アニメアニメ感想

【アニメ感想】誰が敵で誰が味方なのか……「烏は主を選ばない 第10話 若宮暗殺」

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10話のあらすじ

嵐の夜、路近ろこんの危険性を長束に説く敦房あつふさ。しかしその帰り道、待ち伏せていた路近に斬りかかられてしまう。
敦房が斬られたと若宮は澄尾と雪哉と共に花街へと急ぐ。哨月楼しょうげつろうにて床に伏す敦房は息も絶え絶えに“真の敵”の名を若宮に告げようとするが……。

10話の感想

白珠の本性と悲しい過去、暗殺者だった浜木綿、ここへ来て怒涛のどんでん返しが続いていますが、今回はこれまでの衝撃をさらに上回ってきました。

長束の護衛・路近と側近・敦房。この2人は同じ長束派でありながら以前から意見が対立し一触即発の雰囲気を漂わせていました。
裏切り者を容赦なく粛清し長束のためと称して荒事を起こしそうな路近に対し、それではいつか長束の立場が危うくなるのではと危惧していた敦房。そのために政敵である若宮に取り入ったりもしていました。
ところが事態は急展開を迎えます。
長束のもとを訪れた帰り、待ち伏せていた路近に敦房が斬りかかられ深手を負うという事件が発生。

重傷を負った敦房は花街にある若宮行きつけの店・哨月楼へ逃げ込み、そこに若宮たちを呼び出します。床に伏すも傷が深く瀕死の敦房と対面した若宮と澄尾。
息も絶え絶えに敦房は若宮の“真の敵”の名を告げようとしますが、そこで事切れてしまいます……。
果たして本当の敵とは一体誰だったのか。

出典:アニメ「烏は主を選ばない」公式サイトより

しかしこれは全て敦房が仕掛けた罠。気付いた時には室内にお香の煙が充満し、体が麻痺し倒れ込む若宮と澄尾。立ち上がる敦房。
実は路近に斬られた傷はもっと浅く、鶏の死骸を腹に仕込んで大量出血していると思わせていたのです。若宮を狙う真の敵は敦房自身。若宮に取り入ったのも暗殺の機会を窺っていたんですね……。

唯一部屋の外で待っていた雪哉は難を逃れますが、敦房の手がかかった山内衆(宗家の近衛隊)に見つかり若宮たちを残してその場から逃げ出すことに。
麻痺で体が上手く動かない中でも山内衆相手に孤軍奮闘する若宮。

出典:アニメ「烏は主を選ばない」公式サイトより

2人を助けるため雪哉は哨月楼の中を逃げ回り、寺や若宮の住まいにも通じている地下道へと逃げ込み助けを求めようとしますがそこで誰が敵で誰が味方なのか分からない、という絶体絶命の危機に陥ります。
皇太子である若宮を疎む皇后、長束とその一派、登殿のことで腹の探り合いばかりの四家当主たち、争いの道具にされている姫たち……。誰もかれもが敵に思えて、雪哉と澄尾以外に若宮の味方なんてこの山内に果たして存在するのか。
それでも記憶の中を手繰り寄せて小さな違和感を思い出した雪哉は一か八かの賭けでとある人物のもとへと走ります。

以前、若宮が語っていた命だって預けられるほど信頼している人物の正体――それはなんと敵対しているはずの兄・長束でした。
実は子どもの頃から兄弟仲が良かったという2人。若宮に敵対する者を長束派としてまとめあげ監視、危険な人物は路近が粛清、そのために表向きは犬猿の兄弟を演じていたというから驚き。
長束への忠義を口にする敦房にも、いかにも悪そうな路近にも見事に騙されました。でも言われてみると若宮は長束のことを危険視している様子があまりなかったし、路近も雪哉に対して好意的だったしヒントは散りばめられていたんですね。土壇場で小さな違和感を手繰り寄せ真実を見抜いた雪哉もさすが。

一番の驚きは正体をあらわにした途端、物々しい雰囲気から一気に過保護なお兄ちゃんに口調が変わった長束役の日野聡さんのお芝居。別人かってくらい声音が柔らかくなっててちょっと笑いました。声の剣呑さが全くなくなってるのすごい。

動画配信
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※本ページの情報は2024年4月時点のものです。
最新の配信状況は各配信サイトにてご確認ください。

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