- 20位 SHY 東京奪還編
- 19位 ATRI‐My Dear Moments‐
- 18位 デリコズ・ナーサリー
- 17位 現代誤訳
- 16位 狼と香辛料 merchant meets the wise wolf
- 15位 NINJA KAMUI
- 14位 真夜中ぱんチ
- 13位 小市民シリーズ
- 12位 この世界は不完全すぎる
- 11位 異世界スーサイド・スクワッド
- 10位 ラーメン赤猫
- 9位 天穂のサクナヒメ
- 8位 NieR:Automata Ver1.1a 第2クール
- 7位 黄昏アウトフォーカス
- 6位 烏は主を選ばない
- 5位 2.5次元の誘惑
- 4位 僕のヒーローアカデミア(7期)
- 3位 かつて魔法少女と悪は敵対していた。
- 2位 逃げ上手の若君
- 1位 ザ・ファブル
- まとめ
20位 SHY 東京奪還編
肝心の東京奪還編が惜しい
シナリオ
声優 音楽 総合評価
序盤はテルの日常や天王寺曖との出会いが描かれ、ほのぼのと心温まるエピソードが多く、「SHY」らしい雰囲気でスタート。
ところが肝心の東京奪還編が始まると子どもの喧嘩みたいなバトルに、巻き込まれた一般人そっちのけでバトル、天王寺姉妹の回想を多用……など緊張感のない展開が続きイマイチ楽しめず。シャイの良さは被害者を守ろうとしてこそなので、黒球突入後に被害者を気に掛ける様子があんまりなかったのがちょっと不思議でした。
黒球に穴が空いた直後も外の一般人が黒い結晶化してましたが、あんだけヒーローと警察がいてなぜ避難していないのかとびっくり。ところどころに展開の雑さを感じてしまったのが低評価最大の理由。
第2期から登場した天王寺曖と昧の姉妹はキャラクター設定が魅力的で、小岩井ことりさんと上田瞳さんの演技も素敵でした。ただその分、主役であるシャイの存在感が霞んでしまっていたのが難しいところ。
とは言え「心」というテーマを最後まで一貫して描き切り、「SHY」という作品の本質と方向性を決定づけたのは良かったと思います。
ED曲が各キャラクターの歌う楽曲になったり、EDイラストも毎回変わっていたりと演出も素敵。
最終話には第1期OPテーマ「Shiny Girl」のシャイVer.が挿入歌として流れるのもアツかったです。
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19位 ATRI‐My Dear Moments‐
ヒューマノイドは電気羊の夢を見るか?
シナリオ
声優 音楽 総合評価
序盤こそ夏生とアトリのラブコメ(?)がメインだったものの、中盤からはロボットやAIに感情はあるのかという非常に難しいテーマに踏み込んでおり中々に考えさせられました。
ヒューマノイドであるアトリが夏生に好意を示すのは彼がマスターだからなのか、彼が望むような受け答えをAIが選択しているだけなのか。でも人間も相手の反応を見て返答を変えることはあるし……と本当に興味深い内容でした。
ただ細かい部分には雑さを感じてしまい、ツッコミどころも多いのがちょっと残念。特に終盤には夏生とアトリが人類の命運を握るような展開も示唆されており、セカイ系SFみも増して困惑。
とはいえそれでもなんとなく楽しめてしまう上手さもあります。その辺りはさすが花田十輝さんと言うべきでしょうか。
また作画や映像美もTROYCAらしく、半分廃墟の学校など全体的に背景美術が美しくてそれも飽きずに見れた理由のひとつかも。海に沈んだ建物や町なども浪漫があります。
TVアニメ「ATRI‐My Dear Moments‐」公式サイトリンク
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18位 デリコズ・ナーサリー
吸血種たちは育児と捜査を両立できるのか
シナリオ
声優 音楽 総合評価
4人のイケメン吸血種が育児に奮闘しながら殺人事件を捜査するというストーリー自体は面白く、キャラも魅力的、作画も綺麗、背景は美術品のようと本来ならもっと高い評価にしたいところなのですが……。
この順位に収まった一番の理由は一風変わった放送方法。本作は元々7月放送開始とされていたところ、7月は関連番組を放送しアニメ自体は8月からの放送となりました。で、第6話まで放送したと思ったらなんとここからまた4週連続でオーディオコメンタリー付きの再放送という構成。おそらく全12話くらいだと思うのですが、それを2クールもかけて放送するとは……。
J.C.STAFFは秋アニメだけで7~8作も手掛けているので制作が滞っているのではとちょっと不安になってしまいますね。
