38話のあらすじ
偽夏油が呼び出した特級特定疾病呪霊「疱瘡神」の領域展開によって閉じ込められた冥冥と憂憂。領域の必中効果を冷静に分析しながら戦う冥冥はとある策のために「私のために死んでくれるかい?」と憂憂に訊ねるが……。
一方、七海は渋谷駅地下で直毘人・真希と合流していた。しかしそこで能力未知数な新たな呪霊と遭遇してしまう。
38話の感想
まずは冒頭、特級特定疾病呪霊の「疱瘡神」の領域展開によって閉じ込められてしまった冥冥と憂憂の戦い。
”特級”とついているだけあり、さらにいきなり領域展開された時点でかなりピンチのはずなのですが、常に余裕な冥さんと姉様のことしか見えていない憂憂の美しい姉弟愛コントのせいでなぜか安心して見ていられますね。
冥さんの術式「黒鳥操術」はただシンプルにカラスを操るだけなので戦闘には向いてないように見えますが、憂憂という相棒がいれば領域内に閉じ込められてもほぼ無傷で勝てるのがめちゃくちゃ出来る女感あって本当にかっこいい。
「神風」はカラスに自死を強制させる術なので動物好きにはちょっと見ていて辛いものがありますが……。カラスたちも憂憂と同じく冥さんのためなら死も怖くないって感じなんでしょうか。
さて一方の直毘人と真希さん、と合流した七海の3人。
渋谷駅地下へと入った3人はそこで頭がタコのような呪霊・陀艮に遭遇。初登場時は呪胎と呼ばれる未熟な姿でしたが直毘人たちと交戦した直後に脱皮するように新たな姿へと変貌を遂げました。
ちなみに成長した後の陀艮は三宅健太さんが演じていますが、呪胎時の姿ではなんと硝子役の遠藤綾さんが声を当てられていたようです。気づかなかった……。
陀艮との戦いで初めて術式を披露した直毘人は齢70歳にして現役の呪術師であり禪院家当主という激つよ爺。強い爺役と言えばの中田譲治さんが演じていることもあって、渋さとお茶目さと強さが絶妙なキャラに仕上がってますね。
直毘人の使用する術式「投射呪法」は自身の視界を画角とし1秒を24分割、あらかじめ画角内で作った動きをトレースするという能力。直毘人が掌で触れたものにも発動し、動きをトレースできなければ1秒間フリーズするという能力を利用して陀艮を圧倒しました。
この術式はアニメーションの作り方にも似ているので、アニメだからこそより動きが分かりやすくなっていて面白かったですね。特に実際の原画やコンテを模した演出もあって現実と虚構の境界線が曖昧になっているのがまたアニメならではで面白い。
また陀艮が領域展開した後は、真希さんと直毘人、そして乱入してきた伏黒くんという禪院家が揃い踏みという形になるのも楽しい。そしてさらには一時的に復活した甚爾も参戦。
SNS上では「禪院集合」なんてネタにされてて笑いました。ナナミンが「集合」とか言うから……。
それはともかくこの陀艮戦、最年長70歳の直毘人が一番強い・4級かつ肉眼で呪霊が見えない真希さんを大人2人がフォローしながら戦う・伏黒くんがヒーローのように登場・お荷物には留まらない真希さん・たぶん共闘したことないのに七海の「2人とも、集合!」だけで意図が伝わる、など個人的に好きポイントが詰まっててめちゃくちゃ楽しかったですね。
あと真希さんが七海のこととさん付けで呼ぶのも好きです。作中登場する大人キャラの中で七海が一番慕われてるんでない……?
動画配信
見放題配信
Amazon Prime Video dアニメストア for Prime Video アニメタイムズdアニメストア ニコニコ支店 アニメ放題 FOD バンダイチャンネル J:COMオンデマンドメガパック Lemino milplus Netflix ディズニープラス TELASA WOWOWオンデマンド スマートパスプレミアム ふらっと動画
※本ページの情報は2023年7月時点のものです。
最新の配信状況は各配信サイトにてご確認ください。
関連商品
アニメ「渋谷事変」は原作9巻第79話から↓
コメント