少し懐かしいアニメをレビューするこのシリーズ。あまり知られていない隠れた名作や、最近アニメを見始めた人にもぜひ見てほしいオススメアニメなどを取り上げていく予定です♪
ちなみに前回の記事はこちら↓
そして今回レビューするのは2003年に放送されたTVアニメ「鋼の錬金術師」です。
「鋼の錬金術師」とは?
「鋼の錬金術師」は2001年から2010年まで月刊少年ガンガンにて連載されていた漫画が原作のTVアニメ。
錬金術が存在する架空の世界を舞台にしたダークファンタジー作品。主人公が片足を失うところから物語が始まるなどショッキングでハードな描写がある一方で、ギャグとシリアスのバランスが秀逸で雰囲気が暗くなりすぎない絶妙な世界観が魅力。
TVアニメが放送開始するとさらに人気は高まり月刊少年ガンガンの知名度と発行部数も右肩上がりになり、原作最終回が掲載された時にはあまりの人気ぶりに売り切れが続出、2ヶ月後に全く同じ内容の最終話が再び掲載されるという異例の事態となりました。
原作者は「銀の匙Silver Spoon」や「アルスラーン戦記」(作画担当)などで知られる荒川弘先生。ペンネームや作風から男性と思われがちですがれっきとした女性。
画力の高さとメリハリの利いたシリアスとギャグのバランス感覚が絶妙な漫画家さんです。
原作とTVアニメ「鋼の錬金術師」と「鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST」の違い
実は鋼の錬金術師(ハガレン)は2回TVアニメ化されています。
当記事で紹介するのが2003年に初めてアニメ化された「鋼の錬金術師」(以下「初代」と表記)で、その後2009年に「鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST」(以下「FA」と表記)というタイトルで再びアニメ化されました。
2作品の違いは端的に言うと原作通りか否か。
2003年に放送された初代は原作がまだ完結していなかったことと、荒川先生から原作通りにやらなくていいという発言があったことから、原作とは違ったアニメオリジナルの要素が多く含まれています。主要な登場人物や序盤の展開は概ね原作通りですが、特に中盤からは完全オリジナルの展開となり黒幕の正体や結末も原作とは全く異なります。
一方2009年に放送されたFAは一部原作からカットされたエピソードはあれど、ほぼ完全に原作通りにアニメ化された内容。ただしアニメ第1話は完全オリジナルストーリーであり、また序盤のエピソードがいくつかカットされているため後々の展開と辻褄を合わせるためにオリジナル展開が追加されたりはしています。
また両作品とも、主人公のエルリック兄弟や一部の主要なキャラクターの声優と一部のスタッフ、そして制作会社は共通ですが、基本的にはスタッフ・キャスト共にほぼ一新されています。
そのためストーリーだけでなくキャラクターデザインやアニメの雰囲気自体もかなり違っています。
↓左が2003年放送の初代アニメで右が2009年放送のFA版
ちなみに筆者は2003年の初代アニメをリアルタイムで見ていた世代なのでゴリゴリの初代派です笑
よりダークでハードな世界観とストーリー
初代アニメ版と原作の相違点は大きく分けて3つ。
1つはアニメオリジナルのキャラクターが登場すること。
2つ目は黒幕の正体や結末。
3つ目は錬金術や真理の扉の設定。
ホムンクルスのスロウスやラース、そして黒幕も本作オリジナルのキャラクターで、また重要なキーワードである真理の扉の向こう側に何があるのかも原作とは全く異なった設定となっています。