要約すると「まだ半分しか話が進んでいないので評価が難しい」です。
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17位 現代誤訳
名言×コント×ドキュメンタリーの意欲作
シナリオ
声優 音楽 総合評価
本作は前半がコントアニメ、後半がドキュメンタリー構成。そのため純粋にアニメパートのみを評価するか悩ましいところ。
ドキュメンタリーパートは本作の企画や監督、声優としても携わっている津田健次郎さんと浪川大輔さんのトークや制作の裏側をまとめた実写パート。声優好きとしては当然楽しいわけでして笑。他の作品とはちょっと比較し辛いのですが……。
あくまでもアニメパートのみの評価で言うと、偉人の残した名言を人気芸人が本来とはちょっと違う解釈――つまり“誤訳”したコントをアニメにするという試みがまず斬新。脚本を担当する芸人も毎回異なっているため、回ごとにガラッと雰囲気が変わるのも飽きが来なくて良かったですね。
また“間”やテンポが肝のコントを人気声優たちが持ち前の演技力で表現していたのもさすがでした。
個人的にはマヂラブ野田さん脚本の第6話「小説より奇なり」での内山昂輝さんの演技がめちゃくちゃ面白かったです。全体的に内山さんと山下大輝さんは普段あまり聞いたことのないタイプの演技が多くてかなり楽しかったですね。
実写パートに関しては言わずもがな最高でした。ツダケンさんの細かいところまで妥協なくこだわる姿や、浪川さんの圧倒的コミュ力の高さが楽しめましたw。
アフレコの様子も見れたのが特に嬉しかったですね。声優が本業のお二人が、同業の声優さんたち相手に慣れないディレクションをする様子を見れたのもかなり貴重。
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16位 狼と香辛料 merchant meets the wise wolf
経済と宗教と時々ラブストーリー
シナリオ
声優 音楽 総合評価
第2クールはホロの故郷ヨイツを目指す旅の道中が描かれました。
クメルスンの町では若き商人アマーティとホロを巡る決闘が行われ、言葉足らずなせいでロレンスはかなり厳しい戦いを強いられることに……。第2クール前半はロレンスとホロのお互い意地っ張りな二人が思いを通じ合わせるまでやきもきさせられました。その反面、アマーティとの決闘はとある鉱石の相場を値崩れさせるという複雑な内容でついていくのがやっと。この経済を扱った内容は難しいながらもやはり本作最大の強みでもありますね。
後半はテレオという小さな町が舞台。異教の神を信仰する村人と教会とのいざこざが描かれ、これまでとは少し毛色の違うストーリーが面白かったです。
各町ごとの文化や宗教、特産品から歴史まできちんと考えられていて、民俗学のような面白さがありました。
作画やアニメーションの魅力は正直あまりないのですが、独自路線を貫いているのが素晴らしい。
そしてやはり福山潤さんと小清水亜美さんの存在は大きいですね。ホロとロレンスの軽妙洒脱な掛け合いが大きな割合を占める本作にて、この二役の演技力はある意味最重要。このお二人でなかったら最後まで見られなかったかも。
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15位 NINJA KAMUI
現代に生きる忍びの王道復讐譚
シナリオ
声優 音楽 総合評価
タイトルや設定からいかにも欧米受けを狙った大味なアニメに思えますが、「呪術廻戦」1期の朴性厚監督作品なだけあって見応えがありました。とは言え、ストーリーはなんだかんだ王道。最愛の妻子を殺された抜け忍の男ヒガンが、かつての仲間や師の忍びたちと戦いを繰り広げるというもの。
血生臭く掟が絶対の忍びの世界で、愛に溢れた女性マリによって変化していくヒガンを始めとする忍びたちに対し、最新の科学技術を乗っ取って世界を支配し監視社会による平和を成し遂げようとした黒幕との対比もシンプルながら完成度の高い結末。
特にくたびれたFBI捜査官のマイクと、その部下エマの関係性はかなり魅力的でした。というかエマのキャラクター性がとても素晴らしかった。
かなり大人向けの作風ということもあり派手さはなくとも、どのキャラも味があったのが良かったですね。
放送前の知名度はほぼゼロに等しかったのにも関わらず、アニメファンの間で話題になったのはやはり第1話の超絶アクションがあったからこそ。とにかく作画がスタイリッシュでかっこよかった!
