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【アニメ感想】青のオーケストラ 第22話 「贈る言葉」

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22話のあらすじ

ついに迎えた定期演奏会当日。部員たちは自らの手で楽器や機材を会場へと搬入していく。青野や佐伯ら1年生にとっては初めての重労働、3年生にとっては最後の重労働。

一方、観客として母校を訪れた武田先生は偶然青野の母と再会し、かつて指揮者の鮎川先生と共に過ごした高校時代について語りだす。

22話の感想

ついに定期演奏会の日を迎えることになった海幕高校オーケストラ部。青野たち1年生にとっては最初の定演、2年生にとっては2度目の定演、3年生にとっては最後の定演。学年によって今回の定演に対する思いが少しずつ異なっていることが丁寧に描かれました。
定期演奏会は会場に楽器や機材を搬入するところからスタート。トラックで運搬してくれるのは業者さんですが、実際に会場まで運ぶのは部員たちの仕事なんですね。慣れた様子で軽々と運んでいく2、3年生に対して重い荷物にバテバテの青野くんと佐伯くん。
さらには3年生たちの「去年まではただ大変なだけだったのにね」とどこか寂し気な表情もあって、こんなところにも3年生と1年生に違いが。どんなに大変な作業でも、これが最後だと思うと途端にちょっと寂しくなることあるよね……。

一方その頃、開演を待つお客さんの中には青野くんと律ちゃんの中学時代の恩師である武田先生と、すっかり元気になった青野くんのお母さんの姿が。
久々に再会した2人、話は武田先生の学生の時代の話に。
実は中学までは柔道部だったという武田先生。そこそこの実力もあったのに高校推薦のかかった大事な試合で負けたことで柔道を辞めてしまったのだとか。そして高校でオケ部に出会い、そこで鮎川先生とも知り合い仲良くなったことでいろいろと影響を受けたようです。
体育教師の武田先生がなぜ高校時代オケ部に入っていたのか、そして中学時代くすぶっていた青野くんと律ちゃんになぜあそこまで寄り添えたのか。その理由がすごく腑に落ちました。失敗も挫折も、そこからまた這い上がる経験もあったからこそ、だったんですね。本当にいい先生。

そして本番前の舞台裏では、部員全員が集まってコンマスの原田先輩と部長の立石先輩からそれぞれ部員たちと鮎川先生にお言葉。
印象的だったのはやはり原田先輩。いつも笑顔で爽やかで、誰に対しても優しく優等生な原田先輩。けれどこの最後の舞台で、初めて本音を吐露しました。

出典:アニメ「青のオーケストラ」公式サイトより

練習は楽しいばかりではなくて、勉強との両立も難しい。おまけに3年生たちはクセ者揃いでまとめるのも大変。みんなの前ではそんな本音を隠して優等生を演じていただけ。そんな原田先輩の素顔を初めて知れてぐっときました。3年生パートリーダーたちとの絆がまたいいですね。
立石部長の鮎川先生への「先生を嫌いになりそうでした」という発言も胸にくるものがありました。妥協を許さない厳しい先生ではありますが、確かにあれだけ部員がいてその一人一人を見て指導しているのかと思うと尊敬に値しますね。でも「嫌いになりそうだった」と言いつつ、心からの感謝を部員たちが言えるということはちゃんと先生の気持ちが伝わっていたんだなと、その関係性にもまた感動。

今回は定期演奏会当日の、演奏本番までの部員たちと彼らを見守る保護者側の思いが丁寧に描かれました。早く演奏が見たい聞きたいという気持ちと、たっぷり焦らされて演奏がより楽しみになったという気持ちにもなりました。盛り上げ方が上手いですね。
これぞ部活、これぞ青春! 学園ドラマであり部活アニメらしい切なくも美しいアオハルな回でした。次回は1話丸々演奏会、かな?

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※本ページの情報は2023年4月時点のものです。
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