原作がある作品がアニメオリジナルの展開や結末になると原作ファンから批判されがちですが、ハガレンに関しては今もなお賛否両論あり評価が大きく分かれています。
否定派の意見として良く聞かれるのが「(特に終盤)話が暗すぎる」「性暴力を示唆する内容がある」「ストーリーがちぐはぐなところがある」など。原作にはない男女の関係や性暴力を示唆するオリジナル要素に関しては確かにかなり賛否分かれる部分です。
筆者が子どもの頃に見ていた時は全く気づかないほど明言は避けられていますが……。
しかし本作はアニメオリジナルで批判されがちな“原作に追いついてしまったからアニオリ展開に移行”という雑な作りにはなっておらず、1話時点からしっかりと構成が練られており、原作とは全く違う設定なのに目立った矛盾もなくきちんと物語を完結させているのが人気の理由。
特にホムンクルスが生まれてくる理由やそれに由来するホムンクルスの弱点、真理の扉の向こう側には何があるのかという設定が秀逸。
また序盤に登場したキャラクターが中盤~終盤になって再登場して活躍するなど、使い捨てのキャラがいないのも好印象。
原作やFAファンにとっては違和感も強いかもしれませんが、アニメオリジナルだからという理由だけで食わず嫌いするのはかなりもったいない作品です。
今見ても完成度の高いアニメーション
本作を手がけているのは「僕のヒーローアカデミア」や「文豪ストレイドッグス」などで知られるボンズさん。迫力のあるアクション作画と安定したクオリティで人気のあるアニメ制作会社です。
ハガレンはボンズが手がけた作品の中でも特に知名度が高く、また著名なアニメーターやスタッフが参加していることでも有名です。
監督は「シャーマンキング(2001年)」や「機動戦士ガンダム00」の水島精二さん、ストーリーエディターは「機動戦艦ナデシコ」の會川昇さん、音響監督は「進撃の巨人」や「僕のヒーローアカデミア」など数多くの作品に携わっている三間雅文さん。
シンプルながらはっきりとした線が印象的なキャラクターデザインはボンズ作品に多く関わっているアニメーターの伊藤嘉之さんが担当。「ソウルイーター」や「STAR DRIVER 輝きのタクト」「スペース☆ダンディ」などキャラデザを担当しているアニメのほぼ全てがホンズ作品。
全編を通してとにかく作画の安定感が素晴らしく、全51話と長編にも関わらずむしろ終盤にかけてどんどんクオリティが高くなっていくのが驚き。
特に第34話のエド対グリード、第50話のエド対エンヴィーのバトルアクションは神作画として今も人気が高く、アクション作画に定評のあるアニメーター中村豊さんが携わっています。中村さんはFAにも原画として関わっていますが第2クールOPにしか参加されていないので、中村さんファンには初代の方がオススメかも。
ちなみにかっこいいアニソンとして必ず名前が上がるほど人気の高い第4クールOPテーマ「リライト」では、中村さんがコンテ・演出を務めており超かっこいいアクションが見られるのもオススメポイント。
名曲揃いのアニソンと挿入歌
ハガレンと言えば新旧アニメ揃ってとにかく主題歌が名曲揃いなのも人気の理由。特に初代に関しては4つあるOPテーマ全てが今も神曲と語り継がれるほどで、「ハガレンのOPどれが好き?」なんて話題で小一時間語り合えそうなほど。
伝説の始まりとも言える初代OPテーマのポルノグラフィティが歌う「メリッサ」、前向きで疾走感のある曲調が気持ちの良いL’Arc~en~Cielの代表曲「READY STEADY GO」、ハガレンにぴったりの切ない歌詞と耳に残るサビのメロディが特徴的なCOOL JOKEの「UNDO」、そしてハガレン屈指の人気曲であるASIAN KUNG-FU GENERATION最大のヒット曲「リライト」。