ただ中盤からグソグ・ギアという戦闘スーツが登場してからは、CGでのバトルが増えてしまったのが残念。カメラワークなどかなりこだわっていましたが、アクション作画をもっと見たかったなと。
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14位 真夜中ぱんチ
動画配信のリアルな裏側を描くハイテンションコメディ
シナリオ
声優 音楽 総合評価
クズキャラな主人公、ハイテンションなヴァンパイア、ぶっ飛んだ設定と第1話の掴みは上々。その後は多少失速するも最終話までその勢いのまま駆け抜けた印象。
まず素晴らしかったのが動画配信サイトの視聴者たちの反応。まるでリアルなネット民かのような辛辣で無責任で容赦のないコメントばかり。一度大炎上した主人公・真咲はそのコメントたちに何度も何度も苦しめられます。それ故に配信者から裏方へと立場を変えるわけですが、最終話でようやく、視聴者たちは本当はたいして考えてなんていなくて全てを馬鹿正直に受け止める必要なんてないのだと気づきます。
正直全体的に駆け足でちょっと尺が足りてないように感じましたが、動画配信の花形から裏方へと追いやられた真咲がもう一度立ち上がるまでをしっかり描ききったのはお見事でした。
真咲とチームを組む相方をヴァンパイアにしたのは真咲とりぶの出会いを運命付けるためと、夜の世界でしか生きられないヴァンパイアが動画を通して昼の世界でも自由に生きられるようにするためだったのかなと。ヴァンパイアであることを知られてはいけないがためのジレンマやそれを逆手に取った終盤の展開も面白かったです。
声優さんも中々に豪華でしたが、とにかく真咲役の長谷川育美さんがずっと声を張って全力体当たり演技をしていたのが印象的。好感度ぶち上がりでした。サビ以外が語りという独特すぎるED曲の表現力も素晴らしかったです。
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13位 小市民シリーズ
凡人の皮を被った異常な二人の“非”日常ミステリー
シナリオ
声優 音楽 総合評価
「氷菓」の米澤穂信さん原作ということで多くの視聴者が「氷菓みたいな日常ミステリーもの」を期待して見始めた本作。しかし実は「氷菓」を期待してしまうと痛い目を見るほど別物でした。
まず主人公二人が全く平凡ではないところ。最初こそ、推理好きの小鳩くんと甘いもの好きなあざとい小左内さんのもどかしい青春ストーリーなのかと思いこんでしまいましたが、そうすると違和感が凄まじい。二人の言動からなんとも言えない気味の悪さを感じてしまうのです。
その気味悪さの正体に気づいたのは終盤も終盤、小左内さんが誘拐されたことを知り無意識に笑みを浮かべてしまう小鳩くん、危険人物を遠ざけるために自分が誘拐されるよう影から全てを操っていた小左内さん。どっちも普通の高校生とは思えない異常ぶり。
本作は普通ではない高校生二人が平凡であろうとするために互いを利用し合い“小市民”のフリをする物語。それが理解できてやっと楽しみ方が分かりました。
最終話、互恵関係を解消するに至るまでのやり取りもかなり面白かったです。ちなみに本作の舞台は岐阜市がモデルとされてますが、高校生による窃盗に誘拐にドラッグにと治安が悪すぎるとSNS上で散々言われてたのが笑えました。
作画に関しては文句なし。凝りに凝りまくった斬新な演出も面白い。
主演の梅田修一朗さんと羊宮妃那さんはまだ若手ということもありこの複雑な役どころはかなり難しかったと思いますが、羊宮さんのあざとさと底知れなさがにじみ出るウィスパーボイスは秀逸でした。これはおそらく彼女にしかできない芸当かなと。
正直キャラクターについては共感できない人ばかりで好感を抱けなかったのですが、終盤にかけてようやく楽しみ方がわかったので2期も楽しみです。
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12位 この世界は不完全すぎる
唯一無二のデバッグアニメ
シナリオ
声優 音楽 総合評価
体感型VRゲームからログアウトできなってしまう設定のアニメは数多くありますが、デバッガーが主人公なのはこの作品くらいではないでしょうか。
面白いのはデバッガー主人公の設定をこれでもかと巧みに利用したストーリー。クソ真面目なデバッガーだからこそバグを知り尽くし、バグを利用して敵を倒したり窮地から脱したりとありとあらゆるバグが登場して毎回度肝を抜かれました。
設定上、ほとんどの登場人物がデバッガー――つまりゲーム内のキャラではなく現実世界の人物ということもあり、人間臭いキャラが多いのも良かったですね。もやっとする展開や胸糞悪いキャラもいたりとご都合主義がほぼなかったのも素晴らしい。
ただひとつ残念だったのは視聴者全員が間違いなく同じことを思ったであろう結末。とんでもないところで終わって怒りや呆れを通り越して笑ってしまいました。どうやら制作費的な問題で今のところ2期は決まっていないようですw。
