7話のあらすじ
北家の姫・白珠は南家の姫・浜木綿にとある取引を持ちかける。それは南家の入内を諦めてほしいというものだった。長らく北家から皇后が出ていないことから入内に対する並々ならぬ思いを語る白珠。さらに取引に応じなければ浜木綿の秘密をバラすと脅し……。
7話の感想
七夕の宴を蹴って南家当主との面会に応じた若宮。そこには金烏の座を争う異母兄・長束の姿も。
若宮、長束、南家当主3人だけの会合はやはりバッチバチ。
改めて兄弟とは思えないほどこの2人の間に流れる空気は緊張感に溢れています。ただ敵意が漏れ出ているように感じる長束に対し、若宮はそのことをあまり気にしていない雰囲気なのが意外。そう見せているだけなんでしょうか。
若宮と澄尾さんのもとへとやってきた雪哉はそこで長束派の路近とばったり遭遇。長束派の会合で路近の残忍さを目の当たりにしてビビる雪哉に対し、なんと路近はあの時雪哉が隠れ潜んでいたことに気づいていたと明かします。しかし意外にも雪哉のことを買っているらしく、仲間にならないかとまさかの誘い。
それに対して「1年経ったら若宮の近習を辞めて故郷に帰るから」とつれなく断る雪哉。その場面にたまたま出くわしてしまった若宮が驚きつつも嬉しそうなのが印象的。
何よりも家族と故郷が一番大事で、若宮にも山内の誰にも思い入れなんかないと言えてしまう雪哉は逆に信頼できるのかも。
雪哉もまた、姫たちの身を案じてあえて会いに行かない若宮の本心を知り、なんだかんだと言いつつ尊敬しているのが素敵な関係。
一方その頃、これまで表立って動くことのなかった北家の姫・白珠が暗躍を始めました。
まずは南家の姫・浜木綿に入内を諦めて北家に協力してほしいという取引。
北家からは長いこと入内する姫が出ておらず、白珠は入内することにとてつもない重責を抱えている様子。
南家の入内を諦める代わりに、北家が入内した暁には南家に名誉以外の報酬を与えると持ちかけ、断れっば浜木綿の秘密をバラすと脅す白珠。
さらに東家のあせびが早桃から文を受け取ったのを見ると、若宮からの文が紛失した件の犯人をあせびだと決めつけ池に突き落とすという暴挙にまで出ます。
これまではお人形みたいに静かだったのが嘘のように激情的な本性を剥き出しにした白珠。
予想外だったのは池に落ちたあせびを助けたのが西家の姫・真赭の薄だったこと。最初はあせびを田舎者とどこか見下している様子もありましたが、琴の腕前を見て心を入れ替えた様子。
また彼女の口から今上陛下の登殿の儀に東家から参加していた姫が琴の名手だったこと、今上陛下と恋仲になり入内確実だったこと、しかし夕蝉の君(現皇后)が無理やり子を成し入内を果たしたことなどが語られました。
そしてその東家の姫こそ、浮雲という名のあせびの母だったようです。闇が深い……!
ところが事件はこれでは終わらず、深夜の桜花宮の舞台から早桃が何者かに突き落とされる事件が発生。あせびに頼まれた文を渡す際に尋常ではない怯え方をしていた早桃。あれは規則を破ることへの罪悪感や不安だったのか、それとも何かとんでもない真実を知ってしまったからなのか。
問題は早桃を殺した犯人の正体。彼女は宗家の藤波に仕える女房ではありますがここ数日はあせびに仕えていたこともあり、あせびを敵視する白珠が怪しい気もしますが、やはり皇后の仕業でしょうか。
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※本ページの情報は2024年4月時点のものです。
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