うことに。

そんな2人の対決も素晴らしいですが、今回はなんと言っても「弓道」そのものを全面に押し出した演出がとても美しかった。
風舞・桐先10人の射をほぼ全て描いており、一射ごとのそれぞれの表情だけで進行し、セリフは回想シーン以外ではほとんどないというリアルさ。みんなただ弓を引いて、その結果に感情をあらわにしたりしなかったり。
セリフがなく大きな山場もなくただ淡々とキャラクターたちが弓を引くだけの脚本は下手をすれば退屈にも感じるし視聴者を飽きさせることもあります。
しかし各キャラクターの一射ごとの繊細な表情とそれを見事に表現する京アニさんの美麗な作画、弓を引く時の弓のしなりや軋む音・的に当たった時の音など心地よい効果音、緊張感を出す場面では無音・心に訴えかけるシーンでは派手ではないものの美しいBGM。アニメーションの素晴らしさが全部詰まったような本当に美しい映像作品でした。
最後の一射の直前、湊が心の中で「ずっとこの時間が続けばいいのに」と言っていたけれど、見ている方も同じことを思いました。ずっと見てられる。

試合という以上そこには勝ち負けが絶対に生まれるのだけど、弓道ならではの自分の射を突き詰めることの美しさが今回はより感じられた気がします。
最後の湊の射は結果的には外れてしまったものの美しかったですし。その美しさと自分の射を維持しながらも、当てに来るというのがやはり桐先の凄さなのかもしれません。

次でいよいよ最終回ですが本当に寂しい。ずっと湊たちを見ていたい。
こんなに美しいアニメーションを作ってくださって改めて京アニさんに感謝……。

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※本ページの情報は2023年1月時点のものです。
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