でもあの終わり方はあまりにもアレなのでぜひ2期をお願いします。
主な放送・配信情報
11位 異世界スーサイド・スクワッド
躍動する圧巻のアニメーション
シナリオ
声優 音楽 総合評価
WIT STUDIOらしさ全開のゴリッゴリに動くアクション作画が最高でした! むしろそれを楽しむアニメだったなと。線が崩れない美麗なアニメーションが好きな人には合わないかもですが、キャラクターが画面いっぱい飛び回る躍動感溢れる作画が好きな人にはこれ以上ないクオリティ。
元ネタのDCコミックスを知らないと楽しめないという声もチラホラ見かけましたが、個人的には知らなくても全然楽しめました。キャラの背景を知らなくても楽しめるということはキャラの動かし方や台詞回しが上手かったのだろうと思います。実際スーサイド・スクワッドのかけあいはかなり楽しかったので。
本来は悪党であるスースクの面々がお互いを利用しながらもいつの間にか友情が芽生えていく流れも違和感がなく、仲良しこよししすぎないバランスも絶妙でした。
そして表情豊かで心の赴くままなハーレイがとにかく可愛かった。彼女の可愛さ目当てで最後まで見た人も多いのでは。
ストーリーに関してはかなりシンプルでしたが、異世界モノらしさもありつつご都合主義も少なく楽しめました。最後の最後で明かされたまさかの事実でさらに評価が上がったような気がします。これは2期もある……?
OPテーマは珍しくノンボーカルのインスト曲でしたが、さすがは布袋寅泰さんというべきでしょうか。リードギターがボーカルに聞こえてめちゃくちゃかっこよかったです。そこにWIT STUDIOの神作画。今期の中でもトップクラスにかっこいい主題歌だったと思います。
EDでなぜかヒロイン面するアマンダにも毎週笑わせられながらもちょっとイラッとしましたw
主な放送・配信情報
dアニメストア U-NEXT Amazon Prime Video ABEMA DMMプレミアム Hulu10位 ラーメン赤猫
通いたい店圧倒的No.1!
シナリオ
声優 音楽 総合評価
可愛い猫たちがラーメン屋で働くほのぼの癒し系コメディかなと思いきやまさかの超大真面目なお仕事アニメでした。
最初こそ当たり前のようにラーメン屋で猫が働いていることに困惑したものの、そこへバイトとして人間の女の子・珠子がやってくるところからお仕事アニメとして一気に進化。ブラック会社に努めていた珠子ちゃんがラーメン赤猫で真っ当な扱いを受け、戸惑いながらも徐々に店の一員として受け入れられていく過程がとても丁寧に描かれていて思わず感動してしまうこともしばしば。
またネコがやってるという理由だけでヒヤかしに来る迷惑系配信者や従業員の猫やお客様に食って掛かるヤカラ相手も気丈に振る舞い店を守る猫たちの姿にもハラハラドキドキ。飲食店を営む上での楽しさや喜びだけでなく、苦労することも大変なこともきちんと描いているところに好感が持てます。
とは言えほのぼの癒し系コメディというのもあながち間違いではなく、猫たちがお店で毛を落とさないようブラッシングしてもらったり、みんなでくっついてお昼寝したりと猫好きにはたまらない場面も。
お仕事アニメとしても確かに名作ではあるのですが、それ以上に猫たちが可愛くて可愛くて眼福でした。推しは佐々木さんです。可愛い。
唯一残念だったのはCGの多用。肝心のラーメンも8割方CGだったり、キャラクターたちも引きのシーンではほぼCG。手描きの猫たちの方が可愛いのでCGになるとちょっと可愛さ減。映像面ではいろいろ惜しかったなという印象。
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9位 天穂のサクナヒメ
超王道稲作バトルアニメ
シナリオ
声優 音楽 総合評価
農業がテーマのアニメはいくつかありますが、ここまで丁寧に稲作を扱った作品はやはり貴重。鉄腕ダ○シュかなと思うくらいちゃんと稲作してて笑いました。
しかしそれと同時に、美味しいお米を食べるまでの道のりがいかに途方もないのか、いかに稲作が手のかかる農業なのか思い知らされ、農家や先人たちへの感謝がこみ上げました。お米、大事に食べます。
ストーリーとしてはぐうたらでワガママ放題だったサクナヒメが稲作や仲間との絆を深めて成長し、大切な人との出会いと別れを繰り返すことで悪神を打ち倒すという非常にシンプルな構成。
寄せ集めの欠点だらけな人間たちと鬼が住まう無人島でやったこともない稲作を一からやらなければならない、今思うとかなり無茶な試練でしたがだからこそサクナが大きく成長する過程がよく分かって感慨深いものがありました。
不器用で大食いの田右衛門、貴重な食材を無駄にしてしまうミルテ、口も態度も悪いきんたなど最初こそどうなることかと思いましたが、サクナと共に彼らの成長や変化も感じられて終盤はグッときました。
