アニメアニメ感想

【アニメ感想】呪術廻戦 渋谷事変(第2期) 第42話 「理非」

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42話のあらすじ

漏瑚に半身を焼かれ瀕死の七海は朦朧としながらも渋谷駅の地下を目指し歩いていた。駅構内に群がる大量の改造人間を無心で祓い続ける七海の前に真人が現れる。
一方、宿儺によってもたらされた渋谷の惨状に絶望しながらも再び立ち上がった虎杖は渋谷の地下で七海と真人に遭遇し……。

42話の感想

宿儺が破壊し尽くした渋谷の町、美々子や菜々子だけなく巻き込まれた一般人たちをも虐殺したという事実に苛まれる虎杖くん。
祖父の遺言でもある「お前は人を助けろ」という言葉とは真逆の現実。罪を犯したのは宿儺だったとしても、宿儺の指を飲み込み受肉させてしまったのは虎杖くんなわけで……。
それでも何とか立ち上がれたのは伏黒くんの言葉があったからこそ、でした。
しかし、これ以降も虎杖くんの心をへし折る絶望が続きます。

直毘人さんと真希さん、伏黒くんと共に陀艮戦を生き延びた七海。しかし突如現れた漏瑚によって半身を焼かれ瀕死。同じように漏瑚に焼かれた直毘人さんと真希さんはどうなったのか分からないまま、一人朦朧としながら渋谷の町を徘徊していた七海。彼の足は自然と渋谷駅の地下へ……。
「疲れた」「もう充分やった」と言いながらも無意識に改造人間を祓い、無意識に五条先生の封印されている渋谷駅の地下を目指す。
彼は「何のために戻って来たのか分からない」と自分を卑下していたけれど、その責任感の強さこそが戻ってきてしまった理由なんだろうなと。こんな最期になるのなら、戻ってきてほしくはなかったけれど、やりがいを求めて戻ってきてしまったところにこそ七海の良さが全て詰まっている気がします。
原作では描かれなかった、南国の海辺で穏やかな表情を浮かべる七海の姿。現実ではグロテスクな姿で血を流しながら最後の最後まで戦い続けていたという演出が、あまりにも残酷で辛い。

出典:TVアニメ「呪術廻戦」公式サイトより

最期、七海の前に現れた今は亡き同期・灰原くんは何も言わずにとある方向を指差します。彼が正確には何を指差したのか、何を伝えたかったのかはきっと七海にも本当のことは分からなかったと思いますが、七海には「虎杖くんに最期の言葉を伝えろ」と聞こえたようです。
その言葉を遺せば虎杖くんにとって“呪い”になると理解していながらも、最後にはふっと安心した表情になって「あとは頼みます」と言い遺した七海。
もしかして灰原くんも死の間際に何かを言い遺してそれが七海にとっての“呪い”になっていたのかなとか、それでも言わざるを得なかったのかなとか原作を読んだ時には思ったんですが、アニメのあの演出を見たら、七海にとって虎杖くんは守るべき子どもではなく頼れる一人前の呪術師になったから“呪い”ではなく希望を託したのかなと思えました。

もはや因縁の敵となった真人との戦い。真人にとっては術式なしで直接ダメージを与えてくる虎杖くんは天敵、虎杖くんにとっては改造された人間を使ってくる真人の卑劣さが天敵。
虎杖VS真人の戦いはいつもながらアニメーション的な面白さが盛りだくさんで、おかげで少しショックを忘れて楽しむことができました。この辺りの戦闘シーンはほぼほぼアニメオリジナルで面白かったですね。改造人間の壁に圧し潰されそうになったり、回転するギロチンが襲ってきたり、エレベーターの中での戦いとかアイデア満載。
あとこの回だけに限ったことではありませんが、原作に比べてかなりナレーションやモノローグが削られているのも印象的です。文字よりも動きや表情で情報を伝えようとしていることが分かりますね。原作通りにセリフを入れていたらもっとテンポが悪くなっていたかもしれない。

虎杖VS真人が地下で行われている一方、実はこの少し前に真人が2体に分裂していたことが明らかになります。漏瑚よりも早く虎杖くんを見つけようとしたがためですね。
その結果、地上で負傷した新田ちゃんと別行動をしていたらしい野薔薇ちゃんと遭遇。
こうして虎杖くんと野薔薇ちゃんは、真人が2体に分裂しているとは知らずに別の場所でそれぞれ真人と戦うことに……。

出典:TVアニメ「呪術廻戦」公式サイトより
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※本ページの情報は2023年7月時点のものです。
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アニメ「渋谷事変」は原作9巻第79話から↓

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