14話のあらすじ
姉の仇であるスポーツ・マックスをパイプの中に詰め込み追い詰めたエルメェスだったが、姿の見えない何かに襲われ逆に窮地に陥る。駆け付けた徐倫とF・Fも襲われ、3人はスポーツ・マックスのスタンド能力である見えない死骸に翻弄される。
14話の感想
スポーツ・マックスのスタンド「リンプ・ビズキット」の能力が透明なゾンビというのがちょっと奇抜すぎて驚きました。ゾンビな上に透明なのずるくない???
しかもスポーツ・マックス本人も死んだのに自分の能力でゾンビ化、死後も使える能力便利すぎる。ただ本人に死んだ自覚がなかったせいで巻き込まれた男女にはちょっと笑いました。コントぽかった。
姉の仇ということで今回は最後まで一人で戦うことを貫いたエルメェス。相手がスタンド能力者という時点で徐倫の言う通りエルメェス1人の問題ではないとは思いましたが、終盤の彼女の覚悟を聞いたらなんとも言えなくなりました。
復讐というテーマはアニメやドラマでも定番の一つであり、復讐をしても何も戻ってこないというのは復讐をやめさせるために使われる常套句。けれどそれを全て理解した上で、たとえ仇と同じところまで堕ちたとしてもその覚悟を持って復讐を完遂するエルメェスには震えました。
全てが終わったあと静かに涙を流して「あんたのところで泣きたい」と徐倫に対して言った言葉は、復讐を果たした安堵の涙だったという説と復讐を果たしたのにすっきりしない悔しさの涙という説がファンの間ではあるようです。個人的には両方だったのかなと受け取りました。
ただどちらにせよ、スポーツ・マックスを倒したあとのエルメェスにグロリアの幻が降りてきて抱きしめるという演出にグッときました。これでやっとエルメェスは肩の荷がおりてゆっくりできるのかな。
そしてエルメェス役の田村睦心さんは今回も最高にかっこよかったですね。もう本当に本当にかっこよくて大好きなお方なんですが、今回は特に終盤の絶叫とラストの静かな呟きのギャップが素晴らしかったです。「グロリアの分だ!」と言いながら殴るところ、何度も何度もグロリアの名前を叫びながらのシーンが切なさに溢れて本当に泣きそうになりながら演じているようにも聞こえました。魂の叫びでしたね。
ひとまずスポーツ・マックスは倒したものの、またしても懲罰房に入れられてしまった徐倫。第13話冒頭の特別な懲罰房のシーンはこのスポーツ・マックス戦後のことだったんですね。ようやく時系列が理解できました。しかしエルメェスはどうなったのかしら……。
動画配信
全世界独占先行配信
(13話~24話)


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