9話のあらすじ
個人戦福岡3位の実力を持つ幸との試合で未知は体格差の不利がありつつも食らいついていた。そんな時、同じ会場で果敢に戦う緑子を見て、合同練習で彼女から教わった自分より大きい相手との戦い方を思い出す。
9話の感想
対博多南戦、未知にとっては初めての全国大会。しかも相手は自分より一回りも二回りも大きく、福岡大会で個人戦3位の実力者であるさっちゃんこと湊幸。未知の全力を持ってしても苦戦するはずの相手……だったのですが、思いのほか未知は成長していたようで。
合同練習で緑子に一度だけ教えてもらった、自分より大きい相手の投げ方。さっちゃんとの試合中、同じ会場で先鋒として出場していた緑子の姿を目にして、未知は土壇場でその背負い投げをさっちゃん相手に実践。
緑子と未知が同時に相手を華麗に背負い投げするシーンはアツすぎました!
演出もかっこいいけどとにかく今回めちゃくちゃ作画が綺麗で迫力もあって素晴らしかった。
さっちゃんから一本取った未知はそのまま次鋒の琴子に対しても冷静に対処し、連続で一本。
そして博多南の3人目――実質的な大将戦は未知と同じく小柄ななっちゃんこと梅原夏。なっちゃん相手にもノリに乗っている未知は勢いで圧倒し抑え込みで技あり、最終的には見事一本を取って快勝。なんと未知1人で博多南の3人を勝ち抜いてしまうという快挙。ようやく主人公らしい活躍が見られましたね。
しかしその一方で、なっちゃんのこれまでの苦労ぶりも描かれ、感情移入してしまって負けるのを見るのがちょっと辛かった……。
かつては強豪だったものの今は1年生3人のほぼ新設柔道部。顧問は柔道未経験の初心者。中学からの柔道部仲間であるさっちゃんには体格差から何度やっても勝てず……。
さらに今回の金鷲旗では強豪時代のOBたち(ガタイのいいおっさんばかり)が「目指すは優勝」と高すぎる夢を押し付けてくる、強すぎる応援。そんなプレッシャーと期待に押しつぶされそうななっちゃんの気持ちを考えるとそれだけ胃が痛くなる……。
けれど大人しそうな琴子ちゃんが強気にOBたちを黙らせたり、察したOBたちが「博多南」ではなく「なっちゃん」個人を応援し始めたり。優しい世界に泣けてきました。何もかもがいい話過ぎてこれぞわたしの見たかったスポーツアニメ。

そして作画がいい! なっちゃんが可愛い!
試合後に、図らずもお互いに中学で柔道を辞めようと一度は考えた未知となっちゃんがそれぞれ、「続けてよかった」と涙を流すシーンでグッときました。こんなん泣いちゃう……。
スポーツってきっと「こんなに辛いならもうやめたい」と「頑張って続けてきてよかった」の連続なんでしょうね。スポーツじゃなくてもそうか。人生もきっと同じですね……。
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※本ページの情報は2023年1月時点のものです。
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