【2021夏アニメ】 本当に面白かったのはこれ!【感想まとめ】

※一部下書きのまま公開しておりました、申し訳ありません汗
修正しました。

いよいよ夏アニメも終わりですね。皆さんは何が面白かったですか？
当ブログで追ってきたのは9作品（内、完走したのは7作品）。最終回を迎えた作品の感想を5段階評価でまとめてみました。

評価基準はこちら（最高★5）
・ストーリー（話の面白さ、演出、原作との差異、終わり方など）
・キャラクター（魅力的なキャラが多数いるか、深く掘り下げているかなど）
・作画（絵の綺麗さ、滑らかな動き、作画崩壊していないかなど）
・声優（有名な声優の有無、キャラに合っているか、演技力など）
・主題歌（曲が合っているか、OP・EDの作り込みなど）
・総合（総合的な評価、丁寧な作品作りなど）

※評価は主観に寄るモノなのであくまで個人の感想です。

不滅のあなたへ

評価
【ストーリー】★★★★★【キャラクター】★★★★【作画】★★★★★
【声優】★★★★【主題歌】★★★★【総合】★★★★★

とにかく第1話から世界観が圧倒的でした。独特なストーリーと主人公設定に最初は戸惑ったものの、空っぽだった主人公が名前を得て、感情を得て、意思を得て、そして仲間と家族を得るまでの過程がとても丁寧で、2クールを見終わった後の満足感は名状しがたいものがありました。
ただあまりに残酷な世界設定とストーリーにはだいぶやられました。もう一回見ろと言われたら無理かもしれない。

映像美もさることながら、回を追うごとにOP・EDの映像が理解できていくという伏線も素晴らしかった。特にOPに登場するピンク色の女性。一体誰なんだと最後まで気になっていたらなんと……最終回本当に素晴らしかったです。設定はSFなのに登場人物がみんな徹底してリアルな人間でした。

そしてなんと言っても、何よりも素晴らしかったのがフシ役の川島零士さん。本当に新人か？ と思うほど繊細でリアルなお芝居。しかもオオカミやオニグマ、しまいにはモグラの声までやっていたと言うこれ以上ない期待の新人。言葉を覚えたての覚束ないところから、流暢に喋れるようになってもたまに吃ってしまうリアルさ、とにかく全てにおいて感動しました。素晴らしいの一言です。ありがとう。

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東京リベンジャーズ

評価
【ストーリー】★★★★★【キャラクター】★★★★★【作画】★★★★
【声優】★★★★★【主題歌】★★★★★【総合】★★★★★

1話からずば抜けて面白かったです。緩急をつけたストーリーと先の読めない展開で少しも飽きることなく最後まで見られました。最終回が「！？？？」だったのでこれで2期があれば完璧です（これで終わりだったらアニメ史に残るバッドエンドになってしまう……）

ヤンキーという（私的には）縁のない世界でこんなの本当にいるのか？ というツッコミもしつつ、とにかく魅力的なキャラ多数、超豪華声優多数で目も耳も保養できました。その一方でそんな美男美女たちが呆気なく死んでしまうリアルさとシビアさが本作の人気なのかなと思います。次は誰が死ぬか分からないという緊張感が常にあって、だからこそよりタケミチたちを応援したくなるんですよね。みんな幸せになって……。

声優は若手が非常に多く新祐樹くんや狩野翔さん、土岐隼一さんなど名前は知ってたけどという人たちを覚えられてよかったです。若手と中堅メインで中学生の危うさと、大人の危うさ両方を聞けてお得感半端なかったです。まだまだ一言しか喋ってないキャラも多いので続編に期待大ですね！（お願いします！！！）

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僕のヒーローアカデミア

評価
【ストーリー】★★★★★【キャラクター】★★★★★【作画】★★★★★
【声優】★★★★★【主題歌】★★★★【総合】★★★★★

前半はA組対B組の対抗戦、後半はエンデヴァー事務所インターン編と僕のヴィランアカデミア編が描かれたシリーズ第5期。これだけの長期シリーズながら一切クオリティが下がらないどころか上がり続けるのでもはや言うこともないんですが、今回も大変素晴らしかったです。
前半はワクワク楽しい対抗戦だったのが、後半のインターンでシリアスになり、轟くん家の一悶着でホッとし、最後はヴィランアカデミア編で地獄のどん底に突き落とされましたね。弔くんの過去エピちょっと重過ぎない……？ ほんとに地獄でした……。

