1話のあらすじ
中世イングランド、白薔薇のヨーク家と赤薔薇のランカスター家が王位を巡って争う薔薇戦争の時代。ヨーク家の三男・リチャード(CV.斎賀みつき)は同じ名を持つ父・ヨーク公爵(CV.速水奨)に愛されて育ったものの、母親からは悪魔の子として忌み嫌われていた。この世界の唯一の光として慕うヨーク公爵が王位に就くことを願うリチャードだったが、彼のその望みがイングランドに戦乱の嵐をもたらすことに……。
1話の感想
・作画について
世界観も相まって、主人公・リチャードがとても耽美。男女どちらの性も持つという設定を見事に活かしたキャラクター像。
ただ作画に関してはちょっと……。作画崩壊はないものの、紙芝居かなと思うほど動かない。戦のシーンでの大勢の兵隊や恐らく手描きだと動かすのが難しいのであろう猪なんかはCGなんですが、CGなのにまさかの動かないという衝撃。動かないなら手描きで良かったんでは……。戦以外でもとにかく動かないので、静止画という意味ではまあ綺麗だったと思います。
・ストーリーについて
設定や世界観、時代背景などは非常に魅力的なのに、1話全編回想なのかと思うほどめちゃくちゃ展開が早い。1話のクライマックスがどこなのかイマイチ分からなくて盛り上がりに欠けました。原作は未読ですが、多分駆け足な1話なんだろうなあという感じ。正直今後もこのテンポで進むなら残念ながら切ってしまうかも。
・声優について
流石の豪華さでした。とにかくリチャード役の斎賀みつきさん。やはりこのお方の性別不詳感は本当に素晴らしい。幼少期の声も兼任していらして、声の幅もめちゃくちゃ広い。作品作りがもうちょっと丁寧なら、もっとお芝居をじっくり聞けただろうなあというところがちょっと残念。メインキャストが斎賀さんと緑川さんなのが、本当に令和か?? っていう人選で興奮しました。マジですごい豪華だな。
あとジャンヌ役の悠木碧ちゃんがとんでもんかったです。相変わらず声変幻自在ですね。やっぱり天才なのね。
・まとめ
良かったのは雰囲気と声優だけでした。見る前から、制作J.C.STAFFか〜……と若干の不安はあったんですが、まさかここまで紙芝居アニメとは。戦争が一つの大きなテーマなのにも関わらず、戦争の表現がこんなに安っぽくちゃ全然感情移入できません。せめて作画か構成かどっちかだけでも素晴らしかったら良かったのに。世界観と声優が好きなのでとりあえず視聴は継続しますが、とても楽しみにしていたのでとても残念です……。
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