12話のあらすじ
ついに始まった新人戦大会。ダブルスでは東山ツインズが優勝を果たし、シングルスでは決勝を亮と松田が争う形になった。海老原が松田の、輝が亮のベンチ入りし、亮は海老原からの伝言「亮にあって松田にないもの、松田にあって亮にないもの」という言葉の意味を考える。輝の助言も受けながら、亮は自分の粘り強さを武器に松田の技術力に食い下がろうとするが……。
12話の感想
「新人戦が始まった」という亮のナレーションが入った次の瞬間にはダブルス戦が終わってて笑いました。東山ツインズが優勝してるけど試合シーンゼロだし、みずかきペアの試合もワンカットの回想で終わったし。なんの感慨も生まれねえ。
前回、前々回とみずかきペアの葛藤やすれ違いをじっくり描いていたのでてっきり2人のダブルスが見られるのかと思っていたら、健闘したけど負けましたの一言。相変わらず過程ばっか丁寧で結果がおざなりのアニメだな。
どうやら本作は亮と松田のライバル対決の方を重視しているらしく、この2人の決勝戦は実に丁寧に(当社比)描かれました。この2人の優遇っぷりすごいな。
面白かったのは松田くんのベンチに海老原先生、亮のベンチに内田くんが入ったこと。海老原先生は一応試合前に、亮に対して「亮にあって松田にないもの、松田にあって亮にないものついて考えろ」というアドバイス残したものの、残りは内田くんに完全に任せていたのが斬新でしたね。実際、内田くんのコーチング能力が異常に高いことが判明。亮を励まし元気付けながら、どう攻めたらいいのか、亮の良さをどう活かすかをしっかり言語化して伝えられているのがすごい。内田くんたぶん指導者になったらめっちゃ成功する気がします。正直今回の立役者は完全に内田くんでした。
さて肝心の亮対松田くんは、粘り強さの亮、テクニックの松田くんという対比はとても上手く描かれていたように思います。ただ途中から亮が覚醒し、松田くんのプレーをコピーし体力のある松田くんになってしまったため、一気に形成逆転。これまで実力差は圧倒的に松田くんが上だったのを、あっという間に追い越してしまいました。なんか亮の成長速度だけ異常ですね。
これからは亮にとってのライバルは遊佐くんになっていくんだろうな……。
と試合内容だけ見れば決勝戦をじっくり描いてくれたので充実していましたが、とにもかくにも作画が酷い。崩壊はしてないものの、本当にスピード感が皆無。これまで見てきたスポーツアニメの中でもトップクラスにスピード感がありません。これたぶん予算がないから絵コンテの時点で相当作画枚数削ってるんだろうなあ。スピード感出して作画崩壊するよりは、安定感のある絵でゆっくり動かす方を選んだのかなと勝手に想像してます。個人的には多少崩れてもいいからスピード感ほしい……。
ちょっとボロクソに言ってしまいましたが試合描写も以前よりは丁寧になっていて、お互いの長所と短所を生かした戦い方は面白かったです。
次回は団体戦で、1話からの約束である静雄と博人とのダブルスが見られるのが楽しみ。どうやら怪我をしているらしい静雄に対して、亮がどう気持ちの折り合いをつけていくのかが焦点になりそうです。次回が一つのターニングポイントとなりそうですね。
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