10話のあらすじ
池袋まであと2駅というところで線路の上をトロッコで移動していたぬいぐるみの3人組と出会った静留たち。彼らは2年前に吾野の外へ調査に向かった静留の父(CV.山口勝平)とその仲間たちだった。
善治郎との定期連絡でそのことを伝えるが、返ってきたのは世界消滅の危機が近づいているという内容で……!?
10話の感想
アポジー号もいつの間にか池袋まであと2駅というところまで進んでいました。30駅近くあったのにあっという間ですね。
葉香が池袋の魔女王かもしれない不安に駆られながらも池袋を目指していた静留たち。しかしその途中(おそらく東長崎と椎名町の間)で線路を塞ぐ何かと遭遇。
それは線路から車輪のズレた小さなトロッコと、ぬいぐるみのような姿をした3人組。敵か味方かも分からない中、静留が近づいてみると……なんとそれは2年前に吾野を出ていった住人たち! しかも1人は静留の父親!
そういえば1話で吾野の外へ行ったきり戻ってこない父親がいるって話ありましたね。すっかり忘れてました。
しかし吾野の大人はみんなリアルな動物の姿になってしまったのに、なぜか静留パパたちはすっかりデフォルメされたぬいぐるみみたいな姿に。何でも椎名町にいる緑色のベレー帽を被った連中によって姿を変えられてしまったのだとか。しかも語尾まで「キュルルン」とか言う中身がおっさんとは思えないほど可愛くなっている始末w
静留パパ役の声優が山口勝平さんなのでむしろ可愛く聞こえますが、静留からしたら実の父親が「キュルルン」とか言ってたらそりゃキモイだろうな~w
そんな中、善治郎さんとの定期連絡で「世界消滅の危機」という聞き捨てならないワードが!
一緒に池袋に行くと言って聞かない静留パパを「お母さんが心配してるから」となんとか吾野に帰るよう説得した静留。
世界消滅の危機なんて絶望的な話を出されても、意外といつも通りな4人。
「世界が元に戻らないより静留ちゃんと葉香ちゃんが戻らない方が嫌だよ」という撫子の言葉がなんだかとても素敵でした。女子高生たちにとって“世界”なんてきっと広すぎて、友達の方がよっぽど大事なんですね。なんだかんだ変わってしまった今の世界も楽しんでしまえるのも彼女たちらしい。
その後、椎名町駅に近づきベレー帽集団に襲われないよう通り過ぎようとしたアポジー号でしたが……なんと駅の向こうに線路がない! 線路がぷっつり途絶えて先は崖。あと1駅にして池袋への道が途絶えてしまいます。
仕方なく椎名町に降り立った静留たちの前に現れたのは静留パパたちを襲った緑ベレー帽の住人たち。ペンを持ちベレー帽を被る彼らは謎のビームを放ち、相手を自分の想像した絵柄(とキャラクター)に変えてしまうという特殊能力を持っていました。劇画調の撫子はお嬢様キャラ、昭和のスケバン風玲美、父親と同じくデフォルメアニマル静留とみんなが変な絵柄に変えられてしまう中、静留パパから敵を倒して奪ったという緑ベレー帽を受け取っていた晶だけが唯一ビームに対抗。
実はこのベレー帽を被ってさえいれば誰でも特殊能力が使えたようです。
ここまで見れば大体の人がお察しの通り、緑ベレー帽の3人組はトキワ荘の漫画家がモチーフのキャラ。手塚治虫や藤子不二雄、石ノ森章太郎、赤塚不二夫などレジェンド漫画家が住んでいたことで知られるあのトキワ荘、椎名町にあったんですねw
緑ベレー帽を被った静留たちによってこのトキワマンたちも次々といろんな画風に変化。BLだったり(玲実さん腐女子だったんかいw)、チビキャラだったり熱血スポ根風だったり、もうやりたい放題。
しかし売れない漫画家だったトキワマンたちは王道にこだわり、逆に晶は王道を無視し「表現は無限」とゴリ押し。「それでもいけるなんやかんや」というセリフがもうこの作品そのまんまですね。
ちなみに椎名町の先が崖になっていたのもトキワマンたちの能力によるものだったらしく、敗北を認めたことで線路も元通り。ついに池袋への道が開けました。
しかしトキワマンたちにベレー帽を与えたのも魔女王である葉香。記憶を失ってしまった葉香を果たして静留たちはどう救うのか……!?
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※本ページの情報は2024年4月時点のものです。
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