16話のあらすじ
小梅の実家へ荷物を取りに行くため彼女とともに中央へと出向いた雪哉。自由気ままな小梅に翻弄されつつも、父の消息が未だ不明なことに落ち込む小梅の姿に複雑な気持ちを抱く。
ところが突然「小梅の父の仲間」を名乗る男たちが現れ、無理やり小梅を連れて行こうとするが……。
16話の感想
小梅と一緒に彼女の実家がある中央のとある町へとやってきた雪哉。
しかしそこに現れたのは彼女の父の仲間を名乗る怪しい男たち。彼らは小梅を無理やり連れ去ろうとしますが、雪哉が若宮の側仕えだと知ると「地下街の鵄から連絡が行く」と伝えるよう言って去っていきました。
まだまだ謎の多い小梅、敵なのか味方なのかすら分かりませんが彼女の境遇については少しずつ明らかになってきました。
彼女の実家には大きな井戸があり、昔はそこから滋養に効く山の水を汲んで売っていたんだそう。かなり儲けていたようですが、ある日ぱったりと井戸の水が枯れてしまい一家は途端に貧乏暮らしへと転落。母は家を出ていき、小梅は子どもながらに必死に働くも稼いだお金は父親が賭博や怪しい儲け話に注ぎ込んでしまうという地獄のような生活。
小梅はそんな父に対してかなり複雑な感情を抱いているようです。
男たちからの伝言を若宮に伝えるため、小梅を山内衆の詰所に預けて招陽宮へとやってきた雪哉。
ところが待っていたのは若宮――ではなく若宮に扮した浜木綿様! 第2クール入ってからは初登場? 正室となった浜木綿様の初お披露目でした。にしてもこうしてみると若宮とそっくりですね。後ろ姿だけじゃ区別付かなそう。
忙しい若宮に変わって影武者として雑務などを代わりにこなしていたそうです。
さてそんな浜木綿様からなぜ小梅が狙われたのか、地下街とは何なのかを教えてもらいました。
地下街とは荒くれ者たちが集う谷間の中でも、さらに奥深くにあるというお尋ね者たちの住処。昔は今よりももっと酷い無法地帯だったそうですが、ある時ふらりと現れた謎の人物によってまとめ上げられ、当時の金烏(若宮の祖父)とその人物との間で互いに干渉しない「不可侵の協定」が結ばれたのだとか。
そして現在の地下街をまとめているのが「鵄」なんだそう。
小梅の父はおそらく金儲けの話で谷間と何かしらで揉めてしまい追われるようになったようで、しかし人喰い猿事件で行方不明になってしまったため娘の小梅が代わりに狙われたのではという話。
彼女が何かを隠しているという雪哉の不安も理解できますが、やはり境遇が不憫すぎて悪い子ではないんじゃないかなという気がしてしまいますね。男たちに襲われた時、雪哉を心配していたのは本気だろうし。
一方、浜木綿様の頼みで北領まで若宮を迎えに行くことになった雪哉は、山の中で不知火の浮かぶ夜空に向かって弓を放つ若宮の姿を目撃してしまいます。
実は山内と外の世界の間には結界が張られており、そこから外に出てしまうと八咫烏は二度と戻って来れないのだそう。結界が壊れないよう定期的に強化するのも金烏の務めのようです。
あの謎の猿も外の世界からやってきたのではと若宮は考えていたそうですが、結界は破られていなかったそうで、彼らがどこから現れたのか謎は深まるばかり……。
ちなみに第1話では幼い頃の雪哉(とおそらく弟の雪雉)が山の中で金色に輝く大きな烏に遭遇するというシーンがありましたが、あの時の金烏がやはり若宮だったのではと示唆されました。あの時も結界を強化していたのかな。
今回は中央が舞台だったということもあり久々に浜木綿様が登場した他、ちらっとですが真赭の薄と菊野も出てきたりと、懐かしい面々との再会が嬉しかったですね。彼女たちも何かまた重要な役割があるのかな。
そして次回は若宮が呼び出された地下街へと出向くことになるようですが、果たして若宮本人が行くのか雪哉が身代わりにされるのか、そして人喰い猿の手がかりは地下街にあるのか、こちらも非常に楽しみです。
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※本ページの情報は2024年8月時点のものです。
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