EPISODE 10-A 「戦慄の参観日」
憂鬱な気分で授業参観のために学校を訪れたあたるの母。するとそこへ牛車が現れ、中に乗っていたのは面堂の母。さらに牛車の上には上空から舞い降りた宇宙船が着陸し、ラムの母まで現れる。地球語が分からないラムの母に話しかけられ困り果てるあたるの母だったが……。
EPISODE 10-B 「君去りし後」
毎朝ラムに叩き起こされて不機嫌なあたる。ラムは何やら楽し気に人形を手作りしそれをあたるに渡そうするが、あたるは「ほうっておいてくれ」と怒鳴り彼女の話を聞かずに寝てしまう。しかし翌朝起きるとそこにラムの姿はなく……。
10話の感想
Aパートはあたるのお母さんがメイン(?)の授業参観回。毎度あたるのせいで恥をかかされるのが嫌だというお母さん、なんとも憂鬱な気分で学校に行くとまずはしのぶのお母さんと遭遇。
しのぶのお母さんを演じるのは滝沢ロコさん。
するとそこへ場違いな牛車が到着。中に乗っていたのは面堂のお母さん。自分では決して喋ろうとせず、執事や息子の通訳がないと意思疎通できないというまさに面倒くさいお母さんw
ちなみにセリフが「ごにょごにょ」くらいしかなくて誰が演じてるのか分からなかったんですが、まさかの井上喜久子さんでした。確かに吐息とかよく聞くときっこさん。しかしこれは声だけでは難易度高いですねw
さて牛車も驚きですが、さらにそこへ上空から舞い降りた巨大な宇宙船も着陸。当然のごとく中から現れたのはラムのお母さんです。っていうか牛車潰されたのに面堂のお母さんよく無事だったな。
このラムのお母さんを演じるのが、かつて1981年版TVアニメ「うる星やつら」シリーズで長年ラムちゃんを演じてきた平野文さんです。時を経てかつてのあたるを演じた古川登志夫さんがあたるの父を、ラムを演じた平野文さんがラムの母を演じるというこのキャスティング、泣けますね。
そんなラムのお母さんは地球語が喋れないのでセリフは全て鬼族語。これがまあさすが元ラムちゃんというべきかめちゃくちゃ流暢。
ちなみに公式ツイッターではこの鬼族語の換字表が公開されており、これがよーく見るとかなり面白いことになっているので必見。これの制作者さんのツイートも併せて読むとかなりエモイです。
さて一方のBパートはちょっと切ないお話。ある日突然手作りの人形を残して姿を消してしまったラムちゃん。最初は静かで平和な日常を満喫していたあたるも、次第にラムちゃんがもう戻ってこないのではと悟り焦り始めます。ラムちゃんのいそうな場所や、思い出の場所を駆け巡るあたる。
ラムちゃんが姿を消したと知った面堂くんやクラスメートたちの協力も得て世界中探しまわるもどこにもいないラムちゃん。
もう帰ってこないと悟ったあたるは、ラムちゃんの人形を抱きしめて涙を流す……。
のですが、実はラムちゃん、パスポートが切れてその更新のために一旦宇宙船に戻っていただけというオチ。っていうかパスポートなんかあったんかい。
しかもラムちゃん、手作りの人形になんと盗聴器まで仕掛けていたw あたるが心配だったと言いつつそれはヤンデレのやることやで……。
素晴らしかったのはなんと言っても2人の再会のシーン。紅葉を見るのを楽しみにしていたラムちゃんが、真っ赤なもみじの絨毯に降り立ちその衝撃でふわっともみじが舞い上がる。その中で再会を果たす2人。演出が美しすぎて鳥肌立ちました。
しかもラムちゃん何が素敵って、泣くのを我慢して強がるあたるに対して、本当は泣いていたのを知っているのにそのことには触れずに、人形が汚れてることだけさらっと触れるところ。ラムちゃん本当に本当に嬉しかっただろうに、多くは語らないところがもう可愛い。あたるが泣いてたことにも触れない優しさも素敵。美しくて、幸せで、なんだか泣ける神回でした。
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