【アニメ感想】スキップとローファー第11話「ワイワイザワザワ」

アニメ

2023.06.14

11話のあらすじ

文化祭が始まり、生徒会のみつみは受付で大忙し。クラスの劇は順調で大好評。楽しそうな志摩の姿にホッとするみつみだが、ミカが中学時代の友人と楽しそうに喋っている姿を見て、東京に知り合いがいないことに寂しさを覚えてしまう。

11話の感想

いよいよ始まったつばめ西校の文化祭。今回はみつみを中心に、いろんなキャラクターの心情や成長が描かれました。

高校に入って知り合ったみつみ、ミカ、結月、誠の4人。最初の頃はギスギスしたり、オドオドしたり、上手くいかなかったりもあった4人ですが今では固い友情で結ばれた大親友。
大人気で売り切れ必至のチュロスをまこっちゃんが4人分買っておいてくれたエピソードがとってもほっこりしました。こういうさりげない優しさ大好き。
中学時代の友達を文化祭に誘っていたミカちゃんとまこっちゃんに、一抹の寂しさを抱くみつみの気持ちも共感の嵐。仲良しな友達が、いつもと違う人に見えちゃう瞬間というか。嫉妬まではいかないけどジェラシーというか。
でもそんな気持ちも、ゆづちゃんの「わたしたちって出会って半年って感じしないよね」っていう言葉で軽く吹き飛ばしてくれます。なんとなくだけど高校で出会った友達って一生続くような気がします。この4人もきっとずっと仲良しなんだろうな。仲良しであってほしい。

まこっちゃんの中学時代の友達2人がゆづちゃんに話しかけられて引いちゃう姿を見て、かつての自分を思い出し、ゆづちゃんの良いところを少しテンパリながら熱弁するシーンがまた胸アツ。
それを見て嬉しそうなゆづちゃんがまた……！

出典：TVアニメ『スキップとローファー』公式（@skip_and_loafer）より

大好きな愛犬の絵を描いたゆづちゃんと、自分の書いた脚本で演劇をした兼近先輩のエピソードも印象的です。
頑張って描いたのに見た目だけに興味を持って声をかけてくる男子たちに辟易するゆづちゃん。
作品のことを褒めてほしいのにと口を尖らせるゆづちゃんでしたが、まこっちゃんが中学時代の友達に、いかにゆづちゃんが一生懸命この絵を描いたのか説明する姿を見て嬉しそうな表情。
兼近先輩も志摩くんの前ではいつも自信たっぷりだけど、公演後のお客さんたちの前ではどこか緊張した面持ち。観に来てくれた友人に脚本のことを褒められると照れくさそうに、顔を真っ赤にして、でも嬉しそうに満面の笑顔を浮かべる姿にグッときました。
あれだけいつもポジティブな兼近先輩だけど、やっぱり実際にお客さんの反応を貰うまでは不安なんだろうな。自分が一生懸命頑張って作った作品を褒められるって本当に嬉しいことです。見てるこっちまで幸せな気持ちになりました。

一方、つばめ西校文化祭のチラシを見て、3歳の息子を連れて遊びに来た志摩くんのお母さん。ちょっと目を離した隙にはぐれてしまった志摩くんの弟・慧理くんはお母さんが1年3組に行くと言っていたのを思い出して、1人で教室へ。
弟が1人で教室に来たことを迎井くんから聞いた志摩くんは、初めてその胸を内を明かしました。
お母さんが再婚して生まれた年の離れた弟・慧理くん。そんな彼とどう接すればいいのか分からなかったという志摩くんは、慧理くんが自分に興味ないのではと勝手に思っていたようです。
しかしみんなの前では元気いっぱい、礼儀正しい子だった慧理くんがいざ志摩くんを目の前にすると安心したのか大号泣。泣きながら志摩くんの足に縋りつく姿がもう可愛い……。
きっとずっとお兄ちゃんと仲良くしたかったんだろうな。でも家の中で居心地が悪そうなことをこどもながらに察知して、甘えられなかったんでしょうね。志摩くんが上げたペンギンのキーホルダーをちゃんとバッグにつけてるところから見ても。
怖々と慧理くんを抱き上げて「お母さん来るの待とうか」って戸惑いながらも声をかける志摩くん、あまりにも尊い。これを機に兄弟の、そして家族の仲が少しでも深まるといいですね。

さて毎週癒しだった「スキップとローファー」もついに来週で最終回。あまりにも寂しい。
何やら志摩くんにちょっかいをかけに文化祭へとやってきた梨々華と偶然にも出会ってしまった志摩くんのお母さん、そしてみつみ。
梨々華の襲来で波乱が巻き起こってしまうのか。ドキドキの最終回です。