アニメアニメ感想

新世紀エヴァンゲリオン 第拾壱話 「静止した闇の中で(The Day Tokyo-3 Stood Still)」感想

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11話のあらすじ

ネルフ本部での実験中、突然予期せぬ停電にみまわれた第3新東京市。都市機能は完全に停止し非常用電源にも切り替わらない。ゲンドウはこれを外部の人間によるものと判断、マギとセントラルドグマの維持に優先する。
一方学校から帰る途中のシンジ、アスカ、レイはネルフ本部に入れず戸惑うが……。

11話の感想

突然原因不明の停電にみまわれた第3新東京市。ネルフ本部もまた電源が落ち、都市機能は完全に停止。停電したのが昼間だったこともあり外にいたシンジたちは停電に気づかなかったものの、地下にあるネルフ本部は真っ暗。その上空調も止まったので気温は上がるし空気は澱むという中々の緊急事態。
みんなが暑がる中、平然とした様子でいつもと変わらず佇むゲンドウと冬月が実は足元を水で冷やしてたのは珍しいギャグシーン。

停電したことで暗闇の中それぞれが秘めていた思いがあらわになるというのはアニメでも度々使われるネタですが、エヴァでもやっていたとは。
特にシンジ、アスカ、レイのパイロット3人が顕著でしたね。レイに張り合い自分がリーダーだと認めさせたいアスカ、最も効率的に事を進めるために自分の思ったことを発言するレイ、そしてそんな2人に挟まれて穏便に済ませようとするシンジ。
多少は2人を認めるような言動も増えてきてはいるものの、やっぱりアスカのプライドの高さは相当なものですね。

またシンジとゲンドウの関係性も印象的。
ゲンドウに学校のことで連絡するも冷たくあしらわれるシンジ。その一方で、停電したネルフ本部では自ら力仕事を率先する父の姿を見て、少し気持ちにも変化があった様子。
この辺りの描写がすごくリアルだなと。プライベートでの父の姿しか知らないと煙たく感じても、責任感を持って仕事をしている姿を見ると尊敬する気持ちが生まれたりもするし。
ただまあそれでもやっぱりゲンドウは酷い父親ですけども。新劇場版よりは人間的なゲンドウが見られた気もします。

あと今回は珍しく(というか初めて?)ミサトさんが一切関わらずに使徒を撃退してましたね。よりにもよって加地さんとエレベーターに閉じ込められてしまったミサトさん不憫……。いつもはミサトさんの指示で戦うシンジたちが、3人だけで話し合いしっかり使徒を殲滅したのが素晴らしい。
どうでもいいけど今回は3回もアスカの「あんたバカぁ?」が聞けて満足でした。

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コメント

  1. 立花浅黄 より:

    この回は停電回です。この回についてはTV版では関係ないからな。TV版以降で深い意味を持つ事になります。ゲンドウと冬月については確かに珍しいギャグです。あんなギャグはこれ以降はなかったし、これより前もなかったですから。停電したことでそれぞれが秘めていた思いがあらわになるとか私はあんまり見た事ありませんが、度々使われるネタならエヴァでやっていてもおかしくないでしょう。

    シンジとゲンドウについては電話に出てくれるだけまだマシだと思います。新劇場版では電話には出なかった印象しかないですから。ゲンドウは基本的に酷い父親ですが、新劇場版と比べると人間的なのは事実です。ミサトさんが関わらず使徒を殲滅したのはこの回だけです。この回の使徒は最弱の使徒と呼ばれているので、余裕だったのは間違いないです。

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