原作も最終章に突入したと噂で聞いたので、アニメもそろそろクライマックスでしょうか。5期最終回のラストで超常解放戦線との決戦が予告されていたので、6期はまたドシリアスから始まりそうでドキドキしてます。弔くんのアレ見ちゃうと果たしてあんな地獄経験した人をデクくん止められるのか……？ と言う気持ちしかないです。緑谷、ポン酢……。

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かげきしょうじょ！！

評価
【ストーリー】★★★★★【キャラクター】★★★★★【作画】★★★★★【声優】★★★★★【主題歌】★★★★★【総合】★★★★★

間違いなく今期覇権アニメだったのではないかなと思う非の打ち所のない完成度でした。まず圧倒的に話が面白いのだけれどそれと共に、さらさの過去と歌舞伎との関係性、愛ちゃんの過去とトラウマを乗り越え成長していく姿、双子の関係性や薫の葛藤や、とにかく全てのキャラが魅力的で応援したくなる。愛ちゃんの過去回は見ているこちらまでトラウマになりそうなことを隠さず描いていたり、負の部分も一才妥協せず表現していたのも良かったです。
特に一番印象に残ったのはやっぱり第8話「薫の夏」。短編映画でも見ているような気分になるほど完璧な1話でした。この作品に対する作り手のリスペクトというか愛情を感じられた1話だった気がします。

そしてなんと言ってもキャスティング、天才でした。メインは全員芝居も歌も超実力派の若手ばかりで、劇中劇のシーンの聞き応えと言ったら。彼女たちを支える先生方にはベテランを置いて深みを出し、さらに紅華歌劇団のスターたちには元宝塚歌劇団に所属していた声優さん方を使うという超贅沢な布陣。制作側の本気を感じられました。
さらにEDテーマはメインキャラたちが歌う三種類のバージョン違いという豪華仕様。皆さん本当に歌の上手い方達なので、キャラソンを超えた超絶歌唱力を堪能できて本当に幸せでした。

ストーリー、キャラ、声優、歌、作画、どれをとってもここまで完璧なのって中々ないです。是非とも続きが見たい！

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うらみちお兄さん

評価
【ストーリー】★★★★【キャラクター】★★★★★【作画】★★★★★
【声優】★★★★★【主題歌】★★★★【総合】★★★★

個人的にギャグ漫画のアニメ化はテンポが命だと思っているので、本作はその点が最初どうしても馴染めませんでした。テンポがゆったりし過ぎていてどうにもしっくりこない。ただ話自体は面白くて、どの回もクスッと笑えるギャグばかりで楽しめました。ゆったりしたテンポ感と（いい意味で）内容がないアニメなので、疲れていてもぼーっと楽しめるのが良かったです。独特のテンポも回を重ねるごとに気にならなくなって、むしろクセになっちゃいました。

原作の面白さをさらに格上げした一番の要因はやっぱりなんと言っても声優の豪華さ。しかもただ豪華なだけでなく、キャラと中の人がシンクロして見えるほど全員がピッタリなんですよね。キャスティングが天才でした。ほぼ毎回何しかしらの劇中歌を歌っていたうたのお姉さんといけてるお兄さん役に宮野さんと水樹さんを起用したのも、キングレコードが関わっていたからこそ。（これで蒼井くんも出てたら色々とやばかった……）
ちなみにわたしの推しは木角さんでした。木村良平さんのお芝居最高過ぎました。永遠に見てられる。

原作の面白さと、魅力的なキャラにシンクロ率高めの豪華声優、とにかく綺麗な作画、そして声優回の歌ウマ二大巨頭による主題歌と劇中歌。このクオリティならずっと見続けたいアニメです。またそのうちふら〜っと戻ってきてくれたら嬉しいなあ。

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Sonny Boy

評価
【ストーリー】★★★★★【キャラクター】★★★★★【作画】★★★★【声優】★★★★★【主題歌】★★★★【総合】★★★★★

ここまで難解で見るのに頭フル回転カロリーを使うアニメも珍しいんじゃないでしょうか。間違いなく今期のダークホース。
登場人物の言動のみで話が進みほぼ説明がなされない、OPが無くBGMも1話に1曲程度、シンプルかつあえてあまり描き込まない映像、と何から何まで斬新で類を見ないアニメとなりました。あまりの意味の分からなさに最初は頭を悩ませましたが、見れば見るほど深まる謎に、分かるようで分からないけどギリギリ分かる気がする各話のテーマに気づき始めるともうやめられませんでした。つまり何を言いたいかというとめちゃくちゃ面白かったです。

