11話のあらすじ
東京都リーグが開幕、その初戦の相手は格下の成京高校。しかしアシト、朝利、黒田の揉め事から始まった険悪なムードがBチーム全体に広がっていた。1年生を中心に上手くチームが機能せず、前半だけで3点も取られてしまう。ついに痺れを切らした平は望コーチに選手の交代を要望し……。
11話の感想
アシトにとって、そしてBチームにとって初の公式戦となる東京都リーグ初戦。しかしそれは最悪の展開から始まりました。本来なら格下のチーム相手に前半でまさかの3失点。サッカーの3点ってめちゃくちゃ大きいですよねうわあ……。
相手チームはユースというだけで敵意たっぷりで煽ってくるし、朝利くん、黒田くん、大友くんは一触即発だし。ところでユースの選手が反則取られて反論しようとしたらめっちゃ厳しく審判に咎められましたが、相手チームが言葉でボロクソにユースを煽ってくるのはアリなんですかね……。どう考えても相手チームの方が胸糞なんですけど。と思ったけどあれ言ってたの全部ベンチ外の選手だったのかな。ただの野次か。
さて前回、前々回から続くアシトの苦悩。望さんから与えられた“なぜ朝利と黒田だけが怒ったの”という課題がついに進展します。この試合でその答えを見つけられなければ向こう3ヶ月試合に出さないと言われたアシトは、試合前には自分が点を取るとまだ意志を変えていませんでしたが、3点を追いかける後半。平先輩がしきりに口にする「アシト、朝利、黒田のラインが機能してない」という言葉から、「ライン」とは何かについて考え出します。
これまでずっと点を取ることだけを考えて前を見ていたアシトでしたが、常に後ろには朝利くんがいて、そのそばには常に黒田くんがいる。それは2人がアシトと常にパスを出し合う距離を保っていたから。
そのことに気づいたアシトはそこで初めて、自分が点を取ることではなく、朝利くんが今自分にどこにいて欲しいと思っているのか、黒田くんが今自分にどこにいて欲しいと思っているのかということを考えるように。3人が常にお互いの居場所を意識して、次にどんな動きをして欲しいのかをアイコンタクトで意思疎通をすること、これがラインだったんですね。
この辺りの描写、本当にひとつずつアシトが自分で気づいていくので最初は失敗もするし、周りから見ていればもどかしくも感じる。でもアシトが自分の力で気づいて、考えて、行動に移す。そしてそれが繋がって、チーム全体が動き出し、得点へと繋がる。この流れが本当に鳥肌でした。サッカーが!!! 面白い!!!
もうひとつ心底震えたのが望さんの変化。これまで頑なにアシトの実力を否定し続けてきた望さんが、アシトが何かに気づき始めていることに誰よりも早く勘づいて、あと少し、あと少しと交代をギリギリまで待ち続けたこと。あの望さんが、アシトが今まさに成長しようとしていることを悟ってその可能性に賭ける姿にグッときました。これが、福田監督が言っていた「教えるのではなく、自分で考えて気づかせることが大事」ということなんですね。うう……面白い……全てが面白いよアオアシ……。
全然関係ないんですけど、黒田くん普段は糸目なのに試合中本気出すと目開くの最高に推せますね。糸目キャラって目開くとめっちゃ目つき悪くなるのも最高ですよね。もうアシト、朝利くん、黒田くんのトリオが最高に好きです……。これから仲良くなってほしい。
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