【アニメ感想】怪獣8号第02話「怪獣を倒す怪獣」

アニメ

2024.04.212024.04.28

2話のあらすじ

突然現れた小型怪獣が体内に侵入し自らも怪獣になってしまったカフカ。他の入院患者に見られ通報されてしまったことから、レノと共に病院から逃走する。
もう二度と防衛隊員にはなれない現実を突きつけられるカフカだったが、その最中新たな怪獣が現れ……。

2話の感想

まずは初めて公開されたOP・EDについて。
OPテーマは怪獣アニメであることを全面に押し出し、まさかのほぼ全てCG。カフカとミナが最後にちらっと登場するだけで、特撮ばりにリアルな怪獣が出てきてびっくりしました。
本編でカフカが怪獣を倒した時の肉片や血しぶきの描写もそうなのですが、怪獣デザイン&ワークスをスタジオカラーが担当しているだけあって本当にエヴァみたいですね。楽曲も洋楽ですし、良くも悪くも日本アニメっぽくない雰囲気があります。

逆にEDテーマは同じく洋楽ながら、登場人物たちの日常のワンシーンなどの写真がパソコンの画面に映し出されるというもので、こちらは日本アニメらしさが全面に出ていて素敵でした。

さて本編では防衛隊員を再び目指そうと決意した矢先に、なぜか怪獣になってしまったカフカとレノが病院が逃走。
怪獣の姿では軽い力でも壁を吹き飛ばすほどの怪力になったり、まさかの尿が胸から出たりと、意外にもギャグシーンのオンパレード。勝手にシリアスな展開を予想していたので驚きでした。OPとの温度差がすごいｗ。

しかし一度は夢を諦めたものの、レノとの出会いでもう一度防衛隊員を目指そうと心機一転した矢先の、怪獣への変身。今度こそ防衛隊員への夢を打ち砕かれてしまったカフカが何とも切ない……。
このまま駆けつけた防衛隊に、それも幼馴染のミナに討伐されてしまうのか、と思いきや。

逃走中に近くで新たな怪獣が出現。その騒ぎに乗じて身を隠すこともできたのに、カフカは逃げ遅れて自宅の倒壊に巻き込まれた親子を助けるために現場へと駆けつけます。こういう行動をさらっとできてしまうカフカ、かっこいい。
最初は怪獣の姿に怯えていた被害者の女の子も、最後には「ありがとう」とカフカへの感謝を告げ、それが再びカフカを夢へと歩ませる原動力へとなりました。

しかしその怪獣の姿はどうするの……と思っていたらぬるっと人間の姿に戻ってましたね。3ヶ月後には人間と怪獣の姿を半分くらい自らの意志で変化させられるようにまで成長。
一方世間では病院から逃走したまま姿を消した怪獣（カフカ）は「怪獣8号」と呼ばれるようになり、カフカとレノは秘密を隠したまま防衛隊入隊の一次試験を揃って突破。
二次試験へと物語は進んでいくようですが、果たして正体を隠し通したまま防衛隊に入れるのか……。
生意気ガールの四ノ宮キコルや、他の受験者たちも登場して一気に賑やかになりそうです。