1話のあらすじ
ホテル・カーディナルの営業企画部で働く来島美和(CV.南條愛乃)と後輩の樋口由香利(CV.白石晴香)はホテルのカウンターバーにふさわしいバーテンダーを探しに翻弄していた。ホテルの会長が求めるのは「神のグラス」を作れるバーテンダーだと言う。
条件に見合うバーテンダーが見つからず焦る二人はある日、公園で偶然不思議な青年・佐々倉溜(CV.寺島拓篤)に出会うが……。
1話の感想
・お酒がテーマの本格バーテンダーアニメ
原作はスーパージャンプとグランドジャンプで2004年から2011年まで連載されていた漫画。
バーテンダーである主人公・佐々倉溜を中心に、バーを訪れる客や他のバーテンダーとのエピソードが描かれるお酒をメインとした作品。
2005年にはスタッフ・キャスト共に別のアニメ第1作や、2011年には相葉雅紀さん主演でドラマ化もされているので、見たことはなくてもタイトルだけは知っているという人も多いかもしれません。
・ホテルのカウンターバーにふさわしいバーテンダー
物語はホテル・カーディナルの営業企画部で働く美和と由香利の二人が、ホテルのカウンターバーにふさわしいバーテンダーを探すという場面から始まります。ホテルの会長曰く、求める人材の条件の一つは「神のグラス」を作れるバーテンダーとのこと。しかし「神のグラス」が何なのか分からない二人は悪戦苦闘。
そんな中、偶然出会ったのはスマホ音痴の不思議な青年・佐々倉溜。のほほんとしたマイペースな彼が、実はクチコミで評価の高いバー“イーデンホール”のバーテンダーだと知り、美和と由香利は半信半疑でそのバーを訪れることに。
・絶対にお客様を裏切ってはいけない職業
溜を試すつもりでお酒を「お任せで」でと注文した美和に対し彼が出したのはウイスキーを炭酸で割っただけのシンプルなハイボール。こんなもの誰でも作れるとがっかりする美和でしたが、一口飲んでその美味しさに驚きます。
彼女が仕事で疲れていることを言動や服装から見抜きアルコール度数低めのハイボールを作ったという溜。
彼曰く、この世には絶対にお客様を裏切ってはいけない職業が二つあるのだとか。一つは医師・薬剤師、そしてもう一つがバーテンダー。それはどちらも、薬にも毒にもなるものを提供するから。
ただ注文された酒を作るのではなく、その時、その客にとって何が一番ぴったりなお酒なのかを見極めて提供する。それこそが「神のグラス」だったようです。

・丁寧で見ごたえのある作画
氷をアイスピックで割る、グラスにお酒を注ぐ、シェイカーを振るなどバーテンダーの行う所作や仕草ひとつひとつがとても丁寧に描写されていて、指の動き、手の動きひとつ取ってもうっとりしてしまうほど美しい。
それ以外の場面でも非常に作画が安定していて、キャラデザもシンプルながら洗練されていてとても好印象を抱きました。
またシェイカーを振る時の音もリアルで、細かいところまでこだわって製作されているのが伝わってきます。
・疲れた時でも落ち着く癒し系アニメ
ゆったりとしたスローテンポのOP・ED主題歌と、派手な動きはないものの作り込まれた映像美、そして何よりも佐々倉溜を演じる寺島拓篤さんの落ち着いた低音ボイスに非常に癒やされました。深みがあって、でもほんのり甘さもあってとても心地の良い声にまたうっとり。
ストーリー展開もこの第1話に関して言えば何となくオチが読めてしまう王道ど真ん中なのですが、それが逆に見ていてストレスがなく疲れた時にも楽しめる作品になっているのがいいですね。
仕事帰りにお酒を飲みながらのんびり見るのに向いていそうなアニメです。

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※本ページの情報は2024年4月時点のものです。
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