4話のあらすじ
一面の銀世界で目を覚ましたルビー。冬仕様の衣服にスノーボードにも変形する武器へと変化したルビーは、ナイトメアハンター・シオンの協力によってワイスの夢の中へと入っていた。
ワイスの精神世界には無数の行先が絡まった矢印の看板や長い線路、列車を襲うホワイト・ファング、そしてワイスの父・ジャックが支配する巨大な街があった。ルビーはワイスをナイトメアから救い出すため彼女を探す回るが……。
4話の感想
冒頭いきなり見知らぬ雪景色とこれまでとは違うルビーの衣装で混乱させられましたが、あとからここがワイスの夢の中であることが明かされました。前回、ワイスがナイトメアグリムによって侵食されていることを匂わす表現があり、そこから第4話が始まるのかと予想していたらまさかのその過程が全カットでした。ジョーンの件があったので予想もできたので個人的には経緯全カットでよかったと思いますが。
ワイスの精神世界を現す夢の中は、これまで描かれてきたワイスの苦悩そのものが映し出されたかのようなディストピア空間。
雪景色の中を通る列車はホワイト・ファングによって襲撃され街に辿り着くことは困難。
街の中にはワイスの父・ジャックの像やホログラムがポスターが至るところで監視の目を光らせ、警備員のようなロボットだけが徘徊する異様な空間。街の人々はすべて影で表され、唯一の生きた人間として登場したジョーン、ノーラ、レンたちは「おバカさん」として牢屋に閉じ込められていました。
意外だったのは、ワイスが一番バカにしてそうなルビーがあの牢屋に入ってなかったこと。シオン曰く、夢の中の登場人物(つまりワイスの夢に登場するルビー)と入れ替わる形で夢世界に入ることができるそうなので、ワイスの夢の中でもルビーは町の外にいたということになるんですよね。口ではなんだかんだ言ってましたが、本当にルビーを認める気持ちも生まれ始めてたのかもしれません。
夢の中でも監視の目を光らせる父・ジャック、酒におぼれた母・ウィロウ、厳しい姉・ウィンター、そしてコウモリの姿になって嫌味を口にする弟・ウィットリーと地獄のような家族がワイスを囲みます。ワイス、プライド高いし他人を見下すし素直じゃないしで今のところイマイチ好きになれませんが、それでもこの家庭環境を見たら同情しかない……。もしかしたら本当にこんな悪夢を毎晩見ていたのかもしれないと思うと本当に地獄です。
一番印象的だったのは、夢の中で再会したワイスがルビーに「夢から覚まして絶交する」と言われた時の表情。何かをこらえるような顔で、でも嫌味の一つも言わない。言えなかったのかもしれません。あの言葉に対して何も言えなかったことがワイスの本心だったように思えてとても切なくなりました。
この第4話からアニメオリジナル展開へと突入したそうですが、4話のサブタイトルが本作のタイトルでも「氷雪帝国」なのを見るとここからはこのワイスの夢世界が舞台になっていくんでしょうか。でもさすがに残り10話近くもワイスだけに使うとは思えないし、タイトルの「氷雪帝国」はまた違う意味があるのかな。なんにせよワイスをナイトメアから救い出すのが中盤の山場になりそう。
次回はルビー対ワイスのバトルアクションに期待したいですね。
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