第1話のあらすじ
1000年に一度、全世界の神々によって開催される人類存亡会議。議長のゼウス(CV.高木渉)のもと始まった会議では、シヴァ(CV.鈴木達央)やアフロディテ(田中理恵)らを筆頭にほぼ全ての神々が人類滅亡に賛成。戦争や環境汚染など、もはや人類が地球にとっての災害とまで言われてしまいます。
ゼウスが人類滅亡で決定で小槌を鳴らそうとした時、会場に異議を唱える声が鳴り響きました。その声の主は戦乙女(ワルキューレ)の長姉・ブリュンヒルデ(CV.沢城みゆき)。彼女は人類滅亡をすぐに決めるべきではないとし、神と人類が一対一で闘う神VS人類最終闘争(ラグナロク)で決めさせるべきだと主張。人間ごときが神々に勝てるわけがないと鼻で笑う彼らに対し、ブリュンヒルデは「ビビってるんですか〜!?」とまさかの挑発。人類よりもよっぽどキレやすいという神々はあっさりとその挑発に乗り、こうしてラグナロク・神対人類の十三番勝負が行われることになったのでした。
登場人物の多さが面白い
登場する神々と人類の多さにまず圧倒されました。ゼウスにシヴァにアフロディテにオーディンにトールに……とあらゆる神話がごっちゃになって登場するのが節操なくて面白いですね。個人的には一時期北欧神話にハマっていたので、めちゃくちゃ懐かしさを覚えながら見てました。1話で登場したブリュンヒルデ(とゲル)とオーディン、フギンとムニン、トール、ヘイムダルも北欧神話からの参加。名前が懐かしすぎてちょっと興奮しました。
ブリュンヒルデは半神半人だから人類に味方している、と言うゼウスのセリフがありましたが、北欧神話では戦場で死んだ戦士たちをヴァルハラに導きラグナロクに備える兵士エインヘリャルにすると言うのがワルキューレの使命なんですよね(だいぶ意訳してますが)。
そのワルキューレの長姉であるブリュンヒルデが人類史の中から最強の人間を選びラグナロクで闘わせる、と言う設定がめちゃくちゃ面白いなと思いました。
それと神話に登場する神々って他の地域の神話でも似たような神が存在したり、同一なのではと言われる神々も結構多いし、いろんな神話の神を一緒に一つの物語に登場させるってかなりハードだと思うので、その点も作者さんすごいなと。
さらに人類側からも、実際に闘う人間ーー1話で言えば呂布だけでなく呂布に関連する人物なんかも客席から応援してたりと、一対一の闘いでも様々な人物が登場するのが面白かったですね。
キャストについて
Twitterの方でも話題になってましたが、ブリュンヒルデ役の沢城みゆきさんが素晴らしかったですね。「ビビってるんですか〜!?」の煽り方が完璧すぎてめちゃくちゃ笑いました。声の美しさと品格はそのままに、口が悪くなるのも絶妙だなと。
個人的にはゼウス役の高木渉さんの老け声に感動しました。おっさん役はよく聞きますが、ここまでの老け声は初めてだったのでかなり衝撃でした。高木さんと気づくまでに結構時間かかったし……。
ただヘイムダル役の野津山幸宏くんがちょっと惜しかったかな〜という印象。ヘイムダルはタイマンの司会進行役という重要かつ作中一番の盛り上げ役になると思われるので、お芝居ももっともっとはっちゃけてほしかったなと。でもまだ1話なのでこれからに期待したいです。もっとぶっ飛んじゃっていいのよ。
全体的な感想
一番最初に出た感想は「ラグナロク始まるまでがめっちゃ早いな」でした。ブリュンヒルデが人類側の出場者決めを任されたあと、てっきり人選について何か話が始まるんだろうなあ〜と思っていたら、速攻で第一試合始まってビビりました。
この時点で、なるほどこれはストーリーの深さとか伏線を楽しむよりはバトルアニメ一直線なのねということを理解しました。もうとにかく壮大な世界観と神VS超人によるバトルを楽しめと。そういう作品なんですね。それによって楽しみ方というか見る側の受け取り方も変わってくるので、早い段階でそこに気づけて良かったです。
ただその割にはトール対呂布の闘いが始まりそうで始まらないところで1話が終わっちゃったので、結局トールの声聞けてないんですよね。バトルシーンの作画とか迫力とかはまだ分からないので、そこは2話に期待したいかなと。
とりあえず今後も視聴することに決めたので次回を楽しみに待ちたいと思います。
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