機動戦士ガンダム水星の魔女第10話「巡る思い」感想

アニメ

2022.12.12

10話のあらすじ

シャディクとの決闘から2ヶ月、少しずつ軌道に乗り出した株式会社ガンダム。社長業で多忙を極めるミオリネは出張で学園を飛び出すことが多くなり、彼女に温室の世話を任せられたスレッタは頼られることに喜びを覚えていた。GUND技術による医療事業も順調に進む一方、裏ではグラスレーとジェタークが暗躍していた。

10話の感想

第9話から2ヶ月経ち、株式会社ガンダムが順調に進んでいることが語られた第10話。スレッタの「学園でやりたいことリスト」も順調に進んでいる様子。しかし不穏な要素も満載。

まずはグラスレー社のサリウス・ゼネリとジェターク社のヴィム・ジェタークが以前から計画していたと思われるデリング・レンブランの暗殺計画を本格化し始めました。しかもこの計画、あまり乗り気ではない様子のサリウスの背中を押したのがなんとシャディク。この人やっぱり見た目からは想像もできないほど腹黒ですね……。
もちろんシャディクにとってはそれが養父であるサリウスとグラスレー社のためだと考えてのことなんでしょうが、事業を通してようやくまともな会話をするようになったデリングとミオリネのことを思うとしんどすぎる。ミオリネさん言葉には出さないけどデリングに認められるのすごく喜んでそうだし……。

さらにデリング暗殺のためシャディクが依頼したのは地球に拠点を置くアーシアンと思しき楠大典さん演じるナジ・ゲオル・ヒジャ。他にもパイロットの少女ソフィ・プロネ（CV.井澤詩織）とノレア・デュノク（CV.悠木碧）、さらに「フォルドの夜明け」を名乗ったオルコット（CV.三上哲）も登場。声優豪華ですねえ。彼らが一体何者なのかも注目です。

続いてエランくん。いろいろ理由をつけて休学していたエランくんですが、久しぶりにスレッタの前に姿を現し復学したことを報告。さらにぐいぐい押してデートの約束どころかキスまでしようとする強引さ。まさか本物のエランくんじゃあるまいなと思っていたら、強化人士5号でした。本物並みの性格の悪さだそうです。
さすがのスレッタも以前のエランくんと違うことには勘付いたものの、全くの別人という発想には中々至らないだろうなあ。
しかしこの時エラン5号に言われた「ミオリネは弾除けとしてスレッタと婚約しているだけ」という言葉が、スレッタとミオリネの仲に大きな亀裂を生むことになります。ミオリネさんはまだ何も気づいていなさそうですが……。ここへ来て初めて2人の仲が不穏に。ミオリネさん言葉足らなすぎるぞ……。このままではエラン5号の思う壺になってしまう。

さらにこの2ヶ月の間にグエルくんが行方不明になっていたことが判明。前回ラストでグエルパパから退学を宣告されたグエルくんですが、行方不明ってどういうこと？？世間体のために退学を隠しているのか、それともグエルくんが逃げ出したのか……？？
現在はボブの名で輸送会社に勤務しているものの、その後輸送中にフォルドの夜明けの襲撃を受けることに。輸送先がエアリアルが保管されているプラント・クェタだったこともあり、そこでスレッタと再会するのかなと思ってましたがまさかハイジャックされるとは。グエルくんどこまでも不憫。いやこれはスレッタに救われるフラグ……？

とにかく今回も見どころ満載でしたが次回第11話は一週休んで12月25日のクリスマス。さらに第1クール最終回はまた一週休み年が明けた1月8日の予定です。焦らしますねえ。
あと今回からニカ姉の声優が宮本侑芽ちゃんの休養により代役として白石晴香ちゃんとなっていました。思ったより違和感はなかったものの、ニカ姉もかなり重要な役どころなので侑芽ちゃんにとっても悔しいでしょうね。でも晴香ちゃんも好きなのでファンとしてもちょっと複雑。とにかく侑芽ちゃんが早く良くなりますように。