アニメアニメ感想

【アニメ感想】青のオーケストラ 第19話 「君として」

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19話のあらすじ

夜の公園に佐伯を呼び出した青野。あの夜、佐伯が打ち明けた事実をまだ許せないと語る青野に佐伯は謝罪を繰り返す。そんな佐伯の態度に青野は苛立ちをぶつけ、佐伯との演奏が楽しかったことやその実力を妬んでいたことを告白する。「佐伯直」としての本音を聞かせてほしいと言われた佐伯は……。

19話の感想

長かった青野くんと佐伯くんのすれ違いと衝突、そのクライマックスの舞台は人気のない夜の公園。
あの日青野くんが衝撃的な真実を知ってしまった日と同じ夜、でも違うのはあの時は佐伯くんから、今回は青野くんから向き合いにいったこと。

青野くんが父の不倫でヴァイオリンを捨て、母を傷つけた父を憎むようになって深く思い悩んでいたように、佐伯くんもまた苦しみ続けていたことを告白しました。
それは母が不倫相手だったからではなく、自分の存在が遠く離れた兄弟を苦しめてしまったから。
彼自身には何の罪もないのに、「生まれてきてごめん」と生まれてきたことそのものを罪だと思わせてしまった青野龍仁が憎い……。
青野くんと出会ってからこの時までずっと、心の中で「生まれてきてごめん」と自責の念を抱き続けていたのかと思うとあまりにもしんどい。
でもきっと青野くんの「青野龍仁の息子としてではなく、佐伯直として俺の前に立って話せ」という言葉にきっと救われたんじゃないでしょうか。

出典:アニメ「青のオーケストラ」公式サイトより

今回本当に千葉翔也さんと土屋神葉さんのお芝居が素晴らしくて心震えました。
青野くんの内に秘めたもどかしさややるせない、言葉にできないもやもや、激情。それらが胸につっかえて上手く話せないけど止まらない、そんなお芝居が本当に素晴らしかった。
でもたぶんそれは神葉くんが隣にいて、佐伯くんのただ「ごめん」としか言わないもどかしさがあったからこそのお芝居だったんだろうなとすごく感じました。
喧嘩のお芝居って個人的に一番声優さんのかけあいの熱量を感じられるので聞き応えあって大好きです。
あと、ちばしょーは思春期や大人になりきれない少年のもどかしさみたいな、上手く言葉にできないけどなんかやだみたいな表現がめちゃくちゃ上手いですよね。生々しさがある。
仲直りした後の、佐伯くんの「もうどーでもいい」ってセリフも素晴らしかった。本当に吹っ切れたんだなあって声から伝わってきて。
2人のアオハル感が最高でした!

そして一夜明けて無事に部活に戻って来た青野くん。先輩たちや先生の温かい雰囲気に癒されました。いい部活だなあ。
復帰して最初の合奏練習の楽曲は、ドヴォルザークの交響曲第9番「新世界より」第4楽章。クラシックに疎くてもイントロでこの曲かと分かるほど有名な曲ですが、ドヴォルザークがどんな思いで作った楽曲なのか知るとまた違った印象を受けますね。
個人的には、お互いの本音をぶつけ合って和解した青野くんと佐伯くんが新たなステージに入ったことをイメージしたような、2人にとっての「新世界」のようにも感じられて感動でした。
本音を語り合ったからこそ、本当のライバル関係になった2人のこれからに期待!

出典:アニメ『青のオーケストラ』公式(@aooke_anime)より
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※本ページの情報は2023年4月時点のものです。
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