アニメアニメ感想

Sonny Boy 第12話「二年間の休暇」感想

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12話のあらすじ

高校生となった長良。2学期の始業式、漂流のことなど誰も覚えていない世界。瑞穂と再会しても冷たくあしらわれ、町で見かけた長良のことを見向きもせず朝風のもとへ走っていく。1人孤独に過ごす長良は漂流など本当にあったのだろうかと思うように……。

ハテノ島から宇宙に飛び出した後、観覧車のような場所で瑞穂と過ごしていた長良。やがて次元の入り口へ2人は歩み出します。そこへ現れたのは朝風。彼は元の世界にいるのは違う自分たち、その意味を本当に理解しているのかと問いかけます。「この世界も元の世界も同じなんだ」と言う朝風に、「それでもここじゃないと思ったんだ」と長良は戻ることを選択。朝風から本物ののコンパスを受け取った2人は走り出し、コンパスの指し示す光へとひたすら走り続けました。「ここから出てはいけない」というヴォイスの言葉も後にして、ついに2人が辿り着いた(選んだ)世界はーー。

ちょうど漂流から2年後の世界に戻った長良と瑞穂。2人以外の全員が漂流の記憶を失っており誰もハテノ島のことを覚えていません。誰も覚えていないことに孤独を感じる長良と、かつての中学校に忍び込み別の世界への入り口を探してしまう瑞穂。一見戻ってきたことを後悔するようにも見える2人ですが、最終的には2人とも希望を持って未来へと向かうことを選んだのです。

サニボとはなんだったのか

多くは語らない本作、やはり最終回でも全ては語られませんでした。漂流した理由も、ヴォイスの正体もはっきりとは示されませんでした。ただ本作の伝えたかったテーマはなんとな〜く理解できた気がします。

「あの世界」が静止した世界だったのに対し、長良と瑞穂が最終的に選んだのは「未来へ向かう世界」。そこでは何にも変わらないし、瑞穂のおばあちゃんは死んでしまうし(おそらく)猫のトラも死んでしまうし、長良はバイト先で理不尽に(?)怒られるし、朝風一直線。
それでも長良は「この世界」を自分で選択したのだと最終的には納得し、人生はまだまだ長いと希望を抱きます。
死を恐れていた瑞穂も、おばあちゃんの死(多分)もトラの死も受け入れて(多分)、自分もバイトして家借りようかなと前向きな発言。さくらが心配していた子どものままの瑞穂ではありません。

本作のタイトル「Sonny Boy」の意味は『男の子供(男の子への親しみを込めた呼びかけ語)』だそうです。(※weblio 英和和英辞書より引用)
Sonny Boy」だった長良が漂流を経て大人に一歩踏み出す、そんな作品だったのかなと自分は理解しました。ちなみに12話のサブタイトル「二年間の休暇」は本作の元になったであろう冒険小説「十五少年漂流記」の原題を直訳したものなんだとか。

気になる色々

最終回には色々と気になるシーンもありました。

まずヴォイス。「ここから出てはいけない」と言うセリフは結局どういう意味だったんだろう。ヴォイスの正体も目的も結局は謎のままでしたね〜。ただ能力遺物を愛でていたりしたのを見ると、思春期の少年少女の心(=能力遺物?)とかそういうものを愛でるのが好きだったのかなーとか。

次いで謎なのがあき先生。マジで何者だったんだ……。初期の明星ヴォイスに操られていた)と同じ目をしていたことと、ヴォイス朝風を引き合わせていたところを見ると、元々は生徒だったのをヴォイスが操っていた、と言うのが妥当かな。朝風曰く「消えてしまった」と言うのが気になるところですよね。役目を果たしたと言うことかな。う〜ん、分かりません。有識者の皆さん助けて。

そして最終話ですごい気になったのが、長良のバイト先の女の子。茶髪の子なんですが、ヴォイスの語りのシーンで一瞬、暗い通路に立つ女の子が映るんですがその子と同一人物っぽい? 長良を意味ありげに見つめていたのがめちゃくちゃ気になります。これまでに登場してたっけ、あの子……。
同じく職員室で長良をじっと見ていた男性も気になりました。エースにも見えたけどあそこに座ってるってことは先生ですよね。すごい気になる。

それと鳥の雛を拾ったに「育ててみる?」と聞かれた長良が断るシーン、1話か2話にあった2人の会話のデジャヴだと思うんですが、なぜ長良はまた鳥を見捨てるような選択をしたんでしょうか。鳥を見殺しにしたことをに責められた過去があったからこそ、今度は違う選択をするのかなと思ったんですが。う〜ん、有識者の皆さん助けて……。
色々ふまえてもう一回、いや二回三回は見直さないと分からなさそう。

まとめ

とにかく不思議なアニメでしたね。分からないことだらけで、だからこそ語りたいことだらけです。何度も何度も咀嚼していくうちに分かっていくのかな。

夏目真吾監督のインタビュー()によれば、「意外にシンプル」な話なんだとか。説明が少ないだけでテーマはものすごくシンプルで、視聴者が深く考えすぎなだけなのかもしれません。
あと、劇伴(BGM)を極力使わなかった理由が見る人に余白を与えるため、BGMは感情を誘導するものだから、と言うのがものすごく腑に落ちました。確かに音楽が人に与える影響って絶大ですもんね。こういう点もサニボが斬新だった理由なのかも。

<Sonny Boy>「なんか面白い」の“なんか”とは? 異色のアニメは「意外にシンプル」 夏目真悟監督に聞く

何よりも、しっかりと全てを説明することで見る者に極力ストレスを与えない作品が多い今この時代に、ほぼ何の説明もなく登場人物の言動だけで全てを表現をすると言うサニボの姿勢が大好きでした。こんなに見ながら頭フル回転させたの初めてです。それでも全然分からなかったけど。でも全部を理解できなくても、一度も飽きずに見られたのはやはり夏目監督の手腕ですね。サニボ、本当に面白かったです。ありがとうございました。

ここまで書いてから夏目監督の各話コメンタリー後編を読みました。いくつか謎も明かされててなんで先に読まなかったんや……と言う気持ちでいっぱいです。
ただ監督の意図を読み取れていた部分もあったり、「分からないが正解でもある」と言う言葉にめちゃくちゃ救われました。最高でした。

夏目監督に寄る各話コメンタリー②

12話が配信され次第差し替えます。差し替えました。

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