4話のあらすじ
勝ってはいけない試合に勝ってしまったトキ。事の重大さに気づき、チームメイトが喜ぶ中一人立ちすくんでいた。過去を改変してしまったと焦るトキに、ヒカルは分岐点さえ変えなければ結果は変わらないと冷静に語りかける。未来が変わってしまったわけではないと知りホッとするトキは、その後ヒカルの指示通り、キャプテンのルー・ホンビン、片思いの相手リウ・モン、そして母親へと未来のチェン・シャオが言えなかったことを伝えていく。しかし全ての任務を終えた後、トキは衝撃の事実を知ってしまう。
4話の感想
こうくるかー! と思わず唸ってしまう衝撃のラスト。毎回予測のつかない展開になっていくのが本当に面白い。
冒頭、過去を改変してしまい焦るトキがどんなに話しかけてもヒカルからの返答がないシーン、演出の上手さにトキと同様かなり焦らされました。過去を変えてしまえば、もしかしたら自分が、大切な人が存在しなかった未来に変わってしまうかも……という恐怖の描き方が本当に上手い。これまで割と自由に、無鉄砲な行動が多かったトキもこれでかなり懲りたんじゃないでしょうか。
過去の改変と分岐点のセリフも非常に面白かったですね。伏線の張り方がうますぎる。負けるはずの試合に勝っても、ルー・ホンビンに怪我をさせても、ヒカルがそれほど焦らなかった理由。分岐点を変えなければ、と繰り返される演出。そして過去を変えてしまうかもしれない依頼を、ヒカルが「今回は大丈夫だ」と請け負った理由。
それら全ての謎がラストに繋がる展開に鳥肌が立ちました。しかもトキが親に対するに何かしらのトラウマを抱えている理由もここで明かされるとは。
チェン・シャオ(トキ)が依頼内容の伝言を話している時のセリフが全て無音だったのも、後から思うとラストへの布石だったのかな。何もかもが鳥肌、すごい。
それと同時に、非常に考えさせられもしました。次回、トキがどういう行動に出るのかにもよりますが、本作かなりシリアスな展開になりそうですね。もしも過去に戻って、起こるはずの出来事を未然に防げたら……なんてのは誰もが考えることですが、その結果もしも未来が変わってしまったら。普遍的なテーマを、トキとヒカルがどんな選択をしてどんな物語を描くのか。怖さもありますが期待して今後も楽しみたいです。
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