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【アニメ感想】機動戦士ガンダム 水星の魔女 Season2 第23話 「譲れない優しさ」

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23話のあらすじ

母のため、そして自分自身のためにクワイエット・ゼロを守ろうとするエリクトに対し、キャリバーンに乗って戦うスレッタ。2人の意見は対立しスレッタの思いはエリクトに届かない。
一方ミオリネへの憎悪を募らせシュバルゼッテを操るラウダをグエルは必死に止めようとするが……。

23話の感想

・エリクト対スレッタ
クワイエット・ゼロを止めようとするスレッタとそれを阻止するエリクトの悲しき姉妹対決。エリクトから言わせれば母・プラスペラと彼女自身の悲願のためであり、ひいてはお母さんのため。けれど2人のために多くの人が犠牲になることを成長したスレッタはもう見過ごせない。
スレッタからしてみれば母と姉から捨てられたようなものなのに、それでも「お母さんとエリクトが大好きだから」「お母さんが泣いているなら抱きしめてあげたい」と言えるスレッタの優しさよ……。

・グエル対ラウダ
姉妹対決と対になるように戦うジェターク兄弟。ラウダは色々な勘違いによってミオリネへの憎悪を膨らませるも、その根底にあったのは兄に頼ってもらえない自分の不甲斐なさだったのかもしれません。
いつかラウダくんが「どうして父さんを殺したんだ」とグエルくんに詰め寄るんじゃないかとびくびくしていましたが、実際には「どうして父さんのことを黙っていたんだ」だったのがもう……。
ラウダくんはただただ大好きな兄さんに頼ってほしかったんですね。
そもそも母親違いの異母兄弟だった2人が出会ったのは少年時代の頃、暗い顔の幼いラウダくんにグエルくんは初対面で彼を抱き寄せ「俺に弟がいたなんて嬉しい」と殺し文句。そりゃあラウダくんが激重感情ブラコンになるのも当然ですわ……。

・死亡フラグをへし折る女神フェルシーちゃん
そんな尊いジェターク兄弟の回想のあと、シュバルゼッテの刃を(ディランザの)腹で受け止め、かつてのように抱きしめるグエルくん。今にも爆発しそうな機体とやりきった表情のグエルくん、そして「ガンダムなんてもう乗るな」と遺言のようなセリフ。まさか……グエルくん……
と泣きそうになっていたところにまさかの颯爽と現れたフェルシーちゃん! 「兄弟喧嘩で死ぬなんて笑えないすから!」と叫びながらディランザに爆発阻止用のトリモチ弾発射。
ふぇ、フェルシーちゃあぁぁぁん!!
もう本当にグエルくん死ぬと思って心折れそうだったので死亡フラグをへし折ってくれたフェルシーちゃんに泣けました。ありがとう……マジで女神。ジェターク家の救世主。どうかこのままジェターク寮の4人は助かってほしい。

・エアリアルとエリクト
戦闘中、エリクトでもプロスペラでもない何者かの意思によってクワイエット・ゼロの動作が一時的に停止する場面がありました。エリクトだけはその犯人が分かっていたようで怒ったような表情を見せていましたが、話しかけている相手がどう見てもエアリアルなんですよね。
これまでずっとエアリアル=エリクトだと思っていましたが、エアリアルくん自体に自我があるということでしょうか。しかもプロスペラとエリクト側ではなくスレッタ側に立っているような。ではその自我はどこから?

出典:機動戦士ガンダム 水星の魔女 公式サイトより

・どこまでも大人なケナンジ隊長とようやく大人を見せたベルメリアさん
クワイエット・ゼロ内部に侵入したミオリネたち。ケナンジ隊長は「こどもたちに持たせるわけにはいかないから」と言って拳銃をベルメリアさんに渡します。前回の「責任は大人に取らせない」というセリフと言い、ケナンジ隊長は本当に大人として素晴らしい人格者。
それに対して自らの犯した罪や過ちから逃げることも進むこともできず葛藤し続けていたベルメリアさんもついに、プロスペラや護衛ロボットたちからミオリネを守ろうと拳銃を発砲。これで罪が帳消しになるわけではありませんが、彼女もここからようやく前に進めるようになるのかもしれません。

・ファラクトに乗らなくても見せ場が作れるエラン5号
プロスペラからミオリネを守るためどこからか頂戴した拳銃で戦うエラン5号。ファラクトがスコア8に耐えられないからという理由で戦いに参戦しないと聞いた時は見せ場がなくなってしまうのではと思ったものの、そんな心配は無用でしたね。むしろめちゃくちゃかっこよかった!
最終的にプロスペラのヘッドギアを撃ち抜いて勝ちを決めたのもエランくんでしたし。
何よりも、自分を強化人士にした張本人であるベルメリアさんに「人殺しは向いてないね。次からは人助けにしておきなよ」と声をかける姿が超絶イケメン。あまりにも人が出来過ぎている……。スレッタをナンパしていた頃のあの気持ち悪さはどこにw

・停止コードは母の愛
クワイエット・ゼロの停止コードを事前に書き換えておいたというプロスペラ。銃撃戦の中ミオリネは必死に停止コードを探しますが、その時脳裏に浮かんだのがトマトの遺伝子コード。母・ノートレットからの愛が隠されていた遺伝子コードが実は停止コードに繋がっていたようです。(正確にはトマトの遺伝子コードそのままではなく「I love you,From Mom」が停止コードだった模様)
これ、プロスペラが書き換えていたのになんでノートレットママのメッセージ知ってたんだろうと不思議だったんですけど、プロスペラがエリクトへの思いをコードにしたらミオリネがそれを偶然看破しちゃったってことでしょうか。偶然にも2組の母子の愛が停止の鍵になったと……。だとするとプロスペラにとってはすごい皮肉な結末ですね。

・惑星間レーザー送電システム
クワイエット・ゼロを止めるため宇宙議会連合は密かに開発していた惑星間レーザー送電システムを起動。発射すれば被害は大規模なものになると知っていながら。その裏ではペイル社と結託。復興の先導とグループの取締をペイル社に任せるという取り引きが行われていたようです。タケモトピアノペイル社CEOたちが最後の最後に害悪になりましたね……。いや宇宙議会連合もクソすぎる。
しかしそんな中でその会議に参加していた本物のエランくんだけがなぜか浮かない表情。これはもしかして……エラン5号同様に実は真っ当な人間だった説出てくる? ラストに株を上げる行動をしてくれるかも。

・レーザーから母と妹を守ったエリクト
発射されたレーザーからクワイエット・ゼロ、ひいては愛する母と妹たちを守るため盾となったエアリアルとエリクト。その姿はまさにお姉ちゃん……。その結果、クワイエット・ゼロもキャリバーンも無傷だったものの、エアリアルは半壊。データストームも消えた今エリクトは一体どうなってしまったのか。
いよいよ残り1話、次で最終回となりますが次回予告で映されたのはなんと「最終回」という文字のみ。サブタイトルは明らかになっていません。宇宙議会連合とペイル社という諸悪の根源をどうするのか、スレッタとミオリネは結婚するのか、そもそもエリクトはどうなったのか。プロスペラは罪を贖うのか? 残り1話で全てを回収できるのか不安ですが、毎回とんでもない情報量を詰め込んでくる水星の魔女ならきっと大丈夫! 期待して最終話を待ちたいと思います。

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※本ページの情報は2023年4月時点のものです。
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