4話のあらすじ
重傷を負い失格ギリギリまで追い込まれるも気合で立ち上がったカフカ。レノの助けを借りて最後まで全力を尽くそうとするが、キコルが全ての怪獣を討伐したことであっという間に最終審査は終わってしまう。
ところが突如試験会場内に未知の怪獣が現れ、死んだはずの怪獣たちが次々と生き返り……。
4話の感想
試験会場内に放たれた怪獣を全て討伐するという本来なら危険度MAXの最終審査。しかし蓋を開けてみればキコルの圧倒的な戦闘力によって1人の脱落者も出すことなくあっという間に終わってしまいました。
年上のカフカ相手にも歯に衣着せぬ物言いで生意気な態度が目立つキコル。父が防衛隊長官だという彼女は実力も血筋もエリート中のエリート。けれど実は幼少期から完璧であることを求められ続け、どんなに頑張って結果を残しても決して父には褒めてもらえない、完璧でいられなくなることへの恐怖心などを抱えていることが垣間見えてきました。過剰とも思えるほどの自信や自尊心はもしかしたらそうあらねばならないと自分に言い聞かせていた部分もあったのかも。
ところが彼女が最後の怪獣を倒して最終審査が終了した直後、目の間にどこからともなく謎の怪獣が出現。キコルの胸を撃ち抜き、死んだはずの本獣を蘇らせ、さらには人間と同じ知能と言語を持つ人型の怪獣。
他の受験者が避難するまでの時間を稼ぐため重傷を負いながらも蘇った本獣と戦い続けるキコル。しかしなぜか蘇ったのと同時に強さが増した本獣に手も足も出ずついには死を悟り……。
そこへ颯爽と現れたカフカ。1人戦い続けたキコルに「よく頑張ったな!」と声をかけ、躊躇することなく怪獣の姿に変身すると本獣を圧倒。ワンパンでバラバラに“解体”してしまいました。
防衛隊のオペレーターが蘇った本獣の強さを「フォルティチュード」という指数を使って表していましたが、変身したカフカは「フォルティチュード9.8」と計測されていました。これは歴史に残るレベルの数値だったようですが、そうするとカフカに入り込んだあの小型怪獣は相当な化け物だったんでしょうか。それともカフカと融合(?)することで異常な強さになった?
ところでフォルティチュードって地震の大きさを表すマグニチュードに似てますが、今作で言う「怪獣」は地震災害をモチーフにしているようです。確かに地下から突然現れるのもそれっぽい。
変身したカフカが巷では「怪獣8号」と呼ばれているように、怪獣を出現順に番号で呼ぶのは台風っぽさもあって面白いですね。災害大国日本ならではの表現かもしれません。
カフカの活躍によって受験者全員が無事に避難することができ、復活した怪獣たちもミナたち防衛隊によって全て討伐され一応は一件落着。
「防衛隊には秘密にしてくれ」というカフカのお願いを聞き入れてくれたらしいキコルによって、本獣は彼女が倒したことになり、またしても怪獣8号の正体が明らかになることはありませんでした。
バカにしていたはずの男に助けられ、彼女がずっと求めていた「頑張ったな」という褒め言葉を初めてかけてくれたカフカ。ここからキコルはどう変化していくんでしょうね。
そして試験会場に突如として現れ死んだはずの本獣たちを蘇らせ、またどこかへ消えてしまった謎の「怪獣9号」。人語を解し高い知能を持つ未知数の怪獣ですが、ラストでなんと人間に変身しカフカとレノが所属するモンスタースイーパーの新人として潜入していたことが明らかになります。これはまた一波乱の予感……!
ところで怪獣9号役は吉野裕行さんでしたが、彼の人間としての姿である穂高タカミチ役は杉田智和さん。変身前と後で違う声優さんを起用するとは何とも豪華ですね。無機質で抑揚がちょっとおかしいタカミチ役の杉田さんのお芝居が不気味で怖い。
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※本ページの情報は2024年4月時点のものです。
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