今回全51話を久々に見直しましたが、本当にOPがどれもこれも素晴らしすぎて毎回見るのがとても楽しみでした。
また初代ハガレンを語るなら絶対に外せないのが本作の音楽(劇伴)を手がける大島ミチルさんによる挿入歌(サントラ)の「БРАТЬЯ」。
ロシア語で「兄弟」を意味するタイトルの曲で、歌詞も全編ロシア語。初代アニメを見ていた人ならおそらくイントロを聞いただけで鳥肌が立つであろうこの曲。
物語の要所要所で流れるこの曲は物悲しいメロディと少年合唱の美しい旋律に涙腺崩壊必至の名曲。
魅力的なキャラクター達と豪華声優陣
全51話という長編作品なため登場人物も非常に数が多いのですが、そのどれも皆とても個性的で魅力あるキャラクターばかり。
ここでは主要人物と本作オリジナルのキャラクター達を簡単にご紹介していこうと思います。
エドワード・エルリック
主人公。通称エド。15歳。史上最年少で国家錬金術師になった天才。二つ名は「鋼の錬金術師」。右腕と左足が機械鎧。錬金術に関しては天才だが割りと無鉄砲で精神面の幼さも目立つ。何よりも弟のアルを大切に思っている。
CV.朴璐美
代表作:「進撃の巨人」ハンジ・ゾエ、「BLEACH」日番谷冬獅郎
朴さんの代表作でありその人気と知名度を確固たるものにしたキャラクター。女性みを一切感じさせない少年ボイスがすごい。FAでもエド役を続投。この人以外に考えられないキャスティング。
アルフォンス・エルリック
エドの弟。通称アル。14歳。見た目はゴツい鎧だが中身は可愛らしい少年。心優しく兄よりも精神年齢は高め。敵味方誰とでも仲良くなれてしまうコミュ力の塊。
CV.釘宮理恵
代表作:「銀魂」神楽、「アンデッドアンラック」タチアナ
声自体は可愛いのにちゃんと男の子に聞こえるのがすごい。気づかない内に51話かけて声が低くなっていたことを最終話で気付かされるという演出に鳥肌。FAでも続投。
ウィンリィ・ロックベル
エルリック兄弟(以下兄弟と表記)の幼馴染。機械鎧整備士。大の機械好き。性格は明るくちょっとガサツ。エドに対して乱暴な扱いをするが根は優しく寂しがりや。祖母のピナコは外科医兼機械鎧技師。両親は2人とも医者だったが戦死している。
CV.豊口めぐみ
代表作:「ポケットモンスター ダイヤモンド&パール」ヒカリ、「ダンガンロンパ」江ノ島盾子
今でこそ母親役や悪役が増えたものの、豊口さんの天真爛漫美少女役は嫌味がなく好感の持てるヒロイン像。祖母・ピナコ役は超大御所声優の今は亡き麻生美代子さん。
ロイ・マスタング
大佐。二つ名は「焔の錬金術師」。女好きでナルシスト気味だが野心家で大総統の座を狙っている。イシュヴァール戦争での出来事からとあるトラウマを持つ。エドを国家錬金術師に誘った人物で、兄弟にとっては上司。公式イケメン。
CV.大川透
代表作:「ひぐらしのなく頃に」富竹ジロウ、「ONE PIECE」センゴク(2代目)
奥行きと広がりのある低音ボイスがとにかくかっこいい。意外と表情豊かな大佐を時にコミカルに、時に情熱的に演じている。大川さんの大佐を聞くだけでも価値がある。
リザ・ホークアイ
中尉。常に一歩後ろで大佐を支える有能な部下。時には大佐を後ろから蹴飛ばして「無能」呼ばわりすることもある超有能な部下。フュリー曹長の拾ってきた子犬をブラックハヤテ号と名付けて厳しくも愛情深く育てている。
CV.根谷美智子
代表作:「シャーマンキング」道潤、「ONE PIECE」ヴィンスモーク・レイジュ
厳しさと気高さと色気を兼ね備えたかっこいい女を絵に描いたような美声。これ以上ないハマリ役。
マース・ヒューズ