12話でのタマ爺との別れにがっつり1話分使ったのは驚きでしたが、サクナとタマ爺のやり取りには泣かされました……。
また劇中歌や最終話のED曲として使われた「ヤナト田植唄」がまたものすごくいい。涙腺を刺激してきますね。
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8位 NieR:Automata Ver1.1a 第2クール
滅びの道を辿るアンドロイドたちの鬱くしいアニメ
シナリオ
声優 音楽 総合評価
第2クールは衝撃の連続でした。月面人類会議の真実、残酷なヨルハ計画、バンカーの消滅、2Bの最期にレジスタンスとパスカル村の全滅……挙げればキリがないほど残酷で絶望に溢れたシナリオ。ここまで救いも希望も見えないアニメは初めてかもしれません。
ただそれでも不快感を抱かなかったのは映像の美しさがあったから。荒廃した地上や建物、変わらずあり続ける空や海、そして美麗な作画で生き生きと動くアンドロイドたち。A-1 Picturesの実力をまざまざと見せつけられました。
特に最終話の9S対A2の戦闘シーンは本当に素晴らしかった。今期のベストバウトかも。
原作は未プレイでしたがどうやらシナリオもほぼ原作通りだったよう。いくつかあるエンディングをよくぞひとつにまとめたなと。原作ファンからも概ね好評だったようで、ゲームのディレクターを務めたヨコオタロウさんがアニメのシリーズ構成を担当したのがアニメ化成功の要因だったのかもしれません。
惜しむらくはアニメ第1クールで放送延期が挟まったこと。あれで離れてしまった人もいたはず。もっと盛り上がったかもしれないと思うとやはりちょっともったいなかったですね。
個人的には第2クールOPテーマの「ブラックボックス」が夏アニメトップクラスの神曲でした。最終話で挿入歌として流れたのもアツかった……!
TVアニメ「NieR:Automata Ver1.1a」公式サイトリンク
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7位 黄昏アウトフォーカス
生々しい青春のキラメキ
シナリオ
声優 音楽 総合評価
期待以上でした。表題作にもなっている「黄昏アウトフォーカス」の大友×土屋組があまりピンと来なかったのですが第5話からの「残像スローモーション」の菊地原×市川組がドンピシャで評価爆上がり。映画部部長であり3年生監督の菊地原と2年生監督の市川が、部活では顔を合わせれば喧嘩する犬猿の仲なのに諸事情から寮の同室になってみればBL漫画がきっかけで一気に距離を縮めるといういろんな意味でのギャップにやられました。
そして8話からの「宵々モノローグ」稲葉×吉乃組もすごい。吉乃詩音という面白すぎる男の登場にまた爆笑の嵐でした。
そんなおもしれー男たちが楽しめる笑えるBLアニメである一方、青春の解像度も凄まじくてとにかく生々しかった。描写が生々しいという意味ではなく、なんというか等身大というんでしょうか。好きになったら一直線だったり、反対にちょっと気まずかったり、世界全部キラキラして見えたり、部を引退して卒業していく不安や寂しさだったり。そんな青春のキラキラが妙にリアルに感じられました。BLアニメではあまり感じたことがなかったかも。
濡れ場アリ(かなりマイルド)なので苦手な人にはちょっとオススメし辛いですが、青春学園ラブコメとしても完成度は高くまた部活モノとしても素晴らしい。むしろ映画撮影の話はもっともっと見てみたかった。
作画も美しくて声優も豪華。BLというだけで忌避してしまうのはちょっともったいないかも。
主な放送・配信情報
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6位 烏は主を選ばない
明かされる世界の真実に驚愕
シナリオ
声優 音楽 総合評価
第2クールから始まった「黄金の烏編」ではそれまでと打って変わってミステリサスペンス調。八咫烏たちを襲う恐怖の人喰い猿の事件から始まり、怪しい薬、一人生き残った少女、ぼんやりと浮かぶ不知火、若宮の持つ不思議な力と使命など一見関係なさそうな要素が少しずつ繋がっていく展開がさすがの完成度。
第1クールの后選びに比べるとどんでん返しの衝撃はそれほどなかったものの、次々と明らかになるこの世界の真実に毎週驚かされました。一切の無駄が削ぎ落とされた脚本に脱帽です。
2クール目もOP映像が変わらずだったのはちょっと寂しかったですが、全話通して全く崩れない美しい作画に実力派声優陣が揃ったキャスティングなど完璧なクオリティでした。
まだまだ続きを見たいのはもちろん、しかし第1クールのラストで若宮のもとから去った雪哉が最終回では自ら再び仕えることを決意する結末が非常に綺麗でまとまりの良いエンディングだったと思います。
とは言えやっぱり続きが見たい!
