アニメアニメ感想

【アニメ感想】新世紀エヴァンゲリオン 第22話 「第弐拾弐話 せめて、人間らしく(Don’t Be.)」

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22話のあらすじ

第14使徒との戦いで手も足も出なかった敗北はアスカの自信を喪失させ、弐号機とのシンクロ率は日に日に低下していた。彼女の脳裏に蘇るのは幼き日の母との残酷な思い出。初号機を覚醒させたシンジ、人形のようにゲンドウに従うレイ、そんな彼らに苛立つアスカは新たな使徒との戦いに後方支援の命令を無視して出撃するが……。

22話の感想

明らかになり始めたアスカの過去。EVAの実験中に精神崩壊を起こし廃人となってしまった母・キョウコ。人形を娘と思い込み、幼い頃のアスカは自分を見てくれない母親に対し深くトラウマとして刻み込まれたようです。おそらく母親の死後、父親が再婚した継母に対しても心を開くことはなく、今のアスカの精神が形成されてしまったよう。
そんな辛い過去から、自分という人格が崩壊しそうなのを必死に堪え、EVAのエースパイロットとして誰よりも優秀であり続けることが彼女の存在意義だったのかな。
優秀でありたいということは自分の実力を認められたい、自分の存在・頑張りを認めてもらいたいという裏返しでもあるように感じます。承認欲求は人間なら誰しも多かれ少なかれ抱いているとは思いますが、アスカの場合は母親の愛情を受けて育てなかったため人よりそれが強いんでしょうね。だから自分よりシンジやレイが活躍するのが許せないと。
しかし現実はアスカの理想と乖離し始め、第14使徒ゼルエル戦では手も足も出ず敗北。シンジは初号機を覚醒させ圧倒的な強さで勝利。プライドをズタボロにされたアスカは次第に精神が不安定になり弐号機とのシンクロ率も低下の一途をたどるばかり……。

アスカの心理表現の繊細さとリアリティにも驚かされましたが、月経を示唆させる表現があったことにも驚きました。こういったアニメ・漫画作品でそういう表現がされることほぼないですからね。ミサトさんの「2日目だから」とかアスカがお腹を押さえながら「こどもなんて絶対に欲しくないのに」とか、はっきりと明言はせずに仄めかすのが本当に上手い。

新たに登場した第15使徒相手にもアスカは精神攻撃を喰らい、過去の辛い記憶を強制的にフラッシュバックさせられまたしても一方的にやられることに。なんかもう散々でかわいそう……つらい。

衛星軌道上の使徒を倒すためゲンドウが使うよう指示したロンギヌスの槍。地下深くに保管(?)されている使徒に突き刺さっていたアレ、抜いても平気だったんですね。結局何だったのかもよく分からず月に飛んで行っちゃったけど……。

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※本ページの情報は2023年1月時点のものです。
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コメント

  1. 立花浅黄 より:

    この回はアスカの過去回です。なかなかにハードな過去ですが。アスカの母親は実験中に魂と肉体が分離してしまったみたいです。だから精神崩壊を起こしたと。その分離した魂が弐号機の中にあるわけです。アスカにとってプライドは大事な物だろうからズタボロにされたら精神が不安定になりますよ。まともな状態ではいられません。月経を示唆する表現については驚きでした。他の作品では絶対にやりませんからね。

    この回のアスカは散々で本当にかわいそうです。この回以降のアスカは基本的に空気だし。第15使徒の精神攻撃でとどめをさされた感じです。見ていて辛い展開です。月に飛んで行っちゃったロンギヌスの槍についてはTV版ではもう出番はありません。第15使徒を倒すためだけに存在してたようなものだから。新劇のネブカドネザルの鍵とかもっと分からないし。あれはアダムの代わり以上の意味はあったんだろうか。

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