中佐。ハガレン屈指の切れ者にして超人気キャラ。普段は妻子を溺愛する親バカ、しかしいち早く真実に辿り着く頭の良さと周囲への気遣いも超一流。大佐の唯一無二の親友であり、兄弟やウィンリィにとっても父親のような存在。
CV.藤原啓治
代表作:「クレヨンしんちゃん」野原ひろし、「アイアンマン」トニー・スターク
普段は頼りないけど愛情深く実は有能な父親キャラを演じさせたら天下一品。代表作の多い藤原さんの役の中でも特にハマリ役なので絶対に見ておくべき。もちろんFAでも続投。
アレックス・ルイ・アームストロング
少佐。二つ名は「豪腕の錬金術師」。事あるごとに服を脱いでは自慢の筋肉を見せつけてくる筋肉キャラ。しかしただの脳筋ではなく思慮深く心根も優しいお人好し。
CV.内海賢二
代表作:「Dr.スランプ アラレちゃん」則巻千兵衛、「北斗の拳」ラオウ
声優界を代表する大御所にして、大手声優事務所の賢プロダクションを設立した会長でもある。低く深くユニークさも持ち合わせる独特のバリトンボイスが少佐にぴったり。FAでも続投。
マリア・ロス
少尉。アームストロング少佐の部下。兄弟を軍人としてではなく大人として見守り、時には厳しく接する。ブロッシュ軍曹(画像左)といつも一緒。
CV.斎賀みつき
代表作:「進撃の巨人」イェレナ、「不滅のあなたへ」ハヤセ/カハク
女性声優一声が低いことでおなじみの斎賀さん。性別不明の中性的な人物を演じることが多いが、ロス少尉はかなり声高めで女性的なキャラクター。
ジャン・ハボック
少尉。マスタング大佐の部下。のらりくらりとしたくわえタバコがトレードマークの青年。大佐の部下組の中でも人気が高いが今作での活躍は控えめ。
CV.松本保典
代表作:「ドラえもん」のび太のパパ(3代目)、「SK∞ エスケーエイト」南城虎次郎
2005年からのび太パパ役になったことで誰もが一度は聞いたことのある声優に。絶妙な安心感のあるイケボ。なぜか声を聞くと懐かしい気持ちになる不思議。
ハイマンス・ブレダ、ヴァトー・ファルマン、ケイン・フュリー
マスタング大佐の部下。画像左からブレダ少尉、ファルマン准尉、フュリー曹長。それぞれ大佐から実力を見初められ引き抜かれた。
担当声優はそれぞれブレダ役が志村知幸さん、ファルマン役が室園丈裕さん、フュリー役が白鳥哲さん。
シェスカ
本が好きすぎて図書館をクビにされてしまうが一度読んだ本の内容を全て記憶できるという特技をヒューズ中佐に買われて彼の部下となる。ドジっ子属性。
CV.若林直美
代表作:「THE IDOLM@STER」秋月律子、「リトルバスターズ!」能美クドリャフカ
ちょっとハスキーで声が可愛い。アニメ出演数はあまり多くないものの印象的な役柄が多く、声が可愛い。
キング・ブラッドレイ
大総統。国の最高権力者。普段は飄々としたコミカルさも見せる優しげなおじさんだが、軍トップの冷酷さと厳しさも併せ持つ。
CV.柴田秀勝
代表作:「NARUTO‐ナルト‐」三代目火影、「ONE PIECE」モンキー・D・ドラゴン
氏の代表作。組織のトップに君臨する最強中年男性のイメージが強く、ブラッドレイもハマリ役の一つ。FAでも続投。
ジュリエット・ダグラス
大総統秘書官。アニメオリジナルキャラクター。とある人物にそっくり。
CV.鷹森淑乃
代表作:「ふしぎの海のナディア」ナディア、「進撃の巨人」カルラ・イェーガー
兄弟の母・トリシャ役も兼任。トリシャはお淑やかで優しい母親役、ジュリエットは少し怪しげで冷たさを感じる声を演じ分けている。FAでもトリシャ役を続投。
傷の男(スカー)
イシュヴァール人。顔に大きな傷跡があることから「傷の男」と軍部が呼び始めただけで本名は不明。錬金術を憎むが右腕に刻まれた錬成陣で人体をも破壊する力を持つ。
