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東京24区 第9話 「シルバーソルト」 感想

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9話のあらすじ

KANAEシステムの前身とも言える香苗が設計したAI、それを搭載した車で彼女は交通事故を起こしてしまう。歩道にいたまだ幼い黒葛川を守ろうと、同乗していた後輩の口切鑑(ゼロス)は重症を負い失読症を患う。そのことに酷く後悔する香苗だが、彼女の発明を高く評価していた豪理に、ゼロスが文字を読めなくなった代わりにアートに目覚めたことを伝え悪いことばかりじゃないと慰める。しかしシステムには原理的に解決できない問題があるかもしれないと香苗は開発を諦め、教師へと転職することに。

9話の感想

第9話は過去の出来事のみを描くという答え合わせのような展開となりました。まだ結婚する前の香苗と、その後輩だったゼロス(本名は口切)から始まります。驚きだったのはゼロス。カウボーイのような一風変わった装いだったのがかなりインパクトありました。今とだいぶ変化してますね。
また香苗が設計したAIで自動運転していたところ、前方から突然車が逆走(?)していたのを避けようとしたものの歩道には少女がおり、結果的にAIは助手席にいたゼロスを犠牲にすることを選んでしまいます。幸い命に別状はなかったのですが、頭に傷を負ったゼロスは文字を認識できなくなる失読症を患っていたことが判明。しかしそのことに腐ることなく、彼はアートの才能に目覚めたことで24区を代表するアーティストとなったのでした。
ちなみにゼロスという名前は、事故直後に自分の名前「口切」という字が「0th」に見えたのが由来のようです。
また事故現場に居合わせてしまった少女は、どこかで見たことあるなと思ったら黒葛川さんでした。
ここまでで気持ちいいくらい伏線を回収してくれて感動。香苗と豪理の出会いから香苗が開発をやめて教師になるまでの過程、ゼロスや黒葛川さんとの関係性、そしてカルネアデスの原案(?)まで全部分かりやすい。

香苗に憧れて同じ大学に入った黒葛川さんはそこで筑紫さんと出会います。彼がさっちゃんと親しげに呼んでいたのは同じ大学の先輩後輩の関係だったからなんですね。
また以前「黄金サンライズ」の回で、ヒーローショーに出ていたMr.24の声を中村悠一さんがやられていて、兼ね役でやられているのかな? と思っていたらまさかの筑紫さん本人でびっくりしました。伏線回収の勢いがすごい!
筑紫さんがこれまでちょいちょいシュウタに絡んできたのは同じヒーローに憧れた者同士だったからなのでしょうか。割と本気で継いでほしかったのかな。シュウタは多分中身が誰かは知らないですよね……?

その後も、香苗さんが亡くなった原因や豪理がKANAEシステムにこだわるようになった理由など怒涛の勢いで伏線回収。
そしてED後のラストには、これまでRGBに提示されてきたトロッコ問題が、KANAEシステム内のアスミがこれから起きる事故の被害者をどうやったら救えるのか、その答えを導くためにRGBに助けを求めていたことも明らかに。つまり二択が提示されていたのはKANAEシステムが導き出した未来に過ぎず、アスミは本当はもっと別の未来をRGBに導き出してほしかったのかもしれません。そうすると、シュウタが悪あがきでも常に「全員救う」を目的にしていたのは間違っていなかったのかもしれない……たとえ結果は最悪だったとしても。

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