主な配信情報
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5位 2.5次元の誘惑
熱血スポ根コスプレアニメ!
シナリオ
声優 音楽 総合評価
序盤こそ奥村とリリサのラッキースケベやラブコメがメインだったものの、初めてのイベント参加以降はガラッと雰囲気が変わり、まるでスポーツアニメを見ているような熱量でした。
コスプレとはただの仮装にあらず、そこにあるのは大好きなキャラクターになりたいという熱い想い、推しの魅力をみんなに知ってほしいという想い、誰よりも可愛くなりたいという想い。
まだ偏見の残るオタク文化やコスプレ自体に自信を持てなかったり、大人になって辞めてしまったり、他のレイヤーと張り合ってしまったり、そんなリアルな感情も丁寧に描かれていて、コスプレイヤーだけでなくオタクなら誰もが共感してしまう内容に何度も感動させられました。
最も評価すべき点は魅力的で悪役のいない登場人物たち。一見キモオタかと思いきや真面目でリリサを尊重し支える奥村、リリエルとコスプレへの純粋で真っ直ぐな情熱を注ぐリリサ、一途で恋敵のリリサにも優しくしちゃう美花莉、負けず嫌いだけど全てのコスプレイヤーを愛する753などどのキャラも本当に魅力的。とにかく女の子たちが全員もれなく可愛い! そしていい子!
この手の作品にありがちなハーレム展開がなく(むしろハーレムしてるのはリリサの方)、どのキャラも嫌味がなく応援・共感してしまうのがすごい。
美麗な作画も相まって本当にみんな可愛いです。
また演技面ではやはり奥村役の榎木淳弥さんが120点の名演を連発。わりと生っぽいリアル寄りのお芝居が得意な声優さんですが、アニメチックなギャグ調も最高ですね。ツッコミも冷静なものから全力までバリエーション豊かでこれは榎木さんじゃなかったらもっと単調になってたような気がします。やはり天才。
主な放送・配信情報
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4位 僕のヒーローアカデミア(7期)
最終決戦は手に汗握る緊張の連続
シナリオ
声優 音楽 総合評価
第7期は米国ヒーローのスターアンドストライプの死闘、内通者の正体、轟兄弟の熱戦、瀕死のかっちゃんにA組それぞれの激闘、旧敵らの共闘、そして轟家の決着と文字通りの盛りだくさんな内容。毎週クライマックスと言わんばかりの盛り上がりでした。
限界を超え続ける圧巻のアニメーションに魂を削る声優陣の熱演とクオリティも上がる一方。
特に耳郎ちゃんや障子くん、物間くんに心操くんなどこれまであまり最前線には立たなかった同級ヒーローたちの活躍には胸が熱くなりました。
かつてデクくんの敵として立ち塞がったジェントル・クリミナルとラブラバ、そしてレディ・ナガンらが味方として再登場する展開もテンション爆上がり。
ただ個人的には面白さと同時に、見ているのが辛くもなってしまいました。最終決戦なので当然と言えば当然なのですが、戦いが拮抗してずっとギリギリの死闘が続いており見ているだけで精神的な負担が……。
何よりもかっちゃんやデクくんらまだ高校生の彼らが最前線で文字通り命を削ってボロボロになりながら戦っている姿を見ているとだいぶ辛い。
でも間違いなく面白い。だからこそ辛くても見続けちゃいますね。
あとこれまでずっと大塚明夫さんが演じてきたオール・フォー・ワンが、若返って青年の姿になったことで声優が神谷浩史さんに変わったのがめちゃくちゃびっくりしました。本当に突然神谷さんが喋りだして一瞬思考停止しましたw
主な配信情報
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3位 かつて魔法少女と悪は敵対していた。
珠玉の15分ラブコメディ
シナリオ
声優 音楽 総合評価
15分枠というショートアニメながらその満足度たるや! 美しく繊細で世界観にぴったりの主題歌、美麗すぎるキャラデザと作画、シュールで笑えるのにどこか切ないラブストーリー、個性的で愛らしいキャラクターたち、そして豪華な声優陣。どこを取っても完璧な仕上がり。