CV.置鮎龍太郎
代表作:「名探偵コナン」沖矢昴、「BLEACH」朽木白哉
FA版と声の雰囲気が大きく変化したキャラの1人。置鮎さんが演じた中でもかなり低い部類の声だが、隠しきれない艶のあるイケボが魅力。
ラスト
ホムンクルス。最初期から暗躍する謎の美女。指先は伸縮自在で何でも貫く鋭利な刃になる。とある目的のために兄弟を付け狙う。かなりセクシーな衣装が印象的。筆者イチオシのキャラ。
CV.佐藤ゆうこ
代表作:「シャーマンキング(2001)」麻倉葉
少し低めのハスキーボイスがセクシーでかっこいい。近年はアニメにはほぼ出演しておらずラスト役は佐藤さんの美声を堪能できる貴重なキャラクター。
グラトニー
ホムンクルス。ラストと行動を共にすることがほとんど。人間どころか機械や建造物ですら何でも食べてしまう。口癖は「食べていい?」。知能は低め。ラスト大好き。
CV.高戸靖広
代表作:「ONE PIECE」ベポ、「僕のヒーローアカデミア」根津校長
声も見た目もマスコット的な可愛らしさがあるのに実は強い人外キャラに定評がありすぎる声優さん。グラトニーの可愛さと狂気を見事に演じ分けている。
エンヴィー
ホムンクルス。人間や動物などに変身できる能力を持つ。残忍で狂気的な性格。兄弟――特にエドに執着し憎悪を向ける。ホムンクルスの中でも特にファン人気が高いキャラクター。
CV.山口眞弓
代表作:「デジモンアドベンチャー」ガブモン
一度聞いたら忘れられない特徴的なハスキーボイス。ガブモンと並んで氏の代表作。中性的な少年ボイスが性別不詳のエンヴィーにぴったり。
イズミ・カーティス
兄弟の錬金術の師匠。並みの軍人を軽くあしらうほど体術にも優れる。とんでもなくスパルタで兄弟が最も恐れる人物にして母親代わりの存在。虚弱体質でしょっちゅう吐血する。筋肉自慢のシグという夫がいる。
CV.津田匠子
いろんな意味で強い女性や母親役が多い声優さん。FAでも続投しており、津田さん=イズミ師匠というイメージが定着した。シグ役の佐々木誠二さんも続投。
???
アニメオリジナルキャラクター。中盤から登場。初期は言葉すら喋れず中身はほぼ赤ちゃん。イズミやエドと因縁のあるキャラクター。
CV.水樹奈々
代表作:「NARUTO‐ナルト‐」日向ヒナタ、「ハートキャッチプリキュア!」花咲つぼみ/キュアブロッサム
奈々様若手時代の代表作の一つ。実は少年役を演じるのは結構貴重かもしれない。FAではランファンを演じている。
グリード
ホムンクルス。第五研究所の奥深くに封印されていた。同じく第五研究所地下に幽閉され合成獣にされた元兵士達を仲間にし、他のホムンクルスとは別行動を取る。原作を知っていると活躍的な意味で少し物足りなく感じるかもしれない。
CV.諏訪部順一
代表作:「呪術廻戦」両面宿儺、「僕のヒーローアカデミア」相澤消太
俺様キャラと言えば諏訪部さん。「強欲」の名にふさわしいキャスティング。
ゾルフ・J・キンブリー
元国家錬金術師。イシュヴァール戦争で度重なる軍令違反により刑務所送りにされていた。二つ名は「紅蓮の錬金術師」。残忍な性格でやってることはほとんど猟奇殺人。
CV.うえだゆうじ
代表作:「ポケットモンスター」タケシ、「シャーマンキング」ホロホロ
当時はまだ上田祐司表記。キンブリーのようなサイコパス系のキャラを演じた時のぶっ飛び具合が最高。FAでは全くイメージの違うハボック役で出演。役幅の広さを見せつけられる。
フランク・アーチャー
アニメオリジナルキャラクター。大佐。軍人の中の軍人(=戦争好き)と皮肉られるほど軍に忠実な男。終盤でいろいろ大変なことになる。
