アニメアニメ感想

【アニメ感想】新世紀エヴァンゲリオン 第拾六話 「死に至る病、そして(Splitting of the Breast)」

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16話のあらすじ

突如上空に現れた謎の巨大な球体。どう見ても使徒だがパターン分析はオレンジ(=使徒ではない)のため、ミサトは下手に動かない方が良いと判断し、3体のEVAを配置し慎重に接近して反応を窺うよう指示する。しかしシンクロテストで1位を取ったことと、そのことをアスカに茶化されたことからシンジは足止めをしようと球体に狙撃してしまい……。

16話の感想

新たに登場した第拾弐使徒・レリエル。上空に出現した巨大な球体が本体かと思いきや、足元に現れる影が本体という斬新な設定。しかも球体は分析パターンオレンジ(=使徒ではない)なのに、足元の影は分析パターン青(=使徒)というややこしさ。
さらに足元の影の中は虚数空間(ディラックの海)と繋がっており、飲み込まれると外界とは分断されてしまう様子。ちなみに虚数空間とかディラックの海とか実在する言葉なので一応調べたんですが、説明を読んでも理解できなかったので諦めました。
一応こちらの解説が分かりやすそうだったので興味のある方はぜひ→アニヲタWiki(仮) レリエル(新世紀エヴァンゲリオン)

このレリエルという使徒は精神攻撃を行う初の使徒だったらしく、シンジくんが虚数空間内でもう1人の自分(幼いシンジ)と対話していたのはレリエルによる精神攻撃だったんですね。
このシーンはシンジくんともう1人のシンジくんによる対話がかなりの尺で描かれていて、緒方恵美さんの一人芝居だったんですが本当に凄かった。
声自体は変えていないのにどちらが喋っているのかはっきりと分かる(もう一人のシンジくんは声が固く冷たい・本物シンジくんは声が幼く感情的)のはもちろんこと、やはりシンジくんの叫びの迫力が凄すぎる。理性的な怒りや苛立ちではなく、言葉よりも感情が先走ってしまう叫び方。理解してもらいたいのに理解してもらえない思春期のもやもやや苛立ちが爆発した時の叫び声というか。そういったものの表現がやっぱり緒方さんはずば抜けて上手いなと改めて感じました。声から心の苦しみや痛みが伝わってくるんですよね。だから聞いているとすごくしんどくなる。でもそれがすごい。

また今回はミサトさんとリツコの関係にも大きな変化が表れた回でもありました。
パイロットよりも初号機を優先すると言ったリツコに対し、なぜそこまで初号機にこだわるのかと食い下がるミサトさん。ゲンドウやリツコが隠していたアダムの存在を知ってしまった今、ミサトさんの中には彼らに対する猜疑心で溢れてそう。
そして虚数空間の中で死を覚悟したシンジくんを救ったお母さんの姿。初号機は暴走し内側からレリエルをぶち破り自力で生還。あれはやっぱり……初号機の中にいるのはシンジくんのお母さん……なんですね。
それと初号機の中のお母さん(ユイ)と、レイがシンジくんに対して全く同じセリフ(そう、よかったわね)を放ったのも気になります。いよいよ闇が深くなってきましたね。

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※本ページの情報は2023年1月時点のものです。
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コメント

  1. 立花浅黄 より:

    第12使徒か。確かにややこしいやつです。虚数空間(ディラックの海)については調べても理解不可能でしょう。外界とは違う異空間みたいなものとしか言えません。シンエヴァ後半に出てきたマイナス宇宙と一緒なんじゃないかと言う説がありますが可能性は低いです。シンジはTV版で1回行っていたからマイナス宇宙でTV版の時の記憶を取り戻したんじゃないかって言う話です。

    マイナス宇宙のモデルはある特撮ヒーロー物です。使徒の精神攻撃については詳細不明です。使徒が人間に興味を示しているんじゃないかと言う可能性が高いですが、使徒は知恵の実を食べていないからそこまでの考えはないんじゃないかと思われるけど。ミサトとリツコの関係は確かに大きく変わっています。この回以降は仲が悪い感じになっていますから。ギスギスしてて何とも言えない。

    初号機の中身についてはそうです。シンジの母親のユイですね。ユイと綾波の台詞が同じだった事については詳細不明です。意味深な感じはするんですが。関係性があったりするんでしょう。気にならないわけではないけど、真相は謎です。

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