※2/20リンク追記しました。
久々更新のオススメ声優紹介シリーズ、第5弾はこの人!
内山昂輝
うっちーの愛称で親しまれる内山昂輝さん。唯一無二の独特な声と高い演技力で今も昔も引っ張りだこな人気声優さんです。
プロフィール
1990年8月16日生まれ。
出身地は埼玉県。
3歳から劇団ひまわりに所属し子役としてテレビドラマなどに出演していました。
声優としてのデビューは2001年で、デビュー作は映画「A.I.」の吹き替えです。
声の特徴
どこか影のある少年役を演じることが多い内山さん。他者を拒むような内気な少年役のイメージが強いですが、明るい役や爽やかな役も年々増えており、また悪役の印象もかなり強くなってきました。
もっとも得意とするところとしては「ピンポン THE ANIMATION」のスマイルや、「ハイキュー!!」の月島蛍など、ローテンションでボソボソと呟くような声が印象的です。個人的にはこの声が大好きで、特にイヤホンなどでしっかり聞くととても心地よい声を体感できてオススメです。
一方で快活ないわゆる主人公タイプも多く演じており「ソウルイーター」のソウル=イーターや、「絶園のテンペスト」の滝川吉野、「ニセコイ」の一条楽などが有名です。その他にも「つり球」の宇佐美夏樹や「ユーリ!!! on ICE」のユーリ・プリセツキー、「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」のベネディクト・ブルーなど、ちょっとツンデレめいた役も多く、かっこよさと可愛らしさを兼ねたお芝居も魅力的。
さらには2013年に演じた「HUNTER×HUNTER」のメルエム役以降には悪役を演じる機会も多くなりました。特に有名なのが「僕のヒーローアカデミア」の死柄木弔と「鬼滅の刃」の累。どちらも悪役ながら複雑な生い立ちを持つ憎み切れないキャラクターです。
どこか影のあるキャラクターが多いですが、演じる役幅は非常に広い声優さんです。ちなみにご本人も人見知りな一面があるようで借りてきた猫みたいに大人しい時もありますが、仲が良い声優さんと一緒だとめちゃくちゃテンションの高い姿も見られて、そういったところがお芝居にも表れているのかもしれません。(テンション高いうっちーも大人しいうっちーも好きです)
オススメのキャラクター
月島蛍(ハイキュー!!)
個人的に最もうっちーらしいなと感じたキャラクターがツッキーこと月島蛍です。皮肉屋で毒舌家、捻くれた考え方と努力を嫌うクールな性格。初期はかなり嫌な奴として登場しますが、実は過去にトラウマを抱えていたことが判明し、次第に嫌な奴から性格悪いけどかっこいいキャラになり人気も高くなっていきました。
人を煽る馬鹿にしたような言い方もたまりませんが、時折冷めたようにぼそっと呟く一言がクセになります。常にテンションが一定で、スポーツアニメながら声を張るシーンはほぼありませんが、唯一叫ぶシーンでそれまでの静けさとのギャップを生み出して視聴者に衝撃を与えました。ちなみにその回(第3期4話『月の輪』)はファンが選ぶベストエピソード第1位にも選ばれた神回です。
↓Amazonプライム会員なら無料で見られます!(2021年2月現在)
スマイル/月本誠(ピンポン THE ANIMATION)
原作の絵をそのまま再現したことが原作ファンからも高く評価された「ピンポン THE ANIMATION」。特徴的な絵柄は人を選びますが、スポーツアニメ不朽の名作です。
スマイルはそのあだ名とは裏腹に感情表現が苦手で無表情な少年。ロボットと揶揄される一方、いじめから助けてくれた主人公ペコに憧れ、彼の通う卓球場に通い始めたことから卓球を始めます。
冷めた性格で「卓球なんて死ぬまでの暇つぶし」なんて言いながらも、内には熱い思いと才能を秘めています。
この作品、とにかく内山さんの声が史上最高に心地いい。抑揚がなく淡々と語られる声はとても耳馴染みが良く、その声を聞いているだけで胸がいっぱいになるほどです。とにかく一度でいいから聞いてみてほしい! うっちー好きなら必聴間違いなしの作品です。
死柄木弔(僕のヒーローアカデミア)