何よりも制作陣から亡き藤原ここあ先生への愛とリスペクトをひしひしと感じました。特に最終回、最後の「END」に「LESS」が付け加えられる演出には鳥肌が止まりませんでした。「未完成ランデヴー」というOPテーマと同じく、未完成でも、未完成だからこそずっと続いていくというメッセージに涙。
ただそんな裏側さえ知られなければ、とにかく癒やされるゆるふわラブコメです。敵であるはずの魔法少女に恋してしまった悪の参謀と、いつも優しくしてくれる参謀にいつの間にか心を許し始める魔法少女との何気ない日常がただただ可愛い。
トンチンカンな見た目をした御使いの猫と鳥が実はイケメンなのも、やたらと声がイケボなのも、御使いネコがクズに見えて実は優しいと思わせてやっぱりクズなのも面白すぎました。
もう叶わないとしてもやっぱり続きが見たいですね……。
TVアニメ「かつて魔法少女と悪は敵対していた。」公式サイトリンク
主な放送・配信情報
FOD J:COM STREAM Lemino milplus TELASA アニメ放題 バンダイチャンネル Netflix AnimeFesta マンガUP!(アプリ視聴のみ)
2位 逃げ上手の若君
生きる喜びに溢れた圧巻のアニメーション
シナリオ
声優 音楽 総合評価
まずOPテーマの色彩表現に心奪われ、第1話の超絶アクション作画にガツンとやられました。歴史モノとしてはかなりポップなカラーリングですが、その一方で残酷描写も一切の容赦なし。色彩センスから躍動するアニメーションからオシャレすぎる演出まで全てにおいてインパクト大。特に第6話の表現力は衝撃。アニメというより芸術。ここ数年見たアニメの中でもトップ3に入る演出かもしれません。
すごいのは作画だけでなく本作の持つ生きることへの執着とパワー。戦って死ぬことこそが武士の誉れとされた時代に、逃げて逃げて逃げ延びることに勝機を見出すというその発想。
最終話では負け戦覚悟で死にに戦地へと向かった武将が時行のおかげで命を拾い、負け戦なのに勝ったような高揚感を覚え、生きることの喜びを口にします。生きることは苦しいからこそ一瞬の痛みと引き換えに潔く死んだ方が楽なのかもしれないけれど、それでも苦しみを乗り越えた先に待つ喜びは生き延びて初めて得られるもの。そんな現代にも通じるテーマにとても心打たれました。
キャスティングも面白くてメインキャストはほぼ全員が新人か若手。子どもだけの逃若党ならではで素敵。時行役の結川あさきさんも大役ながら体当たりで演じていて好印象。吹雪役の戸谷菊之介さんはまだデビュー3年目とは思えないほど落ち着いた演技で、役幅の広さを見せつけられました。
彼らに対して保護者的立場である頼重を中村悠一さん、ラスボスの尊氏を小西克幸さんとベテラン勢がしっかりと固めているのも良き。
あと市川助房を演じていたのがものまねタレントの山本高広さんと知った時は3度見くらいしました。上手すぎてマジでビビったのでぜひとも声優業本気で続けてほしい。
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1位 ザ・ファブル
最高のエンターテイメント
シナリオ
声優 音楽 総合評価
正直作画は残念。ただそれを差し引いても今期一番面白かったのも、一番興奮したのもファブルでした。それくらい圧倒的に話が面白かった。特に宇津帆が登場してからはそれまで以上に面白さが右肩上がり。宇津帆・鈴木VSファブルの構図になってからはちょっと面白すぎて見てると呼吸を忘れて苦しくなったくらい。
主人公が最強という作品はいくつもあり、大体は何かしらのハンデや制約があって作品として成り立っていますが、ファブルこと明の場合は「殺し屋とバレてはいけない」「誰一人殺してはいけない」といくつもの制約があり、それでもなおその制約をものともせずに岬ちゃんやヒナちゃんら不遇なヒロインたちを颯爽と救い出すのが本当にかっこいい。
序盤や宇津帆編が始まるまではかなりギャグ調で抱腹絶倒でしたが、宇津帆編は毎回手に汗握る攻防で最後は思わず涙するほどの感動も。
今思うとペ・ダイヨチャとか何だったんだ……w。
作画は残念と言いましたが、終盤になるとどんどんクオリティも上がり最後はかなり綺麗な絵で感動しました。
