【新アニメレビュー】美人巫女3姉妹との超王道ラブコメ「甘神さんちの縁結び」第1話奇跡のはじまり

アニメ

2024.10.02

「甘神さんちの縁結び」とは？

原作は週刊少年マガジン連載の漫画。
原作者は内藤マーシーさん。

監督：安部祐二郎
シリーズ構成：蒼樹靖子
キャラクターデザイン：飯塚晴子
アニメーション制作：ドライブ

上終瓜生：鈴木崚汰
甘神夜重：上坂すみれ
甘神夕奈：本渡楓
甘神朝姫：若山詩音

第1話のあらすじ

京都大学医学部を目指す高校生・上終かみはて瓜生うりゅう。居候先の甘神あまがみ神社へとやってきた瓜生だったが、そこに住む長女の夜重やえ、次女の夕奈ゆな、三女の朝姫あさひの下着姿を目撃してしまい、早速気まずい空気になってしまう。
3姉妹に振り回されながら神社で暮らし始めた矢先、夕奈の大切な髪紐が紛失。神に奇跡を祈るばかりの夕奈に対し、神を信じない瓜生は……。

第1話の感想

テンプレ通りのラッキースケベ
ひとつ屋根の下で美人な3姉妹と同居生活、と来れば起こるのはやっぱりラッキースケベ。第1話前半はコッテコテの展開で笑ってしまいました。開始3分で3姉妹の下着姿、その後もAパートだけで全員とのラッキースケベを詰め込んできたのがすごい。あまりにもテンプレ通りで逆に潔いですね。1話を最後まで見ると、これはあえて前半にテンプレをぶち込んできたのかなと感じました。
おっとり長女、ツンデレ次女、小悪魔末っ子なのも絵に描いたような姉妹設定ですね。

リアリストな無神論者VS奇跡を信じる巫女
本番はBパートから。主人公は京都大学の医学部を目指す男子高校生・瓜生。彼は過去の経験から神や奇跡を信じておらず、奇跡は自分自身の手で掴むものと超リアリスト。
一方、3姉妹の次女・夕奈は神社育ちの巫女ということもあり神に祈れば奇跡が起こると信じ、大切な髪紐を失くしてしまった時もきっと神様がなんとかしてくれると信心深い性格。
二人は正反対の価値観ゆえにぶつかってしまいますが、とある出来事がきっかけで互いに理解を示すようになります。
神社、巫女、医学部志望という設定を上手く活かしたストーリー展開で、ラブコメ以外にもしっかり魅力を見せてくれた第1話でした。

美麗なキャラデザと作画
ラブコメと言えば可愛い女の子、可愛い女の子と言えば良質な作画。そう、日常ラブコメでは作画はかなり重視されます。それで言うと本作のスタートダッシュは上々。特に甘神3姉妹の可愛さがしっかり表現されていて目の保養でした。
ただ2クール連続での放送はすでに決定しているのでこのクオリティを最後まで維持できるかで評価が変わってきそう。

3人のうち誰かと結婚？
第1話ラストでは3姉妹の祖父であり宮司が登場、実は跡取りになってもらうために瓜生を引き取ったことが明らかになります。つまりは3姉妹の誰か一人と結婚して婿養子になるということ。これも古今東西使い古された定番すぎるネタですが、なんだかんだ楽しめてしまうのが王道の王道たる所以。
というわけで3人のうち誰が瓜生とくっつくのかが最終的な展開となりそう。1話を見た感じだとやっぱり夕奈ですかね。
とは言え原作はまだまだ連載中。アニメオリジナル展開にならなければ2クール放送内で誰かひとりと結ばれることはなさそう。