4話のあらすじ
エスペリオンユースのメンバーは全員これまでに経験したことのないポジションでプレーしていたことを知り、その圧倒的な実力差に愕然とするアシトら受験生チーム。誰もが戦意喪失し一方的な試合が続く中、阿久津のラフプレーによるダメージが残るアシトもまたプロへの道を諦めかけていた。しかし脳裏に浮かんだ母と兄の姿に……。
4話の感想
素晴らしい神回でした! ようやくワクワクするサッカーが見られた気がします。サッカーというスポーツの魅力も出ていたし、本当に胸躍る展開でした。
作画もとても綺麗で、サッカーという大人数が同時に動くこの大変なスポーツをよくぞこんなに綺麗に……。安定した作画の綺麗さはアオアシの武器になっていきそう。
福田監督の計らいもすごいですね。ユースチームのポジションを総入れ替えにした理由がただのハンデではなく、選手たち自身に考えさせ、また普段攻撃側の選手には守備について、守備の選手には攻撃のことを考えさせる。受験生にとってはメンタルを揺さぶる衝撃とハンデになり、ユースチームにはこれまで経験したことのない練習になる。よく考えられているなと感動しました。漫画としての見栄えや盛り上げだけでなく、本当に選手にとって何が良いのかを考えられているなと感じました。
負けているところにさらに実力の差を見せつけられるあの展開はあまりにも残酷ですが、あれを乗り越えられるくらいのメンタルないとプロになっても辛いだけですもんね……。
アシトがプロを意識するまでの過程も非常に丁寧でした。東京への遠征費を払ってくれたお兄ちゃんがお金を捻り出してくれていたこと、お母さんがお金がないながらも高いスパイクを買ってくれたこと、ここで諦めたらこれまで支えてくれた2人を悲しませることになること。ただサッカーを好きなだけではなれないプロへの厳しさを感じました。
アシトは第1話ではどこか自己中心的で猪突猛進さが目立っていましたが、本来は周りを認識できる視野の広さと、周囲への感謝ができるいい子なんですね。主人公らしくなってきて好感度も上がってきました。
アシトを演じる大鈴くん、まだまだ荒削り感はあるんですが、今回最後のセリフ。「えっ……」という短いセリフに心打たれました。ほとんど声になってなくてほぼ吐息なのに、ちゃんと「え」の口になっているのが感じられたし、何よりわざとらしさがなく非常にリアリティがありました。本当に驚いた時人間って声出ないから。あれを狙って演じたのかは分からないですが、本当に感動しました。
そういえばユースの中では榎木淳弥さん演じる本木遊馬くんが初めて喋りましたね。他はまだまだ呼吸音くらいでほとんどセリフないですね〜。ユースメンバーも早く喋ってほしいな。
次回早くもアシトは東京に行くのか、楽しみです。
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