「来世は他人がいい」とは?
原作は月刊アフタヌーンで連載中の漫画。
原作者は小西明日翔さん。
監督:川瀬敏文
シリーズ構成:たかすぎ梨香
キャラクターデザイン:竹田逸子
アニメーション制作:スタジオディーン
染井吉乃:上田瞳
深山霧島:石田彰
鳥葦翔真:遊佐浩二
染井蓮二:上田燿司
深山萼:中井和哉
第1話のあらすじ
関西の暴力団「染井組」組長の孫・吉乃は、祖父が勝手に決めた縁談相手と顔合わせすることになってしまう。相手は関東の暴力団「深山一家」総長の孫・霧島。
同じ高校生の霧島はヤクザの家系とは思えないほど人当たりがよく穏やかな好青年。
うっかり婚約の話を受けてしまった吉乃は単身東京へと移り住むも、クラスの女子たちから目をつけられ、さらには霧島の本性を垣間見てしまい……。
第1話の感想
・CV石田彰のヤバイ男
主人公の吉乃が婚約することになった相手――それは関東の暴力団「深山一家」総長の孫で高校生の霧島。一見にこやかで人当たりのいい優しいイケメンなのですが、実は本性がいろんな意味でヤベエ男。
まずはその凶暴性。吉乃をナンパした男たちを容赦なくぶん殴り半殺し。アクセル全開でブレーキがついてないのか、同じく暴力団組長の孫娘である吉乃すらドン引きするほど暴力的。
しかし何よりもやばいのがその性癖。曰く、「ワガママで女に嫌われるような女に振り回されて人生をめちゃくちゃにしてほしい」とか……。いわゆる破滅願望というやつでしょうか。
そしてそんなヤベエ男を演じるのが石田彰さんです。この令和の世に、破滅願望を持つ狂気度MAXなイケメン高校生を石田彰さんが演じています。ヤバイ。
・肝が座りまくった最強にかっこいい主人公
しかしヤバイのは霧島だけではありません。孫娘の縁談相手を勝手に決めた祖父であり組長の蓮二も、吉乃が東京で苦労していると知っても慰めるどころか「1年かけて霧島を惚れさせて容赦なく捨てて帰ってこい」とぶっ飛んだアドバイス(?)をしてくる始末。登場人物ほとんどが極道関係者なだけあってみんな頭のネジが1、2本飛んでいます。
クラスの女子にはいじめられ、霧島には「思ってたより普通な女だから飽きた。体を売って稼ぐか大阪に帰れ」と最低すぎる言葉をかけられ絶望していた吉乃でしたが、ただでは折れない彼女。
祖父から発破をかけられた彼女はなんと自ら腎臓を売り飛ばし得た400万円を霧島に叩きつけ、霧島といじめてきた女子たちに宣戦布告。
吉乃役の上田瞳さんがまた素晴らしくて、キュートでコミカルな演技から一転、ドスの効いたど迫力の低音ボイスにめちゃくちゃシビれました。しかも上田さんは吉乃と同じ関西出身、関西弁が決まっててさらにかっこいい。
・尖りまくったクセ強ラブコメ
かなり独特のキャラデザと色使い、超絶かっこいいTHE ORAL CIGARETTESのOPテーマと、吉乃が歌ってるのかと思うくらい親和性が高すぎるEDテーマ「なに笑とんねん」のセンス、ぶっ飛んだヤバイ男たち、そして神がかったキャスティング。たぶん合わない人にはとことん合わないクセの強さですが、ハマる人は全身沼に浸かりそうな中毒性があります。
1話の時点ですでに石田さん演じる霧島の破壊力が凄まじいのにここからさらに、遊佐浩二さんや小西克幸さん、神谷浩史さんというヤバすぎる声優陣が登場予定。最後まで意識が保てるか今からドキドキです。
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