Sonny Boy 第1話「夏の果ての島」感想

注目のオリジナルアニメ「Sonny Boy」の第1話がついに放送されました。中々に強烈な世界観に謎だらけのストーリー、わけわからんとは思いつつも続きの気になる第1話でした。

8月16日、夏休みの真っ最中。中学3年生の長良たちは突然、学校ごと異次元に漂流してしまいます。しかもなぜかそれぞれが超能力のような不思議な力を使えるように。
主人公の長良は無気力で諦観した少年。市川蒼くんのクールで静かな声がぴったり。こう言う役似合いますね。大好き。
そんな長良と行動を共にする少女・希は帰国子女で少し破天荒。漂流したクラスメイトらをルールで縛ろうとするリーダーにも屈しない強い意志を持っています。演じるのは大西沙織さん。最近になってやっと声を覚え始めた気がします。こちらもすごくキャラに合ってる。

反抗的で強力な超能力を使う朝風には今大注目の小林千晃くん。なんの違和感もない。かっこいい。
常に3匹の猫を連れて歩いているマイペースな少女・瑞穂を演じるのは言わずと知れた天才の悠木碧ちゃん。
この4人が当初発表されていたキャラクターたちですが、1話では早速他のクラスメイトたちも多数登場。
その中で一番気になったのが頬に星形のあざを持つ中性的な少年・明星（ほし）。小柄で一見女の子のように可愛らしい顔立ちですが、優れた話術と腹黒さを持ち合わせるかなりの曲者。演じているのは内藤有海さん。個人的にとっても気になるお声でした。
なんでも36人全員に詳しい設定があるそうで、今後の活躍が楽しみですね。

謎だらけの世界観とストーリーでとにかく個性的な作品ですが、映像が何より本当に素晴らしかったです。CGが多い最近のアニメの中で、見た限りほぼ手描きなんじゃないかってくらい。少し前のアニメを思わせる懐かしさがあって感動しました。キャラの動きも、あえて動きをぎこちなくしている感じがまたいい意味で古さを感じました。とにかく懐かしさ全開。個人的には大好きな作風です。手描きってやっぱりいいですね。
今後の展開を期待して見てみたいと思います。

第1話 夏の果ての島