うっかり眠い時に見たら全然理解が追いつかなくて後悔しました……。今回もかなり哲学的というか抽象的なお話でしたね。
様々な世界を旅する長良、瑞穂、やまびこ先輩の3人。ある時、瑞穂がやまびこ先輩になぜ犬になったのかを訊ねると、彼は今から5000年前の話を語り始めました。
それはやまびこがまだ人間だった頃のこと。捻くれた少年だったというやまびこは、クラスメートと離れ1人きりで旅をしていました。辿り着いた世界で出会ったのは、万能の力を持つ少女・こだま。自然を操るこだまはその力で共に暮らす仲間たちを守り、優しい世界を作り上げていました。最初はそんなこだまを毛嫌いし、拒絶していたやまびこ。けれど次第に心を開くようになり、彼女と共に生きるようになります。
幸せな日々を送っていたのも束の間、その世界に謎の疫病が流行り始めます。美しかったこだまの顔も赤い鉱物のような腫瘍が膨れ上がり、やまびこ以外の全員が病に冒されました。
疫病を持ち込んだとみんなが噂するのはどこかからかやってきた謎の男。彼は自らを「戦争」と名乗り、この疫病の原因はやまびこだと言いました。この世界は、やまびこの心の中が具現化した世界だったのです。
やまびこ先輩の過去が語られた衝撃の8話。これまた非常に謎の深まる8話でした。こだまのためならなんでもやれると願ったことがきっかけで犬になったやまびこ先輩。そして心の中を具現化するという能力も明かされます。
謎だったのは、こだま自身もやまびこ先輩が作り出した存在だったのかということ。ちょっと理解力が低くてこの辺りは読みきれませんでした。こだまの万能の力が朝風以上に最強過ぎるので、作られた存在だったのかな〜という気はします。やまびこ先輩が願った優しい世界の中の住人だったのかなと。
だとしたら、今回初めて死が描かれたのも納得。ただもしこだまが実在する人間だったとしたら、虫に食われても生きていた二つ星に対し、疫病(心の傷)が原因で死ぬというのはめちゃくちゃ怖いですね。
今回は登場キャラが少なかったのと、やまびこ先輩の過去語りだったのもあり、どこか童話のような昔話のような哀愁がありました。そんな中で雰囲気を見事に作り上げていたのはやまびこ役の津田健次郎さん、こだま役の竹達彩奈さん、戦争役の遊佐浩二さんの存在が大きかったと思います。
戦争の一言目、掠れ声でしたがまさか遊佐さん!? と気づいてめちゃくちゃ動揺しました笑。サニボに遊佐さんはなんか意外な気がしたんですが、戦争役はすごいハマり役でしたね。今後も登場しそうだし、その時はまた波乱を起こしそう。
一方の竹達さんはクレジット見るまで自信が持てなかったんですが、こちらも素敵なお芝居でした。前半は凛々しくて美しくて力強く、後半は儚くて美しくて脆い。けれどとても優しい声が印象的でした。僕っ子……。
他の方の考察を見ると今回も様々な解釈があって、「こだま=キリスト、戦争=ユダ」説とか、「こだま=希、やまびこ=長良」説などが面白かったです。個人的には、ラストの長良とやまびこ先輩の会話から、やまびこ先輩が長良にかつての自分を重ねているのは間違いないんだろうなあと。そしてやまびこが救えなかったこだまの代わりに、希を救うのは長良なのかなと感じました。
にしても残り4話で一体どう終わらせるのか……。
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