内山さんが演じる悪役の中でも今最も知名度が高いのがこの死柄木でしょうか。ヒロアカ初期から登場し、主人公デクたちに立ちはだかり続ける強敵です。
顔や上半身に無数の手を張り付かせたその異様な見た目がインパクト大のキャラクター。内山さんの演じたキャラクターの中でも特に強烈で、そのお芝居も非常に特徴的です。心地よい地声からはかなりかけ離れた悪意を前面に押し出したかのような声が印象的で、その見た目も相まって気味悪さが素晴らしい。
また無感情な声から子どものように感情を剥き出しにするなど感情表現も豊かで、間違いなく他では聞けないうっちーが聞けます。
↓Amazonプライム会員なら無料で見られます!(2021年2月現在)
狗巻棘(呪術廻戦)
ありそうでなかったこういうキャラ! と感動したのが「呪術廻戦」の狗巻先輩。うっちーらしいのに新しいと感じたキャラクターです。
自分の喋ったことが現実に起きてしまうという能力(例えば「動くな」と発言すると相手を動けなくさせられる)を持っているため、普段は意図せず他人を呪わないよう「しゃけ」や「おかか」などおにぎりの具でしか喋らないという非常に変わったキャラクター。そのためアニメでうっちーが発する言葉はほぼ「しゃけ」か「おかか」か「つなまよ」だけです。口数の少ないキャラは難しいと言いますが、おにぎりの具だけで感情を表すのは相当な難易度なんじゃないでしょうか。
しかしひとたび戦闘になればものすごくかっこいい声で「動くな!」などが聞けるので、普段の可愛らしさとのギャップで見事にやられました。この破壊力はぜひ聞いてみてほしいです……!
↓Amazonプライム会員なら無料で見られます!(2021年2月現在)
他にもこんなキャラクター
ソウル=イーター(ソウル・イーター)
TVアニメ初主演。今となっては珍しい不良(?)という役どころ。
浅羽悠太(君と僕。)
無表情で淡々としたザ・うっちー。木村良平さんと双子役。
宇佐美夏樹(つり球)
黒髪黒ぶちメガネの通称「釣り王子」。ぶっきらぼうだけど面倒見はいいツンデレ。妹(CV.小倉唯)を溺愛するお兄ちゃん。
メルエム(HUNTER×HUNTER)
H×Hを代表する敵キャラに抜擢され話題に。冷酷な王でありながら人間の少女コムギ(CV.遠藤綾)と出会ったことで価値観が変化していく。
ユーリ・プリセツキー(ユーリ!!! on ICE)
美少年フィギュアスケーターだが中身は態度のでかいヤンキー。線の細さがうっちーにぴったり。
ルツ/ユリシィ(魔法使いの嫁)
元々は犬。飼い主の死後も墓を守り続けていたところ、主人公チセ(CV.種崎敦美)と出会う。黒い犬の姿だったり、人間の青年の姿にもなれる。
ベネディクト・ブルー(ヴァイオレット・エヴァーガーデン)
ハイヒールブーツが印象的な金髪碧眼の青年。口は悪いけど面倒見はいい。
桐嶋郁弥(Free!)
無口でクール。兄の夏也を演じたのは野島健児さん。
神童/杉山高志(風が強く吹いている)
穏やかで協調性があり他人を優先できる優しさを持つ。とにかくいい人なうっちーを聞きたい人にオススメ。
久慈悠(さらざんまい)
ぶっきらぼうで近寄り難い少年。いろんな意味で悪い兄(CV.津田健次郎)を慕う弟役。
ウルガー・ツヴァイク(彼方のアストラ)
皮肉屋で「うるさい黙れ」が口癖。唯一慕っていた兄(CV.松風雅也)を亡くしている。
累(鬼滅の刃)
家族の絆に憧れ、他の鬼たちに無理やり家族ごっこを強いる。残酷ながら、切ない最期が印象的。
ギン(蛍火の杜へ)
面をつけた銀髪の少年。人に触れられると消えてしまう存在。人間の女の子蛍(CV.佐倉綾音)と出会い仲良くなるが……。名作なので本当にオススメ。
坂上拓実/玉子の妖精(心が叫びたがってるんだ)
物静かで冷めた性格の男子高校生と、玉子の姿をした妖精の一人二役。全然違うお芝居が聞けるのでオススメ。
まとめ
まとめてみて気づきましたが、弟役めちゃくちゃ多いですね(「ハイキュー!!」の月島も、兄(CV.櫻井孝宏)が登場する)。そのためか兄との確執があるキャラクターも多いようです。いろんな声優さんとの兄弟役を楽しんでみるのもいいですね。
コメント