BGMがほぼないことで特に初期はとにかく淡々と描かれるのですが、その分キャストさんたちのお芝居が際立ちじっくり楽しめました。特に主演の市川くんとヒロインの1人である悠木碧ちゃんのお芝居が最高でした。ものすごくリアリティのあるお芝居だった気がします。

最後の最後までどうなるのかさっぱり予想がつかず、そして最後までサニボらしさの残る終わり方でした。もう一度最初から見直したいし、むしろ何度でも見直したい。これから見る方も、途中でリタイアしてしまった方も、まずは6話まででいいから見てほしいです。

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RE-MAIN

評価
【ストーリー】★★★★★【キャラクター】★★★★★【作画】★★★★【声優】★★★★★【主題歌】★★★★【総合】★★★★★

素晴らしかった！ 春にやった「バクテン！」も同じオリジナルスポーツアニメでめちゃくちゃ面白かったのでこちらも期待して見たらその期待を遥かに超えて面白かったです。とにかく先の読めないストーリーとテンポのいいギャグ、捻りに捻った主人公の設定、そして水球の面白さを分かりやすく描いていたこと。何よりも最終回を見事にまとめたことに感動しました。ものすごく良くまとまってる1クールアニメだったなと。面白かったし、終始楽しかったですね。

そしてリメインの面白さを支えてくれたのが上村くんのお芝居だったと思います。ある種の一人二役、もしくては二重人格とも言えるような全く違うみなとを見事に演じていて、少しずつ変わっていくその変化の表現もすごかったです。中盤のヘイトを集めそうなみなとも容赦なく尖ったお芝居してて最高でした。
何人か謎の友情出演があったり演技力が気になる人もいたりはしたんですが、最終的には話の面白さで上書きされた感じです。でもやっぱり声優さんにやってほしかったなあとは……。

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ここからは未完走作品の感想です。

ヴァニタスの手記

評価
【ストーリー】★★★【キャラクター】★★★★【作画】★★★★【声優】★★★★★【主題歌】★★★★【総合】★★★

まさかのリタイアです。結構期待してたし始まりも良かったんですが、どうにも合わなくて5、6話辺りで離脱しました。一番の理由はヴァニタスという主人公をどうしても好きになれなかったからです。好きになれないというより理解できない、という感じ。特にジャンヌへの好意が突拍子もなさすぎて「あっ無理……」となってしまいました。めちゃくちゃ残念です。
主人公を好きになれないと作品そのものにもハマれない性質なのでしょうがなかったかな……。
大好きなボンズ作品で、キャラデも世界観も好みで、その上石田さんが出ていたのに本当に残念です。

平穏世代の韋駄天達

評価
【ストーリー】ー【キャラクター】ー【作画】ー【声優】ー【主題歌】ー【総合】ー

こちらは2話で離脱してしまったためあえての評価は無しで。一番の理由はエログロです。むしろそれ以外に切る理由ないかと。SNS上での評判を見る限り、リタイアした人のほとんどがこの理由なんじゃないでしょうか。逆に言うとエログロ耐性ある人からの評価は高いものが多く、そういう意味でかなり好みが分かれる作品だったのだと思います。
こちらも唯一無二の世界観に超豪華声優陣ということで期待していたんですが、1話ラストの胸糞エロでやられ、２話ラストのグロで「あっもうこれ無理なやつ……」と察して潔く退避しました。唯一の後悔は石田さん登場まで辿り着かなかったこと……悲しい。

まとめ

と言うわけで全7作品を無事に完走しました。少なめでしたがその分名作も多くとても楽しい3ヶ月間でした。
ちなみに順位を付けるなら、

1位 かげきしょうじょ！！
2位 RE-MAIN
3位 Sonny Boy
4位 東京リベンジャーズ
5位 不滅のあなたへ
6位 僕のヒーローアカデミア
7位 うらみちお兄さん

と言う感じでしょうか。自分で順位つけておいてアレですが、4位までは正直そんなに差はないです。どれも面白かった！ と言うわけで次は秋アニメを存分に楽しもうと思います。
ここまで読んでいただきありがとうございました！