アニメアニメ感想

【アニメ感想】新世紀エヴァンゲリオン 第20話 「第弐拾話 心のかたち 人のかたち(WEAVING A STORY 2:oral stage)」

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20話のあらすじ

暴走した初号機とのシンクロ率が400%に達したシンジはそのままEVAの中に取り込まれてしまう。エントリープラグの中に彼の姿はなく、リツコは彼の肉体が分子レベルになりL.C.Lと融合してしまったのではないかと推測。シンジを救出するためサルベージ作戦が立案されるが……。

20話の感想

第4使徒との戦いで覚醒した初号機は暴走し引きちぎられた腕の代わりに使徒の一部を吸収することで腕を蘇生。さらに使徒を捕食しS2機関を体内に取り込んでしまいました。
まるで人間のようなギョロリと剥き出しになった目や人間のような歯も不気味ですが、個人的には蘇生した腕が人間のそれそのものなのが恐怖。人間のようで人間ではない、それが一番不気味で恐ろしい。
ミサトさんやリツコにとっても想像を遥かに超えた初号機の覚醒ですが、ゲンドウと冬月にとってはこれすらも計画の内だったというのがまたとんでもない話。

一方でエントリープラグを抜くことができず初号機の中に閉じ込められたままのシンジくん。プラグ内のモニターで確認するとそこにはなんとプラグスーツだけがぷかぷかと浮き、肝心のシンジくんの姿はどこにもない。リツコ曰く、肉体が分子レベルにまで分解されL.C.Lという液体に融合してしまったのではないかとのこと……そんなことあんの???
そもそも初号機にはシンジくんのお母さんの魂が入っているようですし、L.C.Lってやっぱり羊水がモチーフなんでしょうか。ということはこの時のシンジくんは赤ん坊になるさらに前の状態まで戻ってしまったともとれますね。
サルベージ作戦でシンジくんが拒絶している風なセリフがありましたが、お母さんのお腹の中と考えたらそりゃ出たくなくなるのかもしれない。

毎度のことながらシンジくんの自問自答のシーンは緒方恵美さんのお芝居が本当に素晴らしくて聞き惚れてしまいます。なんであんなにこどもの癇癪みたいな表現上手いんだろう。
EVAに乗るとみんなが褒めてくれる、だから怖くても嫌でも頑張ってきたというシンジくんの言葉。褒められたい、認められたいという承認欲求は人間の誰しもがきっと通る道で、誰かに心から愛されていると気づくことでしか乗り越えられないもの。
しかしネルフの人間たちはゲンドウもミサトさんもアスカもレイもEVAに乗らないシンジくんをずっと責め立ててEVAに乗ることでしかシンジくんは自分に価値がないと思い込み続ける。恐ろしい世界です。
でも同時に無償の愛をくれる母親の魂はもはやEVAの中にしかないという……。
それでも最後は肉体ごと戻ってきてくれたのはミサトさんの愛を感じて、なのでしょうか。

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※本ページの情報は2023年1月時点のものです。
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コメント

  1. 立花浅黄 より:

    この回はサルベージ回です。第14使徒を捕食したことで初号機の活動限界がなくなりました。これ以降の回でもケーブルつけて出撃したりしてるんですが。たぶん力を使うのは危険かもしれないからとかそういう考えがあるんでしょう。L.C.L羊水説はありえそうです。モデル的にそんな感じがしますから。前に失敗してるサルベージをやろうとするのが凄いです。

    シンジは親の愛を知りませんからね。そこが何とも言えないところです。エヴァの中以外に母親は居ないし。父親は愛なんて与えてくれそうじゃないし。残念な話です。基本的にエヴァ本編の世界は恐ろしいから。ループ説があるせいでもっと恐ろしいけど。肉体が戻ってきたのは奇跡ですね。ミサトの愛を感じて戻ってきたって言うのが正しいんだと思うけど。

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