CV.速水奨
代表作:「BLEACH」藍染惣右介、「ヒプノシスマイク」神宮寺寂雷
低音のよく響くお声がイケボ過ぎるイケオジ声優。この頃はちょっと声が若く、今とは違うイケボを堪能できる。
ロゼ
1話と2話のリオール編の重要人物。「立って歩け 前へ進め あんたには立派な足がついてるじゃないか」という有名な名言はエドが彼女へ送った言葉。その後も苦難の道を歩むことになる。
CV.桑島法子
代表作:「薄桜鬼」雪村千鶴、「犬夜叉」珊瑚
かわいいとかっこいいを併せ持つお声。中盤以降も度々登場するが、特に終盤での演技は一見の価値あり。
ショウ・タッカー
国家錬金術師。二つ名は「綴命」。一人娘のニーナと飼い犬・アレキサンダーと暮らしている。おそらくハガレンで最も有名な「君のような勘のいいガキは嫌いだよ」というセリフはこの人が元ネタ。みんなのトラウマ。
CV.永井誠
吹き替えと舞台がメインでアニメで有名なのはタッカー役のみ。FAでも続投。みんなのトラウマ・ニーナ役は幼女とマスコットキャラでお馴染みのこおろぎさとみさん。
ライラ
アニメオリジナルキャラクター。第9話で悪徳軍人ヨキの部下として登場する。国家錬金術師を目指している。中盤以降にも再び登場し、ロゼと共に物語の重要人物となっていく。
CV.かかずゆみ
代表作:「ドラえもん」しずかちゃん(2代目)、「ファイナルファンタジーⅦ」ユフィ・キサラギ
活発な少女役のイメージが強いが、今作ではクールでミステリアスなライラを好演。演技が変化する終盤は見どころ。
ホーエンハイム
兄弟の父親。終盤から登場。著名な錬金術師で彼が残していった大量の文献を読んで兄弟は錬金術を学んだ。
CV.江原正士
代表作:「NARUTO‐ナルト‐」マイト・ガイ、「ONE PIECE」雷ぞう
吹き替え声優がメインだがガイ先生などでアニメファンにも知名度の高い大ベテラン。兄弟の前で見せる少し頼りなさげなダメ親父ぶりと、本気を出した時の凄みの演じ分けが絶妙。
「鋼の錬金術師」はどこで見られる?
「鋼の錬金術師」は2024年2月現在、Amazon Prime Videoにて全話見放題配信中!
またTVシリーズの続編にもなっている「劇場版 鋼の錬金術師 シャンバラを征く者」も同じく見放題配信中! TVシリーズを見終わったらこちらも続けて視聴することをオススメします。
TVアニメ全51話を収録したBlu-ray Boxもオススメ↓
とりあえずどんな話か気になる人は原作コミックス1巻もオススメ↓
全巻揃えたい人は「漫画全巻ドットコム」がオススメ↓
※本ページの情報は2024年2月時点のものです。
最新の配信状況は各配信サイトにてご確認ください。
今後も懐かしのアニメをレビュー予定♪
当ブログでは今後も少し懐かしい名作アニメや知る人ぞ知る隠れた名作アニメなどをレビューしていく予定です。
また今回ご紹介した「鋼の錬金術師」の続編である「劇場版 鋼の錬金術師 シャンバラを征く者」やリメイク版「鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST」もレビュー予定♪
※「劇場版 鋼の錬金術師 シャンバラを征く者」のレビューしました!(2月24日追記)
※「鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST」のレビューしました!(4月26日追記)
懐かしのアニメレビュー第1弾はこちら↓
↓Amazonプライム会員なら月額600円でAmazonプライムビデオ見放題や無料の配送特典などお得なサービスを受けられます。他にも多数のサービスを利用できるのでオススメです!
コメント