【アニメ感想】鬼滅の刃柱稽古編第一話「鬼舞辻無惨を倒すために」【アニメ感想】鬼滅の刃柱稽古編第一話「鬼舞辻無惨を倒すために」 |

【アニメ感想】鬼滅の刃柱稽古編第一話「鬼舞辻無惨を倒すために」

アニメ

2024.05.132024.05.20

1話のあらすじ

刀鍛冶の里での戦いで太陽を克服した禰豆子。彼女を手に入れるために鬼舞辻無惨が動き出すと予感した鬼殺隊。産屋敷邸にて柱たちが集められ柱合会議が開かれるが、そこに当主である耀哉かがやの姿はなく……。
代わりに柱たちの前に姿を現した耀哉の妻・あまねは先日の戦いで炭治郎・蜜璃・無一郎の体に現れた痣あざについて語りだす。

1話の感想

いよいよ始まった「柱稽古編」。一時間スペシャルで放送されたこの第1話、原作で言うと大体2.5話分程度の内容で本来なら30分ほどにも収まるくらいの短さなのですが、さすが鬼滅のアニメスタッフ。なんと冒頭に完全アニメオリジナルのエピソードを入れてくれました。

村人が夜な夜な姿を消すという怪しい屋敷へとやってきた風柱・不死川しなずがわ実弥さねみと蛇柱・伊黒小芭内おばないの2人。そこは大量の鬼が潜む鬼屋敷。連れ去られた村人の女性を助けるため柱2人が戦う、というエピソード。
アニメではこの2人が呼吸を使うのはほぼ初めてでしょうか。
特に伊黒さんの蛇の呼吸は独特なしなりが蜜璃ちゃんの戦い方と同じくかなりアニメ映えしてかっこいいですね。

さらに最後には屋敷の主である鬼が柱2人から逃げるために、異空間にある無限城へと飛び込む場面も。
柱2人は無限城には入れなかったものの、初めて鬼殺隊の人間が無限城の存在を認識することとなりました。とは言っても、2人ともあれが無惨様の本拠地とは全く気づいてはいませんでしたが。
上空から無限城に飛び降りるような演出がとにかく美しく、細部まで緻密に描き込まれた無限城が鳥肌モノでした。

その後、産屋敷邸では久々の柱合会議が開かれることになり富岡さん、しのぶさん、無一郎くん、蜜璃ちゃん、不死川さん、伊黒さん、悲鳴嶋さんの7人が集結。
病が進行しもはや寝たきりとなってしまったお館様に代わり、妻のあまねさんが会議に参加。
そこで禰豆子が太陽を克服したことで無惨が彼女を得るために動き出し大きな戦いが近々始まるであろうこと、そして先日の戦いで炭治郎と無一郎くん、蜜璃ちゃんの体に現れた痣について語りだします。
曰く、かつて無惨をあと一歩のところまで追い詰めた始まりの呼吸の剣士たちには鬼の紋様に似た痣がことごとく現れていたことから、上弦の鬼に対抗しうる者にのみ発現する目印的なものなのだとか。
無一郎くんは痣が出現していた時の身体の状態から、出現条件を「200を超える心拍数」と「39度を超える体温」と推測。心拍数はイマイチ想像し辛いですが、39度超えの体温は想像できる分めちゃくちゃしんどそうなのが分かりますね……。

この痣を自分の意思で発現できるようになるため、そして無惨との決戦に備えて悲鳴嶋さんが柱稽古を提案。隊士たちが各柱のもとを順番に巡り、地獄のようなキツイ訓練を行うというもの。鬼殺隊全体の底上げと、柱たちは痣を発現させることを目指すというもの。
第一の試練は元柱の宇髄さんによる基礎体力の向上。
第二の試練は無一郎くんによる高速移動の稽古。
第三の試練は蜜璃ちゃんによる地獄の柔軟。
第四の試練は伊黒さんによる太刀筋矯正。
第五の試練は不死川さんによる無限打ち込み稽古。
そして最後は悲鳴嶋さんによる筋肉強化訓練。

この辺りも宇髄さんの訓練がしっかり描かれたり、3人の嫁との会話が大幅に追加されたりとアニメオリジナルで原作にはないシーンで補完されていてさすがでした。原作だと本当にあっさりなのに全く無理がないアニオリですごい。

未だ療養中の炭治郎を除いて、善逸や伊之助も柱稽古に参加して鬼殺隊が訓練に勤しむ一方、禰豆子が太陽を克服したことについて研究を続けていた珠世さんのもとになんと耀哉の鎹かすがい鴉がらすが出現。
鬼舞辻無惨を倒すために産屋敷邸まで協力してほしいと申し出る鴉に驚愕する珠世さん……。
鬼である珠世さんと鬼殺隊が初接触を図るという重要なエピソードではあるのですが、そんなことより鴉の声が速水奨さんという衝撃でちょっと混乱しました。混乱というかあまりにもいい声すぎて話が頭に入ってこない。一瞬鬼側の刺客かと思っちゃった……。相変わらず鎹鴉の声優豪華すぎないか。