アニメアニメ感想

ブルーピリオド 第1話「絵を描く悦びに目覚めてみた」感想

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第1話のあらすじ

高校2年生の矢口八虎(CV.峯田大夢)は夜な夜な友人たちと渋谷の街に繰り出し、酒を飲みタバコを吸い耳にはピアスのヤンキー。その一方で授業にはきちんと出席し成績も常に上位という優秀な生徒でもあるという異色の主人公。
友達に囲まれ成績も優秀でスクールカースト上位のリア充でありながらも、どこか虚しさを抱えながら学校生活を送る八虎。そんなある日、美術室で見た一枚の大きな絵に衝撃を受けます。それは美術部の3年生・森まる(CV.青耶木まゆ)の描いた絵画でした。彼女から色使いの技法を聞き、徐々に絵に興味を抱き始めます。

友人と朝まで飲んだ日、早朝の渋谷の街が美しい青の景色に見えた八虎は、美術の授業で拙いながらも全面を青と寒色系の色で塗った絵を描き上げます。その絵を同級生で美術部員でもある鮎川龍二(CV.花守ゆみり)や美術講師の佐伯先生(CV.平野文)に褒められ、友人たちからも「早朝の渋谷」だと気づいてもらえたことで、八虎は生まれて初めて本当の気持ちを伝えられたような充実感を覚えます。
しかし八虎には絵を仕事にするということに対しどうしても踏み切れず……。

キャラデと「絵」の表現が素晴らしい

とにかく絵が可愛い。絵画ではなくキャラデザが。めちゃくちゃ好みの絵柄で大変興奮しました。特に森まる先輩。あまりにも好み過ぎて所々話そっちのけでガン見してしまいました。ユカちゃんもめちゃくちゃ可愛い……。もうキャラデの可愛さだけでご飯三杯いけちゃう。

ただ1話にして既に作画が危ういな〜という場面も。サッカーのシーンとか日常シーンなど、重要な場面ではないので仕方ないにしろ1話からこれはちょっと怖いなという気も。

しかし絵画や八虎が絵を描くシーンは逆にめちゃくちゃ素晴らしかった! ものすごくリアルで、線一本一本をちゃんと描いていたり、絵の具が紙に滲むところなど細かいところがとても良かったです。当たり前なんですが「絵」がテーマの作品なので、その一番重要な部分にちゃんと重きを置いていて感動しました。

キャストについて

まず八虎役の峯田大夢さん。声を聞くのが初めてだったので、一言目が予想よりも高めでちょっとびっくりしました。八虎は見た目不良っぽいのでもうちょっと低めで迫力ある系なのかなと思っていたら、かなり純粋というか綺麗目な声でしたね。
ただ1話を見て八虎というキャラクターを理解していくうちに、この声でちゃんと合ってるんだなと理解を改めました。
毎日に虚無感を抱きながら漫然と過ごす八虎が、一枚の絵を出会い絵を描く魅力にどんどん引き込まれていくその変化をとても繊細に演じられていてとても素敵でした。今後が楽しみな声優さんですね。

続いてユカちゃんこと鮎川龍二役の花守ゆみりさん。最初声低過ぎて全然ゆみりちゃんだと気づけませんでした。またとんでもない役やってらっしゃる。
男性だけど心は乙女、というキャラクターですが、男性声優ではなく女性声優がやってるのが珍しいかもですね。最近は男の娘声優も多いし。
ただ声を低くしているだけでなく、性別を超えたお芝居でめちゃくちゃ好きになりました。やっぱりゆみりちゃんすごい。

そして森まる役の青耶木まゆさん。まだWikipediaに記事もない新人さん。本作がアニメ初出演とのこと。アニメ初でこれだけの話題作に重要キャラでの出演はすごいですよね。
もちろんまだまだ粗さはありますが、穏やかでおっとりとした声が先輩に合っていてよかったと思います。これからどんな風に成長していくのか楽しみですね。

そして物語に深みを出していたのがやはりなんといっても佐伯先生役の平野文さん。のほほんとした声とは裏腹に非常に的確かつシビアなことも言ってのける先生の、どこか読めない感じがぴったりでした。一言一言の深みがすごい……。

全体的な感想

時々不安になる作画と新人・若手の多いキャスティングと多少の不安定さはありつつも、圧倒的な話の面白さと視聴者をグッと引き込む演出や音楽がとにかく素晴らしかった。この劇伴の感じ……めちゃくちゃ菊田さんっぽいと思ったらやっぱり菊田浩巳さんでした。見ただけ音響監督に気付けるようになったの菊田さんが初めてかも。

好みの絵柄にこのストーリーの面白さなら視聴継続一択ですね。今期の覇権候補になりそうです。

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