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【アニメ感想】ヴィンランド・サガ SEASON2 第21話 「#21 勇気」

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21話のあらすじ

戦場から逃げ出したオルマルは農場に戻ってくるが、そこで数多くの死傷者が苦しんでいる様を見て恐怖に慄く。
ケティル一族の投降を条件とした降伏勧告を受けた農場側はトールギルとケティルの妻が戦争の継続を望むが、スヴェルケルは意識のないケティルの代わりに後継者のオルマルに決定権を委ねると言い出し……。

21話の感想

農場側に多くの死傷者を出したことで一度は休戦となったクヌート軍との戦争。
ケティル一族の投降を条件に二度目の降伏勧告を受けた農場側はしかし、好戦的なトールギルと土地を失いたくないケティルの妻は戦争の継続を望みます。それに対して戦争を続けるなら付き合うと言いつつも浮かない表情の蛇。トールギルは20人もいれば王の首を取れると自信満々ですが、蛇は今度こそ全滅すると思っているのでしょうね。
しかし戦争継続の是非を決めるのはトールギルではなく農場の主であるケティル。ただ意識不明のケティルに現状判断能力はなく、スヴェルケルさんは後継者であるオルマルに決定権を委ねると言います。

トールギルに連れられるも恐怖から戦場を逃げ出していたオルマル。戻って来た農場では数々の死傷者たちがうめき声をあげる地獄のような光景。戦に出たいとイキがっていたオルマルはようやく戦場が地獄であることを思い知るはめに……。
元はと言えばオルマルが調子に乗ってデンマーク軍の兵士に喧嘩を売ったばかりに、クヌートが農場を接収するきっかけを作ってしまったわけですが、本当の戦争を知ったことで大きく成長。
「人が死ぬのも、自分が死ぬのも怖い」と本音を吐露したオルマルに思わず拍手しそうになりました。
この時代、戦って死ぬのが名誉だとされるノルドの男が「死ぬのが怖い」と言えるのに一体どれだけの勇気がいったことか。
「黙って笑われる勇気がなかった」という言葉もあまりにも深い。笑われる勇気……現代にも通じる名言。
「名誉は命よりも重い」というトールギルをはっきりと否定し、「降伏する。笑うなら笑えよ」と初めて言い返したオルマルにも感動しました。かっこいいよオルマル。
そして「俺は笑わない」と背中を押した蛇もかっこよすぎる……。

今回はそんなオルマルの成長を演じきった林勇さんがMVPでしたね。死傷者たちを見て怯え慄きむせび泣く姿も、「死ぬのが怖い」と本音を吐露した姿も、等身大のお芝居にぐっときました。本当に泣いてるのかなってくらいリアリティがありました。
その後の「笑うなら笑えよ」の男になったオルマルの声がまたかっこいい。情けない少年だったオルマルが降伏する勇気を持つ大人の男になるまでの変化が本当に素晴らしかったですね。

一方のトルフィン。クヌートに会うため単身乗り込むも、ヨーム戦士団に囲まれ100発殴られても耐えられたら勝ちというえぐい賭けに乗ることに。想像するだけで恐ろしい賭けですが、「殴られるのにもコツがある」「俺は殴られ慣れてる」というトルフィンがかっこいい。決して殴り返さない、これも勇気ですね。

しかしトルフィンが会いに来たと知って驚くも会わないことを選択したクヌート。思わず、会ってやってよぉと泣きたくなりました。すぐそこにいるのに……!
なぜ会わないという選択をしたんだろう。クヌートの中では一番尖ってた頃のトルフィンしか記憶にないはずなので、話が通じないと思ったのかな。
それでも次回には2人の再会が叶うようですが、今のトルフィンを見たらクヌートきっと驚くだろうなあ。驚いてほしい。楽しみです。

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※本ページの情報は2023年1月時点のものです。
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