95話のあらすじ
シグマから託されたシャハルの鏡でバーンへの反撃を食らわせたポップ。その隙を見逃さず、ダイは全力でアバンストラッシュX（クロス）をバーンへ放ち、左腕を切り落とすことに成功する。ついに天地魔闘の構えを破ったダイはさらにバーンの胸に剣を刺し、自分ごとライデインを食らわせ大魔王との我慢比べとなるが……。
95話の感想
ポップが隠し持っていたシャハルの鏡での反撃、からのダイのアバンストラッシュXで左腕切り落とす、からの上からバーンの胸に剣突き刺してのライデイン連発。この流れが最高にかっこよくて大興奮！ 通常のアバンストラッシュと見せかけてクロスでしたの流れはやっぱり強力だしかっこいいですね。
そしてその後の間髪入れずに剣突き刺してのライデイン連発、自分も食らいながらバーンと我慢比べしちゃうダイのかっこよさよ。みんなが苦しんで戦ってきてくれたから自分も苦しむんだというダイの優しさも感じられてグッときました。でも大魔王には一切の容赦がないところがまた好き。
しかし大興奮の展開も序盤だけ、まさかの一気に絶望へと叩き落される秘策をバーン様隠し持っていました。
バーンパレスでの戦いの前、バーン様が世界中に落としてきた巨大な支柱ピラァ・オブ・バーンをなんと真下のロロイの谷めがけて投下。大地がえぐれるほどの威力を持つそれによって、フローラ様たちのいる谷が一瞬で破壊……えっ。
マジであっけなく破壊されてしまって、えっ……以外の感想が出てこない。いやきっとみんな無事よねと思う反面、あれが落ちてくることも知らないフローラ様がどうやって助かるんじゃ……。
しかもその柱一本一本にはあのハドラーの体内に組み込まれていた黒の結晶が仕込まれており、時限爆弾のように時間がくると自動的に大爆発。それが全世界に投下された全六本が同時に爆発すれば地上は粉々に……。
えっっっっっ？？？
これは一体どうやって止めるのか想像もつかないんですけど。地上の強者たちはロロイの谷に集結しておりそれもさきほどの爆破によって生死不明、アバン先生やヒュンケルたちは全員「瞳の宝玉」で動けず、ダイとポップは満身創痍。
すっごい絶望的な状況で逆にすごい！！（語彙力）
マジでどうやってここから勝つのか想像つかないけどここまで絶望的だと逆にワクワクしてきますね。次回はどうやらポップが立ち上がるようなのですが、またポップくん大活躍しちゃうん……？？？
個人的に今回一番キュンとしたポイントは、もうどうしようもないんだよと妙に穏やかに語り掛けるバーン様でした。お前が全部やったんだろうがとツッコミたくなるくらい、ダイに同情してるんじゃないかってくらい穏やかな語りが逆に絶望感を演出しててよかったですね。
「お前の負けだバカめ！ ハーッハッハハ」くらい高笑いしてくれたら腹立つものを、すっごい冷静に「悪いけどもうどうしようもないのだ」くらいのテンションで語るから、あっもう本当に止められないんですねと絶望感じられて良きでした。
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