そして何よりも声優陣、本当に素晴らしかった。特に明役の興津和幸さん、洋子役の沢城みゆきさん、宇津帆役の藤真秀さん、鈴木役の子安武人さん。このベテラン勢の存在感と安心感たるや。個人的には子安さんが安定のかっこよさで大満足。最後まで見たら納得のキャスティングでした。鈴木かっこよすぎ。
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まとめ
今期はいつも以上に評価が難しかったように思います。ストーリーを重視するならファブル、作画を重視するなら逃げ若。迷いに迷ってファブルを選びました。理由はただひとつ、宇津帆編が面白すぎた。それに尽きます。
ただいつも通り、上位6位くらいまでは全部1位にしたいくらい名作でした。
というか今期はいつもより多い6作も切ってしまった(詳細は後述の未完走アニメにて)ので、完走した=面白かったという評価です。
10月から始まる秋アニメはさらに作品数が増えるので視聴もレビューも大変ですが、しっかり楽しみたいと思います。
未完走アニメ
グレンダイザーU
福田己津央さん、大河内一楼さん、貞本義行さん、橋本敬史さんなどこれでもかというほど豪華なスタッフが集結したのにも関わらず出来上がったのがこれとは……。1話の時点で「ん?」という違和感やツッコミどころはいくつかあったのですがそれが回を重ねるごとに増えていくのでどんどん見る気が削がれてしまいました。SNS上でも脚本の酷さを指摘する感想が多かったように思います。ただそもそも元となった「UFOロボ グレンダイザー」や全74話のところ、全13話に詰め込むというのが土台無理な話だったようで。
往年のマジンガーファンには刺さる要素もあるにはあったようなのでリメイク失敗ってほどではないみたいですね。
個人的にはOP「会心ノ一撃」が今期トップ3に入るくらいかっこよくて大好きなアニソンになりました。
菜なれ花なれ
まず独特すぎる色彩にびっくり。その後超人女子高生の登場にまたしてもびっくり。平凡な女の子たちの可愛いチアアニメを想像していたらどうにもトンチキアニメっぽくて視聴を切ってしまいました。目が辛かったのもありますが……。
噂によると元々は2クールの予定が大人の事情で1クールになってしまったと聞いたので、それもあって違和感を覚えたのかもしれません。まあそれ以前にパルクールで登校する女子高生って時点で違和感しかないですがw。校舎をよじ登って教室まで行くのは異常すぎる。
ダンジョンの中のひと
ダンジョンに実は管理人がいて、モンスターたちが雇われ、宝箱の中身も手動で追加しているなど設定はかなり面白かったです。契約の方法なども想像の斜め上いっていて発想の勝利。
ただヤレヤレ系最強主人公が苦手なので好みに合わなかったです……。
独特のゆるいノリやテンポも合わなかったかな。
SNS上での評価やレビューは中々に高評価なので、クオリティ云々より好みの問題だったようです。
先輩はおとこのこ
女装趣味の男の子、母との確執、同性の親友に想いを寄せる幼馴染、心境の変化に戸惑う女の子……など要素としてはかなり好み。
ただ細かい部分で小さな違和感が積み重なって、ダンスパーティーでのまことのとある言動がきっかけで無理だなと感じてしまいました。決められたストーリーに合わせて登場人物が動いてるように思ってしまったので。
あとギャグシーンがあまりにもゆるくて通常の作画との落差が激しい上にそれを多用されるので統一感がないのも苦手でした。
でも絵柄自体は綺麗で可愛くて素敵。
多数欠
なんかよく分からないうちに興味を失って見なくなってしまったので特に言うこともない……。
主人公は結構好きなタイプだったし1話も面白くなりそうではあったんですが、2話から一気にわけわからなくなって切ってしまったような気がします(うろ覚え)。
夜桜さんちの大作戦
第1話の掴みも悪くなかったし、序盤の日常系シュールコメディもなんとなく楽しめていましたが正直途中からは惰性で見ていた感じです。なんだろう、なぜかハマれなかったですね。
声優の豪華さは楽しめていたんですが、一番の理由は作画かな。中々に不安定で肝心のバトルもイマイチだったので。
第1クールOPや第2クールEDなど主題歌はレベル高くてどれも素敵でした。
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