アニメアニメ感想

機動戦士ガンダム 水星の魔女 前日譚「PROLOGUE」 感想

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あらすじ

小惑星フロント「フォールクヴァング」にあるヴァナディース機関のラボでは、ガンダム・ルブリスの稼働実験が行われていた。テストパイロットのエルノラ・サマヤ(CV.能登麻美子)は評議会から課された条件をクリアできないことに焦る中、ラボに娘のエリクト・サマヤ(CV.市ノ瀬加那)が入ってきてしまう。その日はエリクトの4歳の誕生日だった。

感想

ガンダムシリーズの最新作としては「鉄血のオルフェンズ」以来5年ぶりとなるこの「水星の魔女」。そしてTVシリーズとしては初の女性主人公が描かれます。
新規ファン増加を狙い今作では女性主人公の学園を舞台としたアニメになることが事前に発表されていたので、この「PROLOGUE」でも主人公の幼き日の幸せな過去が描かれるのかと思いきや……。

衝撃的な重さにビビりました。ガンダムシリーズにはそれほど詳しくはないのですが(初代映画3部作、Zガンダム映画2部作、逆襲のシャア、00、オリジンを視聴済み)それでもこれまで見た中ではぶっちぎりで重いスタートだったと思います。逆を言えばものすごくガンダムらしい残酷さと業の深さ。

なんと言ってもこの「PROLOGUE」での主人公エリクトはわずか4歳の女の子です。その子がパイロットの母とガンダムに乗り込み、次々と敵MSを撃ち落としそれを「花火みたいで綺麗」って言っちゃうんですよ……。しかも妻と娘を逃がすために1人戦場に残った父が死に際にエリクトのためにハッピーバースデーを歌うのを、状況を理解できずに一緒に歌っちゃうんですよ……。重すぎて唖然としました。

またガンダムシリーズとしてとても新しく感じたのが「水星の魔女」におけるガンダムの定義。今作ではガンダムは「GUND-ARM(ガンドアーム)」が正式名称であり、GUNDフォーマットと呼ばれる義肢などの福祉工学(医療技術?)である「GUND」をモビルスーツに応用したもの。
つまりパイロットが操縦席に乗り込んでただ操作するのではなく、ガンダムとパイロットが繋がることによって操作するタイプ。どちらかというとエヴァなどに近い設定でしょうか。
ガンドアームのパイロットは自らの命を削ることによって強力な戦闘力を手にすると言った戦い方。これがまた中々にエグイ。でもこの設定がめちゃくちゃ面白い。これからどうなるんだろうというワクワク感がハンパない。

10月2日から放送開始される第1話ではこの「PROLOGUE」から数年後の世界が描かれると思われますが、「PROLOGUE」ではエリクト・サマヤという名前だったヒロインが本編ではスレッタ・マーキュリーという名前に変わっているのがまず気になるところ。
またこの「PROLOGUE」で非常に印象的な演説をしたデリング・レンブランの娘が本編ではスレッタと同じ学園に通う重要人物になっているのも注目ポイント。学園モノとはいえ中々に重い展開もありそうでワクワクですね。

作画の安定感と美しさ、若手からベテランまで豪華な声優陣、前日譚からして容赦のないシナリオ、どれをとっても本編の放送が楽しみになる名作でした。期待値はかなり高いです。ガンダムに興味のなかった層にもぜひぜひ見てほしい作品になりそうです。

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